作家 氷室 瑠璃 

ひまわり畑は脱原発の象徴 。
世界中の核廃絶を願い執筆活動中!
リアル瑠璃をツイートしています。

氷室瑠璃 ブログ小説 「戦禍の子」あらすじ(加筆修正)戦禍の子…それから

2013-09-20 22:39:22 | ブログ小説「戦禍の子」
「戦禍の子」


あらすじ
    
2010年、地上は増殖し続ける核の脅威に晒されていた。「原爆」が「原発」に姿を変えて地上に蔓延する世界だった。

あたし(戦禍の子)の望んだ未来は、商業至上主義のどこにも無かった。

1945年、史上初の原子爆弾がヒロシマに投下された日、あたしはこの世から消された。

その時僅か10歳、あたしの肉体は死んだのだ。

身体から離れたあたしの意識は、二つに分離してしまった。

片方は死を受け入れ魂の帰るべき場所へと地上を去ろうとした。もう片方は死を受け入れられずその現実の場から逃げ出してしまった。


 そして… あたしは不思議なセカイに迷い込んだ


そこでは、魂の記憶した過去、未来に繋がる世界のビジョンを垣間見た。「あたしの生まれ変わるはずの未来」を魂の世界で体験したのだ。

過去とは、未来とは…… 輪廻転生、因果応報、シンプルな絶対法則の中に生かされ、学び続ける魂の真実。

自分が誰で、どこから来て何処へ向かうのか?


私たちが生きる「日本」の向かった先は…


戦後65年余、核の脅威は私たちのかけがえの無い地球を、一瞬にして滅ぼしてしまうほどの数に膨れ上がった。

日々地球環境と人類を汚染し続けています。

そして、原発震災と呼ばれる未曾有の大災害を引き起こしてしまいました。

日本は敗戦後、憲法7条を高らかに掲げ、非核三原則を宣言しました。

しかし現実には、国策の庇護の下〔核の平和利用〕=〔原発開発〕国民の目を欺き続け、しらぬ間に商業原発は増殖し続けてきました。

2011年(現在は2013年)を生きている未来の私たちに、少女は警告してきました。


 「あたしたちの転生する未来に、原発は要らない!」


もう二度と戦争や核で、尊い命が奪われることの無い未来。人々が望んだ未来は、一人一人の命が尊ばれる当たり前の世界。

終戦後の日本はそんな世界を夢見たはずだ。平和な世界を思い描いたはずだ。

しかし…現実はそうはならなかった。第二フクシマ、そして第三の悲劇を孕んだまま突き進もうとしている…

この現実を変える力は私たちには無いのか? 私たちの未来は私たちの創造物だ。

「もう一度本当に望む未来を描き直そう」 あたしは呼びかけた。「未来の世界を愛で描こう。」数多の魂がその呼びかけに答えた。


あの日、一発の原子爆弾で突然消されてしまったあたしの未来を再び手に入れる。

フクシマの悲劇を我が事と受け止め、共に未来を築いてゆこう。

あたしたちは未来(2011年~を含む現在)に転生する事を決めたから。

平和な世界を願って止まないあまたの魂たちと再び出会うために…


パンドラの箱は開き地上に災いや悪が広がった。怖くて箱を閉じた…

勇気をもって箱を開けた!

その中に 最後に残ったものは希望……  あたしの中に見つけたものは、「希望」

人を信じ、明日を信じる希望… 


以上が【戦禍の子】のあらすじです。

今、改めて読み返しながら…

「パンドラの箱は開き…」が、何のことなのか今もってわかりません。

箱の中から出てきた物は、原子力か、人類が制御しきれない放射能と言う魔物なのか…他に意味があるのか?

