昨日、
チェジウ主演の「2度目の二十歳」を観ていたら
懐かしいシーンに出会いました。
チェジウ演じるハ・ノラが高校生だった時
その後出来ちゃった結婚することになるキム・ウチョルと出会うシーン。
海辺の松林のベンチに腰掛けひとり海を見つめるハ・ノラ。
夏祭りのステージでダンスを踊った時に怪我をした足が痛々しい。
そこへ傷薬を持ってやってきたウチョル。
ステージで踊るノラに一目惚れしたらしい。
インテリっぽいセリフを吐きながら
紳士的にノラの怪我の手当てをするウチョル。
「映画を見たんだ。内気な大学生が恋をする映画。ちょうどこんな場所で2人はダンスを踊るんだ、面白かった」
みたいなことをノラに話すウチョル。
「どんなダンス?」尋ねるノラ。
2人は夕日の中、ワルツを踊ります。
はい、みなさんお分りですね。
イ・ビョンホン、イ・ウンジュ主演
映画「バンジージャンプする」での名場面です。
ショスタコーヴィチのワルツ2が流れなかったのは
ちょっと残念ですが、オトナの事情でしょう。
そうか、彼らの青春はあの時代なんだなぁーと
感慨深く。
そして次の世代の作品の中でも生き続けるあの映画の素晴らしさを再認識したのでした。
(今日9/30は靴の紐結んでました。(笑))
そして、この回の「2度目の二十歳」にはもう一つ懐かしいものが登場。
ノラの高校の同級生でひょんなことから今は彼女と微妙な関係のチャ・ヒョンソク。
ハ・ノラはヒョンソクの初恋の人。
恋する高校生だった彼が作ったノラが好きな音楽をまとめたカセットテープは、未だに捨てられず彼の手元にあります。
(それだけハ・ノラが好きなのよね。)
そんな封印されていた思い出の品ですが
いろいろあっていよいよハ・ノラに届きます。
「テープ聞いたか?」尋ねるヒョンソク。
「再生する機器がないから」答えるノラ。
(そりゃそうだ。イマドキなかなかカセットテープレコーダーはない。)
おもむろにウォークマンちっくな再生機をリュックから取り出したヒョンソク。(凄い)
バス停のベンチに並んで座りながらイヤホンを
お互いの耳に片方ずつ装着。
スイッチオン。
流れた曲はさて何でしょう。(笑)
正解は
映画「建築学概論」の中で初恋を象徴する曲として使われた「記憶の習作」でした。
映画の中でもとっても印象的でとっても素敵な曲なんですが、このシチュエーションでこの使い方。素晴らしい!
この曲がどの程度当時ヒットしていたのか
私には知る由もありませんが、この曲を使うことで時代の流れの無情さと初恋の切なさがドーッと込み上げてくる巧い使い方だなぁーと感心ひとしきり。
ヒョンソクの気持ちが切ないんですよね…。
素敵。
作品の中に生きる作品の話。
もう少し続けます。
先日、「レオン」観ました。(今更です。(笑))
すっごいいい映画でした。
ジャンレノもいいんだけど、悪役のゲイリーオールドマンが凄かった!
