わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

読解問題の基本について・・「ラスト、コーション」復習

2008-02-13 17:56:45 | 雑感日記
実はかれこれ半年前から某学習塾で添削のアルバイトをしております。
担当は幼稚園から中学生までの国語と数学。
そう・・・。
句読点さえまともに打てない私が(爆)
ですます言い切りごちゃ混ぜの文章を書く私が(爆)
平気で体言止め乱発する私が(爆)
小学生に国語を教えております。
大丈夫。
解答集がちゃんとありますのでご安心下さい。

日々いろいろ勉強になります。

国語の基本的な読解問題。
答えはほぼ100%問題の中にあります。
それでも子供たちは「わからない・・」って持ってくる。
答えは言えないからヒントとか・・それでもわからなかったら誘導尋問。
何度も解答の周りと問題を声を出して読ませます。
問題は何を聞いているのか・・。
例えば。
まんじゅうを食べたのは誰ですか・・なんて問題から・・
登場人物はどんな気持ちだったのか・・それがわかる部分を~字で抜き出しなさい。
みたいなちょっと高度なものまで。
とにかく子供たちの進度によって教える内容は千差万別です。
でも、共通していることは
とにかく読ませること。
そして問題文に入っているキーワードを見つけること。
そのキーワードを手がかりに本文に戻ってもう一度読ませること。
そうするとよほど難解な問題でなければおのずと答えは見つかります。
これは、問題を解きなれるとある程度身につくテクニックのようです。
でも、音読の上手さと読み取りの能力に相関があるとも思えない・・。
子供はとても不思議です。

さて。本日こんな話をしたのは
映画「ラスト、コーション」を復習しながら
このことを思い出したからなのです。

初見の時、
イーとチアチーの心の流れがわからず、
彼らの表情からそれを感じ取ることに必死でした。
本当に愛していたのか・・騙していたのか・・
騙されていたのか・・騙されたふりをしていたのか・・
疑っていた・・信じていた・・・
ずっと映画を観ながらドキドキして。
最後まで確信はなかった・・。
初見の感想に書いたように・・・じゃないだろうか・・。
そこまで。

昨日、2回目観にいきました。
彼の映画以外で二回劇場に足を運んだのは初めてかもしれません。
それはトニーの映画だからではなく。
この映画だからだと思いました。
確かにトニーは素敵ですが。
もう一度観て確認したかった。
彼らの心のありかを。
そして。
国語の問題を解くように最初から丁寧に読み直す。ならぬ見直す。
問題文は何度も読み返しておりました。
原作を読み、解説を読み、他の人のレビューを拝見し。
何がキーワードなのか。
色・・・欲情・人生
戒・・・戒め・誓い
原作の短編小説などを読む限り・・この二つは必須です。
そして愛と欲情の関係性・・・

まずは出会いから考える。
ここで貴重な証言を入手しました。
何でもマージャンの手から検証するに。
先に誘ったのはイーだと。
わざと負けたのはすぐにわかったんだけどわざと負けて電話番号を書く隙を
作り出したなんて・・策士です。さすがイー先生。
まあ、彼の目線みた時点でそりゃね・・って感じはあるけど。
あの雨の中すれ違って傘に入れるシーンは何ともいえない情緒があって。
ついうっとりとしてしまいます。

そして。
二人は接近する。
何気なく仕立て屋に彼女の素性を確認するも
彼女のチャイナ服姿に速攻萌えな彼。
チアチーがまた上手いんだよね。
所作のすべてが彼を誘っている。
あからさまではなくそっと。
そっとイヤリングをはずす。
そっとカップに口紅を残す。
そっとタバコに目をやる。
そっとすねる。
押し付けることなく、わなを仕掛け
獲物が手を出すのをじっと待っている。
チアチーは命を賭けてこの大舞台の主役で大俳優イーを相手にすべてアドリブの演技をしているわけで。
この状況化、高揚しないほうがおかしい。
映画館のスクリーンの中にいるイングリッドバーグマンがピアニストとして恋に堕ちたように
チアチーはこの荒んだ戦時下から抜け出して
マイ夫人としてあの時代あの時を生きたいと思ったのかもしれない・・。
スクリーンを眺め涙する彼女を見ながら、
強姦されベッドに置き去りにされた彼女が微笑むのを見ながら
そんなことを考えました。
すべてが原作に準じているとは思わないのですが
原作の彼女はとても計算高い。
ずっと最高の演技をするべく計算しつくしているような女性。
彼女の演技は本当に素晴らしい。

