今朝の京丹後は予報通りというか、予想以上の土砂降りでした。 いわゆるドンガラガッシャーンの雷雨で、久しぶりに大雨洪水警報が出て、エリアメールが届くほどでした.
幸い、私たちの地域は雨はひどかったけれど、これといった被害もなく無事に過ごしています。
昨日はこの雨を見越して、本来3日に予定していた今季初めての人参の種まきを前倒しして行いました。
種を蒔く数日前に畝間の草を草刈り機で刈っておくと、畝の上に枯れた草のマルチができました。
そうしておいて播種当日の早朝、太陽熱消毒を施した畝から透明マルチをはがしました。
本来なら、畝を南北に通すことで畝全体に太陽熱をあてることができるのですが、大佳農産の畑は排水の関係で畝が東西に通っています。そのため、畝の北側はあまり日が当たらず十分に温度が上がらないので、どうしても畝の肩に草が残ってしまいます。
畝間の左側は南側なので、熱ですっかり草が枯れています。写真の奥の方、畝間の右側が緑になっているのがわかるでしょうか。
そちら側が影になっていて草が残ってしまうのです。でも、根っこが弱っているので、マルチをはいだすぐ後なら、わりとふわふわと引っこ抜くことができます。写真の手前側は、草を引いた後の様子です。
その草を放っておくと、ぐんぐん大きくなってしまうので、マルチをはいだ後の抜きやすい内に処理することが重要です。
このとき、マルチをはいで直ぐに播種しないように気を付けます。マルチをはいですぐだと、地面が熱すぎるからです。
本来なら前日ぐらいにマルチをはいでおくのが良いと思うのですが、天気予報との兼ね合いで今回は朝はいで夕方播種ということになりました。
雨の前日に播種日を移動したのは、雨の中で播種作業をすると土が練れてしまって発芽しにくくなるからなのですが、乾いた土にたたきつけるような雨でも土の表面が固まってしまうので発芽しにくくなってしまいます。
そこで、潅水装置を使ってやわらかく散水しておくことも重要です。
大佳農産では、発芽までの1週間、写真はないですけどスミサンスイという潅水チューブを使ってふわっとした水を朝夕1時間ほどかけるようにしています。
人参は発芽したらほとんど成功!と言われているぐらい発芽までが重要なので、これから1週間、土を乾かしすぎないよう注意深く水の管理をしていきたいと思います。