(ついでに言うと「ドラキュラ」のゲイリーオールドマンも凄かった!今、ちょっとゲイリーオールドマン回顧祭中です。)
で、本題です。
作中、ジャンレノ演じるレオンが映画を観るシーン。
観ていた映画は何でしょう。(笑)
クイズではないのですが
何故かクイズ形式ですすめてます。
正解は「いつも上天気」
この映画、大好きなジーンケリー主演、彼の作品の中でもダンスシーンが私的には1位、2位を争える作品なのですが、DVD未発売の代物です。
以前別宅でトピにした記憶がうっすりありますが、ロマンチックコメディを合わせた友情ものでしみじみする感じの映画。
I Like Myself (Cinemascope Version) - Gene Kelly
レオンが観ていたのはジーンケリーがローラースケートで街中を歌い踊るシーンです。
レオンがすっごく楽しそうな表情で観ているのが印象的。
ギャングものやアクションものじゃなくて
ロマンチックコメディを楽しそうに観ている…それだけで彼の人物像がギュッと深まってグッと伝わってくるんですよねー。レオン…可愛い。
さらにもう一本
ロバート・デニーロ、アン・ハサウェイ主演
「マイインターン」観ました。
後半。
ロバート・デニーロ演じるベンとアン・ハサウェイ演じるジュールズがしんみりと人生について語り合うシーン。
「もうちょっといて。テレビでも見ていかない?」
ジュールズがホテルのスイートルームにベンを引き止めます。
見る気もないけどテレビをつけて
チャンネルをとめたら名画を放送中。
さて、その名画は何でしょう。
正解は「雨に歌えば」
広い虹色のセットの中で
脚立を挟んで彼女に愛を唄うジーンケリーが
超ロマンチックです。
このシーンを観ながら
涙ぐむベンがとってもチャーミングなのです。
ジュールズをはじめ、みんなが癒される理由がよくわかるんですよねー。
こうやって見て行くと
ドラマや映画の中にオマージュ的に作品をインサートすることはそのシチュエーションの空気を作ったり、キャラクターの性格や人柄を象徴したりするのにとっても効果的なんだなぁーと
改めて思うのでした。
面白い。
でもそんな風に一瞬で空気を作れたりする映画や音楽ってやっぱり限られた名作なんじゃないでしょうかねー。
これから著作権保護期間が満了したり、著作権が消失した映画、音楽、小説などなど、パブリックドメインと呼ばれるコンテンツが増えると
オトナの事情を乗り越えて
いろいろな作品にオマージュ的に容易に
名作の映画や音楽なんかが使われたりする機会も増えるんでしょうかね。
ちょっと楽しみです。
しかし、そう考えて思い出すのは
ノムノムノムノムでチャンイがゲラゲラ笑って観ていたクラークゲーブル主演「或る夜の出来事」
あれ、ロマンチックコメディですよね。
どーゆー性格設定なのか、超謎なんですけど。(笑)
ジウン監督に会ったら聞いてみたいです。
チェジウ主演の「2度目の二十歳」を観ていたら
懐かしいシーンに出会いました。
チェジウ演じるハ・ノラが高校生だった時
その後出来ちゃった結婚することになるキム・ウチョルと出会うシーン。
海辺の松林のベンチに腰掛けひとり海を見つめるハ・ノラ。
夏祭りのステージでダンスを踊った時に怪我をした足が痛々しい。
そこへ傷薬を持ってやってきたウチョル。
ステージで踊るノラに一目惚れしたらしい。
インテリっぽいセリフを吐きながら
紳士的にノラの怪我の手当てをするウチョル。
「映画を見たんだ。内気な大学生が恋をする映画。ちょうどこんな場所で2人はダンスを踊るんだ、面白かった」
みたいなことをノラに話すウチョル。
「どんなダンス?」尋ねるノラ。
2人は夕日の中、ワルツを踊ります。
はい、みなさんお分りですね。
イ・ビョンホン、イ・ウンジュ主演
映画「バンジージャンプする」での名場面です。
ショスタコーヴィチのワルツ2が流れなかったのは
ちょっと残念ですが、オトナの事情でしょう。
そうか、彼らの青春はあの時代なんだなぁーと
感慨深く。
そして次の世代の作品の中でも生き続けるあの映画の素晴らしさを再認識したのでした。
(今日9/30は靴の紐結んでました。(笑))
そして、この回の「2度目の二十歳」にはもう一つ懐かしいものが登場。
ノラの高校の同級生でひょんなことから今は彼女と微妙な関係のチャ・ヒョンソク。
ハ・ノラはヒョンソクの初恋の人。
恋する高校生だった彼が作ったノラが好きな音楽をまとめたカセットテープは、未だに捨てられず彼の手元にあります。
(それだけハ・ノラが好きなのよね。)
そんな封印されていた思い出の品ですが
いろいろあっていよいよハ・ノラに届きます。
「テープ聞いたか?」尋ねるヒョンソク。
「再生する機器がないから」答えるノラ。
(そりゃそうだ。イマドキなかなかカセットテープレコーダーはない。)
おもむろにウォークマンちっくな再生機をリュックから取り出したヒョンソク。(凄い)
バス停のベンチに並んで座りながらイヤホンを
お互いの耳に片方ずつ装着。
スイッチオン。
流れた曲はさて何でしょう。(笑)
正解は
映画「建築学概論」の中で初恋を象徴する曲として使われた「記憶の習作」でした。
映画の中でもとっても印象的でとっても素敵な曲なんですが、このシチュエーションでこの使い方。素晴らしい!
