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嫉妬と欲望が渦巻く「麒麟がくる」第33話

2020-11-26 18:27:00 | 麒麟がくる


比叡山焼き討ちに至る経緯を描いた第33話。

なるほどねぇー。
きちんと繋がっている。
多少のご都合主義は目を瞑りましょう。
フィクションですし。

朝倉義景が、比叡山に匿われたことで
討ちきれなくなった信長。
信長の「なぜ匿うのか」との問いに
「金」と即答する光秀。
世知辛い世の中。腐った都。

戦局が硬直し苦しい中。
雪国越前の短所を突き、朝倉に和議を申し入れることにした光秀は、
朝倉義景から、叡山の覚恕のヤバさを見せつけられる。

コンプレックスの塊、欲の塊の覚恕の独白が印象的。小朝さん、凄すぎです。
怖ぇーよ!(東京03風)

一方
長引く戦にイライラの義昭。
駒ちゃんへのお土産の死んじゃったトンボと重ね合わせ、光秀を死なすのは惜しい…と。
駒ちゃんを使って義昭の光秀贔屓を印象付ける作戦か。
でも、このくだり。
義昭のキャラもブレてるし、かなり強引な展開。好きだったか、聞く?(笑)

そして、芳仁丸を売って欲しい少年の妹が
叡山の僧に買われたと聞いた駒ちゃんは、
叡山が黒い場所であることに気づく。

駒ちゃんが叡山の味方をしちゃうとこの先いろいろマズいものね。

摂津と覚恕の黒い繋がりの情報は岡村菊丸によって光秀から信長へ。

そんな中、尾張が危ないので京を捨て戻るという信長に「そんなことでは、帰蝶に笑われる」
と言って強引に引き留める光秀。
ここ、びっくりするくらい煽ってます。
自分の家族がいる京を守りたいから?
って聞きたくなる。
光秀にとっては、今や京が自分の領地だから必死ってことでしょうか。
光秀はやはり公方様の近衆で信長とは立場が異なるんだろうなぁー。

和睦の柱に公方様を立てようとする光秀と
帝を頼ることを思いつく信長。

覚恕の帝への激しい嫉妬心を直接聞いた光秀が提案しても良さげだけど、ここは信長。

もう義昭から信長の心が既に離れていること、信長にとっては帝がお天道様だということがわかるということでしょうか。

お天道様は全てご承知。
信長を助けることにする。
ここでもまた、東庵先生。
人脈恐るべし!


帝のお出ましで一旦は和睦が成立しますが、摂津と覚恕は武田信玄を使ってまた信長を追い込むつもりらしい。


一時的に平和が戻った京。
敵同士の松永久秀と筒井順慶が公方様の宴で鉢合わせ。
もちろん、信長の力を削ぎたい摂津の企み。
激怒した松永久秀は幕府を離れ、筒井順慶と戦うと叫んで退場。
いずれこうなることは私にだって想像がついたのに、光秀ともあろう人がまさかのノープランだったとは。

戦が終わったと笑う摂津に
古き悪しきものを壊して新しい都を作るといって睨みつける光秀。
完全にロックオン。鬼の形相。
かっこよすぎだぞ。

そして、信長は再度比叡山討伐に出陣。
戦に巻き込まれる民たち。
女子供も惨殺。
やはり鬼の所業だ。
光秀はこそっと逃してるけど。
だってヒーローなんだもん。ムフフ。

次回はさらに鬼の所業の模様。
メンタル大丈夫か、光秀!




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