そして一方。イー先生。
これが苦虫を噛み潰したまま。
表ではトロットのように早足で。(笑)
ねずみいやいやきつね?
とにかくいつも何かに怯える小動物っぽい。
家でも自分の影を残したくないかのように振舞う。
そんな彼がふと彼女に落とす視線が・・・・
たまらないわけです。
警戒しながらも獲物に忍び寄る小動物。
蛇とマングースか。
ガチンコの様相を呈するわけで。
食事シーンなんか絶妙で。
質問の仕方、答え方相手の尻尾を捕まえようと虎視眈々狙っている。
そして家まで送り・・・・入らない。
あの階段をゆっくり登ってくる期待感が絶妙なんだよね。
そして再会・・あのシーン。
そう・・彼は我慢していたのよね。
きっと。それをチアチーちゃんったらじらしちゃうから。
でも、あのシーンよく見ると勝ったのは彼女なんですよね。

彼は彼女のわなに掛かったマングースなのです。
ベルトで縛りながら蛇に巻かれてしまった彼・・・。

もう後戻りは出来ず、ひたすら逢瀬を重ねる・・重ねる・・重ねる。
このシーンなくしてこの映画はないだろう・・
それぐらい必然に満ち溢れた
「純中」「ジョーブラック」と同列一位の称号を授けたい。
「必然性のある美しいで賞」
この中でチアチーも彼も変わっていくというか・・・。

そうそう。
ここで今日の国語の読解問題のお話に繋がるんです。
答えは本文の中に隠されている。
そうなんです。
こうやって日々彼と身体を重ねるチアチーが
国民党のアジトでウーに訴えるシーン
あれはチアチーの本心だと。
あんなにあからさまに答えを言っているのに
あからさま過ぎて素通りしておりました。
「イーはそこにしか真実がないことを知っている。
自分が心と身体を許さないと彼も許さない。
どんなに身を守っても心の中に蛇のように忍び込んでくる。」
(あれ、いつのまにかマングースがにっ!

そうなんですよね。
あの行為を重ねる間に
お互いの心の隙間に少しずつお互いが浸食してくるのを
あの時点で感じていた・・。
そして自分の仮面の限界が近いことをチアチーは悟っていた。
つまり・・・彼女は愛し始めてしまうことを自覚していた。
・・ということになります。
あのシーン
イー先生の真実を追究する猜疑心に満ちたまなざしと
真実を手にした時の恍惚とした表情がとても的確に伝わってきて。
ひたすら感心してしまう。
チアチーがそうなっても無理はない・・・・。


そして。
彼女は宝石店で自分を見つめる彼の瞳にやはり愛を感じたんだと。
自分が心も身体も許していたという事実にその時やっと気づいたのかもしれない・・。
渇愛に溺れ誓いを破り戒めを受けるチアチー。

で、イー先生ですが。
イー先生はこれまでも女には困ってなかったと思うんです。
女にダイヤを贈ったことだって何度もあった。
彼女と他の女の決定的な違い・・・・
それは彼女が自分を逃がしたこと。
自分の命を顧みず。
その行為は彼を愛していたと判断するに充分だった。
愛されていたとわかって初めて身も心も許していたことに気づいたか・・。
彼女を心に忍び込ませてしまった己の愚かさを悔いたか・・・。
彼の最後の表情を理解するには原作では事が足りません。
原作の彼は絶対に泣かない。
じゃあ彼は何故泣いたのか・・。
これを考えた時に先日みた「姑獲鳥の夏」の中に出てきた仏教の話を思い出していました。
仏教では「愛」とは「執着」を産む「苦」だと説き悟りへの障碍物だと教えるそうです。
執着を伴う「愛」は単なる己の欲望充足のための愛だと。
そんなことを考えると
愛さなければ執着心も湧かず、苦も生まれないわけで。
イーは愛してしまった己を悔いていた・・というのはまんざら外れた発想でもない
気がしてきます。
仏教の国ですから。
彼にとっての戒めは彼女を手にかけることだったのでしょうか・・。
また誰も信じられない世界で生きながらえることだったのでしょうか・・・。