 
 もう一つは、戦禍の子と同じ体験をした魂が、私たちの生きている未来へ生まれ変わる決意をした事です。

何故、今なのか… 本当に「核の脅威」が無くなって、平和になってから生まれ変わって来ないのか…

そこにはカルマの清算という命題がかかわっているようです。


 広島に投下された一発の原子力爆弾で、一瞬にして命を失った。肉体を失ったあまたの魂はどこへいったのか…

輪廻転生での強烈な体験は、カルマとして、次の人生に持ち越されると言う…

原爆のカルマは、そのまま原発のカルマとして再生された。同じ過ちを違う形で繰り返してしまう…

 日本と、原爆、原発のカルマ、人類と核のカルマ…

そんなものが、果たしてあるのか無いのか…


 戦禍の子は、3月11日の未明、再び夢枕に立ち、「瑠璃、ごめん…あたし行かなきゃ…ほおっておけない…」

その瞬間、突然息苦しさに襲われ、ゴボゴボと水の中で息ができずもがき苦しむ私… 

その背筋が寒くなるビジョンから逃れようと、恐怖に怯えながら必死で主人の手を握りしめて…。

目をつむる事もできず。じっと息を殺して夜明けを待ちました…

 戦禍の子は、フクシマへ魂のまま飛んでいったのだと思います。勇敢な魂たちの許へ…

過酷な体験に身を置き、カルマの清算の先陣を切る勇敢な魂たちの許へ…

「戦禍の子の新たな物語」は、私たちと共にあります。

過去の事は未来に繋がっていると思います。瑠璃




氷室瑠璃 ブログ小説 「戦禍の子」あらすじ(加筆修正)戦禍の子…それから

2013-09-20 21:27:17 | ブログ小説「戦禍の子」
「戦禍の子」


あらすじ
    
2010年、地上は増殖し続ける核の脅威に晒されていた。「原爆」が「原発」に姿を変えて地上に蔓延する世界だった。

あたし(戦禍の子)の望んだ未来は、商業至上主義のどこにも無かった。

1945年、史上初の原子爆弾がヒロシマに投下された日、あたしはこの世から消された。

その時僅か10歳、あたしの肉体は死んだのだ。

身体から離れたあたしの意識は、二つに分離してしまった。

片方は死を受け入れ魂の帰るべき場所へと地上を去ろうとした。もう片方は死を受け入れられずその現実の場から逃げ出してしまった。


 そして… あたしは不思議なセカイに迷い込んだ


そこでは、魂の記憶した過去、未来に繋がる世界のビジョンを垣間見た。「あたしの生まれ変わるはずの未来」を魂の世界で体験したのだ。

過去とは、未来とは…… 輪廻転生、因果応報、シンプルな絶対法則の中に生かされ、学び続ける魂の真実。

自分が誰で、どこから来て何処へ向かうのか?


私たちが生きる「日本」の向かった先は…


戦後65年余、核の脅威は私たちのかけがえの無い地球を、一瞬にして滅ぼしてしまうほどの数に膨れ上がった。

日々地球環境と人類を汚染し続けています。

そして、原発震災と呼ばれる未曾有の大災害を引き起こしてしまいました。

日本は敗戦後、憲法7条を高らかに掲げ、非核三原則を宣言しました。

しかし現実には、国策の庇護の下〔核の平和利用〕=〔原発開発〕国民の目を欺き続け、しらぬ間に商業原発は増殖し続けてきました。

2011年(現在は2013年)を生きている未来の私たちに、少女は警告してきました。


 「あたしたちの転生する未来に、原発は要らない!」


もう二度と戦争や核で、尊い命が奪われることの無い未来。人々が望んだ未来は、一人一人の命が尊ばれる当たり前の世界。

終戦後の日本はそんな世界を夢見たはずだ。平和な世界を思い描いたはずだ。

しかし…現実はそうはならなかった。第二フクシマ、そして第三の悲劇を孕んだまま突き進もうとしている…

この現実を変える力は私たちには無いのか? 私たちの未来は私たちの創造物だ。

「もう一度本当に望む未来を描き直そう」 あたしは呼びかけた。「未来の世界を愛で描こう。」数多の魂がその呼びかけに答えた。


あの日、一発の原子爆弾で突然消されてしまったあたしの未来を再び手に入れる。

フクシマの悲劇を我が事と受け止め、共に未来を築いてゆこう。

あたしたちは未来(2011年~を含む現在)に転生する事を決めたから。

平和な世界を願って止まないあまたの魂たちと再び出会うために…


パンドラの箱は開き地上に災いや悪が広がった。怖くて箱を閉じた…

勇気をもって箱を開けた!

その中に 最後に残ったものは希望……  あたしの中に見つけたものは、「希望」

人を信じ、明日を信じる希望… 


以上が【戦禍の子】のあらすじです。

今、改めて読み返しながら…

「パンドラの箱は開き…」が、何のことなのか今もってわかりません。

箱の中から出てきた物は、原子力か、人類が制御しきれない放射能と言う魔物なのか…他に意味があるのか?

 
 もう一つは、戦禍の子と同じ体験をした魂が、私たちの生きている未来へ生まれ変わる決意をした事です。

何故、今なのか… 本当に「核の脅威」が無くなって、平和になってから生まれ変わって来ないのか…

そこにはカルマの清算という命題がかかわっているようです。


 広島に投下された一発の原子力爆弾で、一瞬にして命を失った。肉体を失ったあまたの魂はどこへいったのか…

輪廻転生での強烈な体験は、カルマとして、次の人生に持ち越されると言う…

原爆のカルマは、そのまま原発のカルマとして再生された。同じ過ちを違う形で繰り返してしまう…

 日本と、原爆、原発のカルマ、人類と核のカルマ…

そんなものが、果たしてあるのか無いのか…


 戦禍の子は、3月11日の未明、再び夢枕に立ち、「瑠璃、ごめん…あたし行かなきゃ…ほおっておけない…」

その瞬間、突然息苦しさに襲われ、ゴボゴボと水の中で息ができずもがき苦しむ私… 

その背筋が寒くなるビジョンから逃れようと、恐怖に怯えながら必死で主人の手を握りしめて…。

目をつむる事もできず。じっと息を殺して夜明けを待ちました…

 戦禍の子は、フクシマへ魂のまま飛んでいったのだと思います。勇敢な魂たちの許へ…

過酷な体験に身を置き、カルマの清算の先陣を切る勇敢な魂たちの許へ…

「戦禍の子の新たな物語」は、私たちと共にあります。

過去の事は未来に繋がっていると思います。瑠璃