こんにちは、半次郎です。
今日は最高気温が13℃と、3月中旬の気温だそうです。暖かいですね。春もそう、遠くなさそうです。
さて、イスラム過激派に捕らわれている人質の救出に向けて、日本政府は全力を上げて対応していることと思いますが、犯行グループの要求する身代金の支払い期限が近付いています。
2億ドル。
人命には代えられませんが、高いですね。
なぜ、これ程まで高額の身代金を要求するのでしょうか?
ひとつには人質不足になっていることが挙げられます。現地に取材に訪れるジャーナリストが激減しているみたいですから。生命の危険がある上、ニュースソースとしての価値が無くなったことがその理由です。
つまり、彼らイスラム過激派にとって、収入を得る機会が減っている訳です。
あれだけ沢山の原油産出国ですから、潤沢な資金力があるだろうに・・・と思いますが、さにあらず、実は油井が破壊され、さらに原油価格の下落も資金不足に追い討ちをかけているのだそうです。
他所の家の家計は分からないものですね。
裕福そうに見えて火の車だったり、貧しそうに見えて高額納税者だったり・・・。半次郎のように、無さそうで、実は・・・やっぱり無いというそのまんまの人など、様々です。
それはさておき、これらの話が今朝の読売新聞に出ていましたので、例によって、引用いたします。
以下、読売新聞記事の引用です。
『ドイツの情報機関「独連邦情報局」の報告書によると、イスラム国が掌握する油田の産油能力は推定で日量2万8000バレルとされ、米中央軍は、イスラム国の年間原油収入を10億ドル(約1200億円)と推計していた。
だが、米軍が率いる有志連合は、昨年9月以降、イスラム国が掌握する石油施設を相次いで空爆、昨年末にはシリア北部ハサカで四つの油井を破壊した。
昨年末以降、イスラム国支配地域からの石油輸送は、目に見えて減っている。イスラム国支配地から、トルコ南部レイハンル近郊のある村に転売されてくる石油は、多い時で1日10万リットルに上ったが、現在はほぼゼロという。密売に関わるシリア人、アブラシードさん(49)は、「去年の11月以降、石油を運ぶ仕事がほとんどなくなった」と語った。
独連邦情報局は、イスラム国の原油収入について「現在では年間数億ドル程度ではないか」との見方を示している。
国際原油価格の下落も、イスラム国の財政事情を悪化させているようだ。
トルコでは、4か月前に1リットル5リラ(約260円)だったガソリンは現在4リラ(約205円)。これに伴い、イスラム国からの密売原油も、同2・5リラから1・5リラにまで下落した。石油密売は多くの中間業者が介在するため、売価が低下すれば、商売が成り立たなくなる。
トルコ南部キリスの治安当局者は「イスラム国は収入減で戦闘員の給料支払いにも苦しんでいるようだ」と語った。』
引用はここまで。
戦闘員の給料にも事欠く有り様では、日本人の二人は「飛んで火に入る夏の虫」状態だったようですね。
今ならジャーナリストでなくても、捕らわれそうです。
それにしても卑劣な犯行ですね。武力では何も解決しないのです。
彼らの信じる神が疑われてしまいますよね。
「宗論は、どちらが負けても釈迦の恥」
落語は真実を教えてくれますね。
From 半次郎
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