花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

五月花形歌舞伎 昼の部

2012年05月13日 | 歌舞伎
日曜日は、母の日です。
が・・今日は歌舞伎観劇後日比谷でハローキティちゃんの花束を買って実家に行ってきました。..だけで。
これといってなにも後にしていない母の日になっちゃったかな。っと

ここにきてようやくマイペース。でもまだ家に慣れてはいないというかんじですけどね。

今朝は、起きて慌てておにぎり作って新橋演舞場へ五月花形歌舞伎昼の部を見てきました。
5月に入ってから3階席チケットが販売されいたことから行くことを決めた歌舞伎です。
昼の部は
西郷と豚姫
新歌舞伎十八番の内 紅葉狩
女殺油地獄
という3本。
5月なのになんで紅葉??って歌舞伎も最近じゃ季節感なくなりすぎ!!って
演目の選択になんて??って思う五月花形歌舞伎。
爽やかな5月なのに・・
『西郷と豚姫』
これは切なさがじ~んと心にくる舞台だったのだけど・・
その切なさがちょっぴりかけていたかな・・って
豚姫である仲居のお玉さんである翫雀さん。なんだろうなあ・・人の良さみたいなものがちょと弱のかな。
心がすっごくあったかいいい人で誰からも好かれてる・・でも美人じゃないし、太ってる。
そんな彼女が・・これまた容姿はイマイチかっこよくないけど、人望のある西郷さんに恋をして・・
今回西郷さんは獅童。
西郷さん・・もはや自分は生きてる価値もない、仲居のお玉さん一緒に死んでくれ・・って
大好きな男性にしてあげられることそれは・・
って女心揺さぶるんですよね~でも、そんな西郷さん仲間から必要とされて・・
さっきまで一緒に死んでくれってなったお玉さんをおいて・・男は去っちゃうわけですよ。
お玉さんのけなげさ・・自分はなんだったの?って
たしかに・・そうなんだけどきっと前にみた富十郎と吉右衛門のお玉さんと西郷さんにやられちゃっているのかも。
男がさっていった後姿を目で追うお玉さん・・あの場面はじーんっとくるんですよね。

『紅葉狩』なんでなの?が先に来た。
竹本と常磐津、長唄といった三方掛合いが華やかな舞踊だけど・・もっ歌舞伎の舞台に季節感大事にしてほしいな。
って歌舞伎に季節を感じていたいのに・・って見る前に思った演目。
今回更科姫実(戸隠山の鬼女)を福助。維茂を獅童。維茂の従者が、種之助、隼人。そこを観て花形なんだねえ・・って。
山神に愛之助かあ・・ってなにかバランス的には、ちぐはく感をかってに感じながらこの舞台は、踊ってる方々のみた目の容姿の良さなのかなって。みた目いいけど・・引きこまれることなく終わっちゃいました。

で最後の『女殺油地獄』が一番よかったかな。
ただやはりというべきなのかもですが仁左衛門さんの『女殺油地獄』模写版に見えてしまったのも確か。
今までは、『女殺油地獄』といえば、仁左衛門だったけれど、これからは愛之助なのか?染五郎なのか?獅童がくるか?
って楽しみなガラスの青年役です。
仁左衛門さんに似ている愛之助。独自の世界でどんどん演じていってもらいたいな。と。


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