この曲がどの程度当時ヒットしていたのか
私には知る由もありませんが、この曲を使うことで時代の流れの無情さと初恋の切なさがドーッと込み上げてくる巧い使い方だなぁーと感心ひとしきり。
ヒョンソクの気持ちが切ないんですよね…。
素敵。
作品の中に生きる作品の話。
もう少し続けます。
先日、「レオン」観ました。(今更です。(笑))
すっごいいい映画でした。
ジャンレノもいいんだけど、悪役のゲイリーオールドマンが凄かった!
(ついでに言うと「ドラキュラ」のゲイリーオールドマンも凄かった!今、ちょっとゲイリーオールドマン回顧祭中です。)
で、本題です。
作中、ジャンレノ演じるレオンが映画を観るシーン。
観ていた映画は何でしょう。(笑)
クイズではないのですが
何故かクイズ形式ですすめてます。
正解は「いつも上天気」
この映画、大好きなジーンケリー主演、彼の作品の中でもダンスシーンが私的には1位、2位を争える作品なのですが、DVD未発売の代物です。
以前別宅でトピにした記憶がうっすりありますが、ロマンチックコメディを合わせた友情ものでしみじみする感じの映画。
I Like Myself (Cinemascope Version) - Gene Kelly
レオンが観ていたのはジーンケリーがローラースケートで街中を歌い踊るシーンです。
レオンがすっごく楽しそうな表情で観ているのが印象的。
ギャングものやアクションものじゃなくて
ロマンチックコメディを楽しそうに観ている…それだけで彼の人物像がギュッと深まってグッと伝わってくるんですよねー。レオン…可愛い。
さらにもう一本
ロバート・デニーロ、アン・ハサウェイ主演
「マイインターン」観ました。
後半。
ロバート・デニーロ演じるベンとアン・ハサウェイ演じるジュールズがしんみりと人生について語り合うシーン。
「もうちょっといて。テレビでも見ていかない?」
ジュールズがホテルのスイートルームにベンを引き止めます。
見る気もないけどテレビをつけて
チャンネルをとめたら名画を放送中。
さて、その名画は何でしょう。
正解は「雨に歌えば」
広い虹色のセットの中で
脚立を挟んで彼女に愛を唄うジーンケリーが
超ロマンチックです。
このシーンを観ながら
涙ぐむベンがとってもチャーミングなのです。
ジュールズをはじめ、みんなが癒される理由がよくわかるんですよねー。
こうやって見て行くと
ドラマや映画の中にオマージュ的に作品をインサートすることはそのシチュエーションの空気を作ったり、キャラクターの性格や人柄を象徴したりするのにとっても効果的なんだなぁーと
改めて思うのでした。
面白い。
でもそんな風に一瞬で空気を作れたりする映画や音楽ってやっぱり限られた名作なんじゃないでしょうかねー。
これから著作権保護期間が満了したり、著作権が消失した映画、音楽、小説などなど、パブリックドメインと呼ばれるコンテンツが増えると
オトナの事情を乗り越えて
いろいろな作品にオマージュ的に容易に
名作の映画や音楽なんかが使われたりする機会も増えるんでしょうかね。
ちょっと楽しみです。
しかし、そう考えて思い出すのは
ノムノムノムノムでチャンイがゲラゲラ笑って観ていたクラークゲーブル主演「或る夜の出来事」
あれ、ロマンチックコメディですよね。
どーゆー性格設定なのか、超謎なんですけど。(笑)
ジウン監督に会ったら聞いてみたいです。
と言えばこれは「冬ソナ」コピーでしょう
コメントありがとうございます。
そうなんですねー。
冬ソナは見た記憶はありますが
思い入れがないもので、全く気付きませんでした。
つまり、作品の中にあって気づくかどうかは
中にある作品への思い入れがあるかないかに
左右されるってことなんだとわかりました。
ご指摘ありがとうございました。
チェジウさんは苦手なのであまり期待して
いませんでしたが、こちらの作品
私にはとても面白かったです。