カルハ染織研究室

染め紡ぎ織りの日々と田舎の暮らし
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手軽に楽しめる染め スオウ編

2018年02月25日 | ワークショップレポート

久しぶりの投稿となりました。

寒い日が続いていますが、煮込む系の染物にはぴったりです。

今日のワークショップの材料は…

紫タマネギの皮・みかんの皮・ニホンアカネ・スオウのチップの4種類です。

媒染はミョウバン液と手作りの鉄媒染液です。

それぞれ煮出し染液を取り染色スタートです。

短い時間なので同浴で煮出しながら染めました。


ミカンの皮からはとてもいい香り。
濃くは染まりませんでしたが、部屋中を爽やかな香りで包んでくれました。



こちらがミカンで染めた綿。



こちらは紫タマネギの皮の鉄媒染。
タマネギの皮はたった5gしかなかったのですが、深いオリーブ色が現れました。
やはり絹はしっかり染まりました。



スオウの染液は濃くとれてオレンジ色。
割り箸や糸で絞りの模様をつけました。



媒染液につけます。こちらはスオウの鉄媒染。深いパープルが現れました。



こちらはミョウバン媒染と無媒染を染め分けされたもの。糸を解くと花びらのようなグラデーションが現れました。
(お見せしたかったのですが写真撮り忘れ)



こちらも素敵な模様が出ました。



麻素材の服もしっかり染まりました。この赤はスオウのミョウバン媒染で得られた色です。染める前の布の素材や元々の色によって雰囲気が変わってきます。



茜は少量だったのですがほんのりピンク色になりました。皆さんうまく染め分けをされてとても鮮やかな作品が生まれました。



次回は化学染料で思い思いの色に染める予定です。

お楽しみに〜♫