こんにちは、半次郎です。
桜が咲いて春になったのに、テレビでは籠池氏の証人喚問の話題ばかりで、国会の周辺が灰色に見えてしょうがありませんね。
さて今日は、その話題を書くしかありません。
大阪府豊中市内の国有地が、学校法人「森友学園」に小学校の建設予定地として鑑定評価額を大幅に下回る価格で売却された問題で、衆参両院の予算委員会が昨日、籠池氏の証人喚問を行いました。
これに先立つ2月17日の衆院予算委員会で安倍首相が、「私や妻が(売却に)関係していたとなれば、首相も国会議員も辞める」と宣言していましたから、各局のニュースを興味津々で見させて頂きました。
結論として、疑惑が晴れたのではなく、余計に灰色が濃くなったという印象です。
籠池氏の証言している様子を見ると、正々堂々としていてとても嘘を吐いているようには見えませんでしたし、嘘を吐いているどころか、かなり正直に話しているといった好印象すら受けました。
中で奇異に思えたシーンがありましたが、自民党のある議員が、「昭恵首相夫人に訊いたところ、あなた(籠池氏)の証言と食い違いがある」と言っていたところです。
おかしいですよね。声高に言えば言うほど、どちらの発言が疑わしいのか、どちらが正しくてどちらの発言が嘘なのかがあぶり出しのように浮き上がって来ます。
もとより国会の場での証人喚問となれば、嘘を吐いたら偽証罪に問われる訳で、ただの立ち話とは全然、重みが違います。
どちらが嘘かは一目瞭然です。
食い違いがあると言うことはどちらかが「嘘を吐いている」と言うことであり、「嘘を吐く必要がある」のだと捉えることが出来ます。
それは誰か?
みんな、同じ印象を受けたのではないでしょうか。
しかも、この証人喚問を受けて昭恵夫人は自身のFacebookで、籠池氏の証言は嘘だと言っているようですが、国会の証人喚問とFacebookでの発言では、全く重みが違います。
因みに松井大阪府知事もTwitterで籠池氏の証言に反論していましたが、それも同様です。
それにしても、証人喚問で自民党の議員が追及すればするほど、安倍首相と昭恵夫人の疑惑が大きくなっていくという皮肉な結果になりました。
完全に自民党側の失敗です。
あの自民党の議員はこの先、要職に就けないのではないでしょうか。
他人事ですが、ちょっぴり心配になります。
半次郎
政府サイドがSNSで証言を否定する姿勢は、自ら国会の
権威を貶めていることに気付いているのか?がとても気になります。
きっとSNSでしか発信できないレベルの内容なのでしょうね。
本来、国会での証言を否定するのであれば、偽証罪で逮捕すべきことですからね。
おそらく今の自民党に、国会の権威を貶める行為であるという認識はないのでしょう。
安倍総理をなんとかして守りたいと忖度している状況は、ちょっと滑稽ですね。