わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

地味だけどいいのよ。「補佐官」&「補佐官2」観ました。

2020-06-03 13:13:00 | 韓国ドラマ
 珍しく毎週欠かさず記事上げしている「麒麟」の感想を捨て置いて、ここ数日、鬼のようにハマっておりました、こちら。

私の嗜好をよく知る韓国エンタメに詳しい友人が、「あなたはこれ、気にいるはず」と勧めてくれました。

スーツをシャキッと身に纏った仕事ができるイ・ジョンジェ氏が活躍する話って、

そりゃ間違いなく大好物ですよっ!

というわけでNetflixで視聴しました。
早速感想を。
いつも以上に興奮しておりますので
ネタバレご容赦。
おまけに大変長くなっております。(笑)


実に硬派で堅実な社会派ポリティカルヒューマンドラマ。
題名通り「補佐官」のお話。
国会議員の首席補佐官チャン・テジュンをイ・ジョンジェ氏が演じています。


爽やかな笑顔のテジュナー

第1話冒頭、
インタビューに答えるテジュン。

全てを疑え

人より状況を信じろ

弱みを見せるな

常に考えて分析しろ

選択を後悔するな

理想を現実にしろ


それが補佐官としての信念だと。

野心家でクールな人なのか…。

観ていくとキャラクター設定はもっと複雑です。


警察大学を首席で卒業し、警察官としてエリート街道を突っ走っていた彼は、ある労働争議の渦中でおそらく自分の無力さを痛感したのでしょう。
政治を変えなければ、
弱者を守れないこと。
正義を貫けないこと。
公明正大な皆が安心して暮らせる世の中にならないこと。
を悟ります。

そして、政界の門を叩き、補佐官の道へ。
志高い先輩イ・ソンミン補佐官と理想の社会を目指して共に戦い、先輩ソンミンは、国会議員になり、テジュンは彼の首席補佐官に。

あくまでクリーンな政治を貫こうとするソンミンの政治手法では政治を変えることができる権力に近づけないことを悟ったテジュンは、ソンミンが正しいとわかっていながらも、彼と袂を分かち、大物議員(ソ・ヒソプ)の補佐官になって苦節4年。

というところから、物語は始まります。

この大物議員は与党の大派閥の長なんですが、まあ、品がない。くっちゃくっちゃ食べる。(笑)
演じるキム・ガプス先生、ずっーと食べてます。

チゲをがっつくソ長官。

彼の食事シーンは「欲」の象徴で。
「食欲」「金銭欲」「支配欲」まあ、とにかく欲まみれな人物。(「色欲」が描かれなかったのがせめてもの救い・笑)

この強欲ジジイ(オイオイ)をとりあえず法務省長官にするべく、テジュンは日々金まみれ欲まみれの派閥抗争に奔走させられています。
「とりあえず法務省長官になればー
何をやっても揉み消せるしー
誰も自分に歯向かえないよねー」みたいなノリで法務省長官になりたがっているとしか思えない、政治家の志なんてもう数十年前にう○ちにして出しちゃったんだろう、この強欲じいさんに、なんでテジュンが尽くすのか…。
そこまでするんかいっ!

もう、シーズン1はストレス溜まりまくりの展開で、何度リタイアを考えたことかっ!
それでも、我慢して見続けていくと、シーズン1 は最悪の状態で終了します。

もちろん、テジュンの行動には全て意味があるし、信念も全くブレていません。

それでも心配になるほど、辛い展開に嫌気がさしますが、だからこそ、続きを見ずには死ねない!!



というわけで怒涛のシーズン2に続くわけです。

チャン・テジュンが多くのものと引き換えに手に入れた「国会議員」の立場でどう信念を貫くのかが見どころ。

シーズン2を観ると何故あんなに救いがない
シーズン1 が必要だったのかを痛感する作り。
あの時があるから、今がある。
だからこそテジュンは、今、戦えるんだっ!
頑張れ!テジュンシ!
頑張れ!仲間たち!
叫ばずにはいられない、ハラハラドキドキのスピード展開。
気づけば、最終回はテレビの前で万歳三唱しておりました。(笑)
やられたらやり返しまくる、まるで半沢直樹だ!