さて。こんなに長くなっちゃった
とにかく国語の問題と映画は似ていて
読解問題の答えが本文にあるのと同じように
答えは必ず映画の中にあって。
見直すと見えてなかったものも見えたりするもので。
ふつう、見えなくてもいいものも見えたりしそうだけど
この映画に関してはそれはないかな。

ただし、国語の答えは解答例であって
本当の答えは書いた人にしかわからない。
いや、書いた人でもわからない。
映画はもっとそうでしょう。
だから答えがないというのが答えかもしれませんね。

・・・ということです。
だから映画は楽しく見るのが一番です。

よくもまあ・・こんなに考えたと。
自分でも呆れるけど。
ここまで書きたいと思う映画に出会えたことは
ラッキーだなぁ~と思うのでした。





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参考書 (mimira)
2008-02-13 18:54:55
せんせー

アン・リー監督のロングインタです↓。
ここにも謎解く鍵ありかもよん
監督父はそれはそれは厳格だったそーな。
某雑誌でトニーはアン監督父の歩き方を真似たと。
バックナンバーにチアチーちゃんもいます。

<wowow シネマヴォイス>
http://www.wowow.co.jp/cv/


で、↓創作文読んでるの、読んでるけどね、、、
ほらなんせまだ本家ミンウにお会いしてないので(爆)レンタル発売になったらまた読みなおしますー

返信する
お久しぶりです。 (kazuko)
2008-02-13 20:00:20
haruさん。今晩は。

haruさんの、スピードについていけずに、おまけに風邪を引いて、具合が悪かったので、お久しぶりになりました。何とか復活です。

人間の心理とは?とても複雑で、でも、あっと驚くほど、簡単だったりするように思います。
(ミステリーの映画やドラマは必ず2度見ます。一度では見えないものが見えるからです。)

これだ!!と思っても、本当のところは誰にも解らない。だからこそ面白いと思うのです。

私は、この映画は見ていませんが、きっかけはなんにせよ、愛は存在するものと思います。たぶん、愛すると言うことは、ほんの一瞬のことなのかもしれません。(それに気づくか、気づかないかの違いもあるかもしれませんが…。)

私は、国語あんまり得意じゃなかったような気がします。どうしてかというと、答えがたくさんあるように思えるからです。回答としての答えは、ひとつかもしれませんが、私が感じる答えは、それとは別だったりします。 捉え方の違いと、きちんと読んでいないこともありますが、国語に答えはいらないような気がします。(テストとしてはこれではだめだと思いますが…。)

同じ文章でも、人によって感じ方が違うのではないかと思います。答えがひとつだと、空想力とか、想像力とか、そういうものを生み出すことができなくなってしまいそう、と思ってしまう、あまのじゃくな私です。

映画というのは、本当にいいものですね。いろんなことを語りたくなってしまいます。心の中に温かいものを感じることができるいいものだと思います。
返信する
細かい解説... (cheerfully)
2008-02-13 23:46:46
こんばんは♪

昼間、コメントありがとうございます♪

で、オススメの映画、昨日と今日で
見終わりました(笑)
次は何がいいのか教えてください

さて、本題♪

確かに「愛」の形、受け止め方はいろいろだと
思います

だって、イーもチアチーも両方とも
それぞれのやり方だったと思うし...。

そうそう、国民党でのチアチーの本音...
ずばりそのままを表現したのではないかな...

ココロまで入ってくるのは事実だし...

