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90年代の破壊力か、熊川哲也の魅力ゆえか。映画「F」

2022-04-30 20:11:00 | 映画
たまたま朝、WOWOWで放送していて、
つい、観たら止まらず最後まで観てしまいました。

こちら。

映画『F [エフ]』の感想・レビュー[55件] | Filmarks

映画『F [エフ]』の感想・レビュー[55件] | Filmarks

レビュー数:55件 / 平均スコア:★★★3.3点

 
なんかこのFilmarksの画像が物語る時の経過…。
1998年の作品。
何故今、WOWOWで放送なのかな。

とにかく。
今からほぼ四半世紀前の
羽田美智子、野村宏伸、RIKACOから阿部サダヲまで登場。みんな若い。

中でも圧巻だったのが
バレエダンサーの熊川哲也氏。
当時、25歳くらいなんでしょうか。
略歴を拝見するに(調べました!笑)
1998年に英国ロイヤルバレエ団を退団されているご様子なので、
ちょうど人生の節目での映画出演だったのかな…などと想像。
確かに当時マスコミへの露出度高かったかも。バレエについてほとんど知識ない私も知っている。

とにかくびっくりするほどDJが巧くて!(ラジオDJをするシーンがかなりあり、大変お上手。機会があれば、是非毎週聴きたい!)
演技は凄く巧いというわけではないのだけれど、妙に魅力的な存在感がある主人公を演じられています。

映画自体は
とてもシンプルなラブストーリー。
海外で活躍する一流バレエダンサーが怪我で一時帰国。
彼に想いを寄せるマネージメント会社の社長(戸田菜穂)と一緒のところ、アクシデントに見舞われて、
彼らを助けたカップルが
羽田美智子と野村宏伸。
という展開。

交際期間が長すぎて、家族のように身近になってしまい、結婚するタイミングを失っているこの2人。

偶然、初対面の
熊川哲也と羽田美智子は車内で2人きりになり。妙に会話が弾む。
お互いに素性を明かさないものの、お互いが気になったまま別れる2人。

その後、
熊川哲也は羽田美智子が車内でつけた彼のあだ名Fを名乗り、ラジオパーソナリティーとして3か月限定の活動を始め、
それを聴いたリスナー羽田美智子がラジオにハガキを書き。
なんだかんだいろいろあって。

ラジオの中で野村宏伸は羽田美智子にプロポーズをして、羽田美智子がOKし、熊川哲也くんは振られるのですが…。

この先は観ていただくか、
ネットの何処かを探して頂くか、
想像していただくとして。

私が面白いなぁーと思ったのは
90年代後半の空気の緩さとでもいいましょうか。

熊川哲也氏に想いを寄せる戸田菜穂は
彼にモーションをかけまくるのですが、
今ならば、それ、セクハラです!レベル。
いいお姉さんなのに、ちょべリバーなんて
言ったりしています。
バブル期ほどケバケバしくはないけれど、
なんか微妙にバブリーな感じが、生々しい。

会社からバレエチケットゲットのため
3回線占領してぴあ(おそらくね)に電話をかけまくるOLや。

巨大なパソコンモニターや
妙にぶ厚くて、持っているのが珍しがられるiモード対応前の携帯電話や。(当時の携帯普及率は32%)

リビングにラジカセ、
リスナーからの投書ハガキ(これは今もあるのか?)

日比谷野音は今も昔のまま。(昔から勝手に出入りは出来ないと思うけど、そこはドラマですから。)

SAABならキーロックしても金尺で解除出来るとか。(本当に?)

何だか、妙に半端なアナログ感が懐かしく観てしまいました。
この時代の映画観ると、大抵そうなんですけどね。

1990年代後半は、私が一番テレビも映画も観ていない空白の数年間。
テレビも映画もビデオもアンパンマンやドラえもんやピカチューに占領されていた時代。
きっとテレビで放送してる映画などはごく一部で、意外にお宝が眠っていたりするのかもしれない。。
レビュー3.3の映画でこれだけ楽しめたらと思うと、ちょっとワクワク。

昨日、もう新しい作品を探すのは諦めようなどといっておきながら。(笑)

ただ、何を指針に探したらいいかしらねー。

とにかく、近年のグレイヘアの熊川哲也氏もかっこよさげなので、ちょっと掘ってみようかと考えています。

この映画が気になった方、
WOWOWオンデマンドでご覧になれます。

後は、U-NEXT(ほんと、大抵の邦画は観られるかも。U-NEXT強しだわ。)








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