シーズン1 の苦しみに耐えてこそのエクスタシー。
これぞ、連ドラの醍醐味ってやつだと納得出来るほど1.2の落差。
ご覧になる方は心してお楽しみください。

では、私的お気に入りキャラをご紹介。

もちろん、出来る男チャン・テジュン


画像はお借りしました

このスーツ姿がまあ、美しいのなんのって。💕💕目の保養、目の保養。
背中が綺麗なのよねー

思い起こせば
最初にイ・ジョンジェ氏に出会ったのは、かの有名な「砂時計」ではなく、「白夜」。あの時から全く劣化していない、驚きのクオリティーにびっくり。

むしろ、大人の落ち着きがあって脱がずとも(笑)大変セクシーです。

もちろん、見た目だけがいいわけではありません。
とにかく頭は抜群に切れるし、度胸もある。人に優しいし、礼儀正しいし、笑顔も可愛い。(それ、見た目)
とにかく、かっこいいのですよ。(もう、ベタ惚れ)

こんな素敵な男を放っておくわけもなく。
適度なラブラインもご用意。
相手はシン・ミナちゃん演じるカン・ソニョン。


画像はお借りしました


元アナウンサーの才女で今は国会議員。
このカン・ソニョン議員がまた、カッコいいのなんのって。
見た目が美しい上に、やることは男前。
頭は抜群に切れるし、人には優しい。
本当に素敵な女性。
テジュンとソニョンのカップルが信頼し合い、支え合う姿がもうもうただ眼福。
シン・ミナちゃん、大人になりました。
シーズン1の序盤では、こんな甘い朝があったりもして。微笑ましい。
かき氷をシェアする2人も、そっと手を繋ぐシーンも可愛くて大好き。
「現場」を描かずとも、2人の絆が充分に伝わってきます。


朝のコーヒーはテジュンシが入れてくれるの。

そして、彼らを支える補佐官の皆さんも素晴らしい活躍。
序盤、暗いストーリー展開の中、イム・ウォニさんの冷蔵庫ネタの明るさに救われたことだけ書いておきます。

他にもいいキャラがいっぱい。
中でも私的お気に入りキャラは

バイクに乗って来ないバイク便の彼
(彼の正体は観てのお楽しみ)
いい仕事してくれました!ありがとう


何でも知ってるソ長官の運転手のおっちゃん
(絶対あなたの地道な仕事ぶりに救われる日が来ると思ってました!)


シーズン2、一番の功労者
苦虫を噛み潰した顔の堅物検事チョ・ギョンチョル(チョン・マンシクシ)
あんたの検事魂に救われたよ!


敵役ながら天晴、ソ長官(キム・ガプス先生)
クズで下品で、どうしようもない強欲ジジイですが、本当はテジュンのことを大好きなんじゃないかと思わせる表情を時折見せるところがどうにも憎めず。
食事をいつも美味しそうに食べるところは評価に値。

そして、なんと最終回にしか出てこないこちら。ソン・ドンイルさん。
えー、なんでこんな端役で?と思ったら最後、思い切り笑わせて頂きました。
ありがとうございます。スッキリ



そんなわけで、
久々熱くなって書き殴りました。

とにかく、この先のテジュンとソニョンも気になるし、是非シーズン3をお願いしたいですが、どうでしょう
ちょっと地味かなぁー。

でも、最終話でソニョンが演説するシーン
感動的なんですよね。

ある人の言葉を引用するんですが、その言葉とは、テジュンとソニョンが出会ったテレビのインタビューでテジュンが語った言葉。

「他人の苦しみに慣れた暗くて冷たい現実

政治は冷たい現実の中にあるべきです

冷たい闇の中に入り光になるべきです

それが政治家の目的であり義務です。」


彼女はこの言葉を胸に国会議員として国民に尽くすことを誓うんです。


こんなシーンみちゃうと

やっぱりこの2人の未来が見たいなぁー。

いい政治家になりそう、そしてその過程を見てみたいと思ってしまうのでした。


さてさて

日本リメイクが叶うなら、
WOWOW社会派ドラマ枠で
チャン・テジュン役は長谷川博己君、一択で見てみたい。
シン・ゴジラ矢口蘭堂はすでに国会議員だったか。






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