確かに映画の解説って人それぞれだし。

いろんな意見が出るって言うのはそれだけ
その映画がいい映画ってことかも

haruさんの細かい解説、読みやすかったです♪

あっ創作はまたまとめて読んでコメント入れますね♪
返信する
深夜にひっそりと (イレンカ)
2008-02-14 02:19:14
haruさん、はじめまして。
こんな時間に初コメです。
夜、映画を見てきました。
トニー・レオンは目で殺す 
ファンにはお馴染みのフレーズですが
あんな「暗渠」のような眼差しの
彼を見たのは初めてです。
でも、この「眼」
どこかで見覚えがあるような・・

それはワンが覗こうとしたもの・・
底の見えない真っ暗な井戸・・

・・易先生を見てミンチョルを
思い出すなんて、私だけでしょうか。

ここはひとつharuさんに
あなただけです。と言って頂ければ
眼も覚めるかと。
スー・ドンポを見て、この映画を
見たのがいけなかった。
本文に絡めずすみません。









返信する
凄い覚えてる! (sora)
2008-02-14 02:47:09
せんせー

これまた勇気あるカミングアウト!
haruさんの先生、納得よ
数学理科ではなく、国語ってところも!!
私の文章ってword使うと、片っ端から添削に引っかかるので酷いもんでしょ?カカカ・・・
「ラスト・コーション」一度見たきりですがかなり鮮明に覚えています!ガン見してたからね
マージャンの手にはそんな意味があったんだ~これ、わかった人凄い!!大勢いたおじ様たちにはそこまでわかったのかもしれないですね。羨ましい・・・
残った口紅は女性としてはとても印象的で・・・私は動揺の表れかと性的にはプラスの小道具かもしれませんね。
国民党のアジトでのチアチーの報告、「血が出るような行為」・・・そこに耳が行ってしまったどんだけだよ!!
で、「逃げて!」と言われて逃げるイー先生の素早さたまげました!!
いや、命が狙われるって事はあぁなんでしょう・・・意外すぎてちょっと笑っちゃった(トニーさん、ミヤネ~)
読解問題、苦手じゃないけど学年が上がるにつれテストでは時間が足りなかった。
映画もね・・・一度じゃわからないことが多い。テストじゃないから時間内でなくても満点じゃなくても良いとは思うんだけど・・・
作り手の熱意を知ってしまうともっと理解したいと欲が出てきます。
haruさんはじめ、映画通のみなさんに良い勉強させてもらっています。
これからも解答よろしくお願いします
返信する
はい!mimiraさん。(笑) (mimiraさんへ)
2008-02-15 11:58:46
mimiraさん、コメありがとうです~。
参考書ありがとうです~。
この参考書かなり優れもの。
『ラスト、コーション』だけでなく
『慟哭』の手引書としても使えそう。
2回見て、チアチーの「演じる」ことへの執着をとても強く感じたんですよ。
インタビュー読むとまんまと監督の思いにはまっている感じでしょうか。
彼の伝えたいことを感じるもよし。
わが道を行くもよし。
パズルのように謎解きのように楽しむもよし。
ばばぬきじゃなくて「じじぬき」のような楽しみ方も
いいかな~って思う。
最近、映画が趣味になってきたかもって時々思うんですよ。
映画観て原作読むと本当に上手に生かされていることに驚きました。
世界観を壊すことなく、細かいエピソードを殺すことなくパズルをはめるように上手く構成して
なお且つ監督の言いたいことを流し込んでいる。
そんな感じでした。
ただ、イー先生の最後の演出だけは原作と全く違うのでびっくり。
あれは監督の思いいれなんだろうな・・・。
返信する
良かったです (kazukoさんへ)
2008-02-15 12:59:01
kazukoさん、コメありがとうございます。
お具合いかがですか?
少しお元気になられたようでよかったです。
お大事に。
いいんですよ。こんな暇人のハイペースに付き合うのは大変ですので。
適宜ご自分のすきなところを読んでいただけるだけで充分です。
いつもありがとうございます。
さて。
そうですね。
人の心理ほど面白いものはない。
そう思ってからかれこれ30年。
専門的な学業を積んだこともありますが
結局のところわかったのは
机上の空論の現実でした。
そして未だにその答えを探している気がします。
答えがないとわかっているのに
知りたい、覗きたいと思う気持ちはとめどなく。
実生活で得られないものを空想の世界や映画の世界に求めているのかもしれません。
そうですね。
愛はあった・・私も思います。
自分の気持ちに気づくことが大変なのに人の気持ちに気づくのはとても大変です。
気づかないこと・・多いんでしょうね。

