わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

ユヘジン氏の持ち味を存分に堪能。「マルモイ」を観た。

2020-08-12 18:44:00 | 映画



コロナ禍の中、無事公開。
観て参りました。
ネタバレありますのでご判断ください。

久々のユン・ゲサン、
あら、渋くなっていいねいいね。
深く考えず、特に調べす。
辞書編纂の話と聞き、「舟を編む」的なものを想像していたのですが、さにあらず。

あ、そうだった…「あの時代」の話なんだっけか。
ちょっとアクセントが不自然な日本語で、居丈高に吠える軍人の姿を観て
ジワジワと「ミスターサンシャイン」鑑賞時の居心地の悪さが蘇る。

そう、あの時代のお話。
時代背景を復習したくて、
大東亜共栄圏や日韓併合について
ちょっとネット検索しましたが、お互いの呪いの言葉が溢れていて、目眩がするレベル。
こりゃダメだ。

というわけで、
まずは純粋に映画の感想を。
すりの前科がある飲んだくれのキム・パンソ。
ところ構わず唾は吐くし
子供の月謝は飲み代に使い込むし。
2人の子供の世話もしているのかいないのか…。
そんな見た目いい加減な男をユ・ヘジン氏が演じています。
ま、お手の物と言ったところ。
もちろん、ストーリーが進むうちに
彼が情に厚く、勘もよく。
子供への愛情にも溢れる人物であることが
わかってきます。

ひょんなことから辞書の編纂をしている協会で仕事をすることになり。

最初は反発し合うものの。
持ち前の情の厚さや親しみ安さから
皆に信用されるようになり、
カナダラを学び、
読める楽しさに目覚め。
彼にしか出来ない形で貢献し、
かかせない「同志」としての役割を果たすようになります。

それは子供たちに誇れる自分でありたいと思う父親のプライドからの頑張りなのか。

たくさんの血が流れ
時代も流れ
最終的には、彼の活躍のおかげで
戦後、辞書は無事に編纂され
陽の目をみることになりました。
結果、大義としては、めでたしめでたし。

方言を含めたハングルの表現の奥深さが垣間見られたことも収穫。

フィクションとはいってはいますが、
歴史的事実とリンクする部分多しかと。
母国語を話すことを禁じられ、
外国語を強要されるって
どんな気持ちなんだろうか。
きっと、どうあがいてもわからないような。
でも、想像することは諦めてはいけない気がするのでした。

コロナ禍にありながら
ますます、キナ臭い昨今の情勢の中ではありますが、

今の時代、
お互いの言語を前向きに学び、国際交流を楽しむ人々がたくさんいるのよ。
チャンネルつければ必ずどこかで異国ドラマやってるのよ。
これを幸せと言わず、なんと言おうか。
こんな世の中が続いて欲しいけど、大丈夫なのか…心配な今日この頃です。




Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 志を応援したいと思う | TOP | おじカワ? »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 映画