そして。
国語。
私・・先生向いてないと思うんですよ。
子供に教えながら解答例みて・・
「これ、おかしいよね。この答えでもいいよね」
とふと気づくとつぶやいていたり。
わかるまで教えすぎて異常に時間が掛かったり。
人がいないからと言われ気軽に引き受けて
実は後悔。ま、得ることも多いのですが。
暇だけど刺激的な毎日です。(笑)

返信する
そうそう。 (cheerfullyさんへ)
2008-02-15 13:04:51
cheerfullyさん、コメありがとうです。
いやぁ・・
cheerfullyちゃんがとても丹念に見ていた様子が感想から感じられて感動しておりました。
この映画観ると何だか無性に語りたくなる。(笑)
深層心理の奥のほうをえぐられるような映画だと思います。
トニーさんもすっかりニューカテゴリーに入ってましたし。
(うちだって作ってないのに・笑)
これからの落ち方が楽しみです。
そうそう・・インファナル2には出てないのよ。
ま、見ると映画全体が楽しくなるからお勧めですが。
気に入っていただけると思いますよ~。
男の世界。
返信する
あなただけ・・・・・ではないと(爆) (イレンカさんへ)
2008-02-15 13:15:26
イレンカさん、コメありがとうです。
初めまして。
これからもよろしければお付き合いくださいね。
さて。
そうですか。ご覧になって。
そうですよね~
タイプは違うんですけどびょんとトニーさん
目力という点で共通項があると思います。
特に。
捨てられた子犬のようなあの濡れた瞳は・・・後半のミンチョル
そしてあの暗渠な眼差しは初期の井戸の氷ミンチョルでしょうか・・・
危険です。危険です。
たぶん、今回トニー未見でこれを見て
「いいじゃん」と思ったびょんファンの多くは
「そこ」落ちだと思いますよ~。
ス・ドンポは「シクロ」の紐トニーとは全く違う力強さがある。色気は互角いやいやス・ドンポの方が上か・・。
でも、「シクロ」のトニーは美しく。
やっぱりトランアンユン監督は信じていい気がしています。
返信する
はいっ!soraさん(笑) (soraさんへ)
2008-02-15 13:25:26
soraさん、コメありがとうです~。
私もワードで文章打つと波線だらけ
一度引っかからない文章を心がけたら何だか呼吸が苦しくなりました。(爆)
こんなの読ませてすまないねぇ~。
で。
この映画深読みするといろいろ面白いらしく。
情報によると中国サイトではイーが二重スパイで
実はチアチーは仲間なんだけど彼女を逃がすと自分が捕まるから泣く泣く彼女を殺した・・
という説もあるようですよ。
私的にはそこはどうかな・・・と。
かえってあまりに理路整然としすぎていて
あいまいの良さがなくなってしまう気もしてね。
なかなか難しいです。
ほんにいろいろ映画を観たりすると勉強になります。
これも彼のおかげ彼の愛
ってことで。
そうそう。全然話は変わりますが
あの車飛び乗り場面は笑うよね・・
あの「生」への執着はどこから来るんだ。(爆)
2回目は不謹慎にも抑えきれず声を漏らして笑ってしまいました。
ゴメントニー
返信する
面白い記事でした~^^ (fu-rinnosuika)
2008-02-15 17:42:06
この映画は
見に行けていませんが・・・

あたしはharuさんほど映画も沢山は見ていないのだけれど
映画って
全てではないけれど、見るととても感動的で
暫くは放心状態になるくらいに
多大な影響を心に齎すものだよね。

そして
不思議なことに
何度も見るうちに
見えなかったところや、見逃していたところに目が行ったり
印象や見解が変わったりする。

だから
いいと思った映画は
何度も見るのがいいんだよね!^^


そういえばあたしも
勉強嫌いながら
国語の授業だけは得意で
とても好きでした。

でも
これって、あたしのやってきたテストでは
覚えさえすれば点数がとれると分かっていたので
そのまま授業で習ったことを復習して
テストには望んでましたが

当時とても腑に落ちない想いがありました。

たとえば
なにかの物語を習った後での問題でね
「このとき、彼は何を思ったのでしょう?」
などという質問があったりした。

でもって
その答えには模範解答があって

それについては
その前に授業で習い、先生が黒板に書いたものを
ノートに書いたとおりに書けば満点。
(でも満点は取ったことなかったよ^^;)

でも
書いていながらいつも思っていたのよね・・・

こんなのおかしい。

見る人が、読んだ人が感じたものが答えであって
しかも
本当の答えは
これを書いた原作者にしかわからないんじゃないか?
って^^

理屈っぽい学生だった(笑)

そんな話を
美術の先生にしたことがあって
そしたら
「それは面白い意見だわ!国語の先生に言いなさいよ」
と言われたっけ(笑)

そのときあたしは
「先生、そんな事言っても仕方ないじゃない
 だってそうして模範解答を決めなければ点数は付けれない
 だったらみんなテスト満点になっちゃうじゃない」
なんて答えたなぁ・・・

って
なんてアホな学生だったんでしょうね(笑)

とかいう昔のことを思い出した(笑)

返信する
1週間経っても (hirohiro)
2008-02-15 22:22:06
haruさん、こんばんは

ちょうど1週間前に見て、すごいインパクトでした。
バタバタしてた連休中も
何度もイーとチアチーのあんな顔、こんな顔が浮かんできて・・・ 二人ともすご~くよかった

haruさんが書いていること、そうそうってうなずきながら読みました。
くら~い感じだったイーが宝石店で見せた笑顔は
とっても柔らかくて、心のバリケードをはずしたって表情でしたよね。
ほんとに愛しちゃったんだなぁと感じさせる笑顔でした。それだけにチアチーの正体が分かった後の彼の怒り、決断、嘆き・・・ 
とにかくトニー、すご~い!!
はまりますねぇ

それと、私、麻雀は全く分からないので、
ゲームの進行がきっとストーリーと絡んでるはずだと思いながらも
それが見えなくて残念だったです

この映画、戦時下の設定で、だからこそ死と隣り合わせの究極の緊迫感が出たのだろうけど、
若い学生たちの抵抗はまるで歯車の一つみたいに
踏み潰されているという無力感、戦争の非情さも
見終わった後じわじわと迫ってきて・・・

いろんなことを語りたくなる映画ですよね。
DVD化されたら、またじっくり見てみようと思います。
この映画を紹介してもらって、ありがとうです。
返信する
だって... (cheerfully)
2008-02-16 10:17:25
こちらにも♪

創作の方へコメント入れましたが、
こっちのレス読みに来ました

アハハ...褒め過ぎです(笑)
ど真ん中の席できっちり見たので、
なんとかまとめただけですよ~

それに、その他に入れるのも
変ですし、かといってどうしようかな~と
思って、思い切ってカテゴリー化
しました

というか「目」が好みで
「目力」で嵌ったので←気が多い

オススメ作品、また見たら記事にしますね~
えっと、ちゃんと2も見ますね
返信する
長くてごめん。 (pink)
2008-02-17 15:51:57
haruさん

あなたがいなければ、きっと、トニーをこんな風に見なかったと思うよ。(爆)

電話番号チラ見する、イー先生のクッキーをパクッとやらかす口。
か、かわいい…(小声)
危ねぇ~~~

車の中で、触りまくっちゃ、ダメよ、あなた!
う~ん、危機一髪…
イー先生じゃなくて、私が。(爆)

じゅのさんちでも書いたけど、絶対ハマらないって思ってたら、グイグイ引っ張るね~、イー先生。

おかげで、グラグラしちゃったわよ。
ドンポ、見ておいてよかったわ。あはは…

それにしても、チアチーちゃん、かわいかった~
もろタイプだわ

で、感想。
今まで、女を抱くことは一方的な征服行為、排出行為にすぎなかったイーが、疑いながらも、マイ夫人と肌を重ねることで、身も心も許し合い、それが愛だと実感する。
チアチーも、プロのスパイじゃない。
イーをたらし込むためにバージン喪失したんだから、自分でも気がつかないうちに、彼にのめりこんでいったのかなと思ったりね。

マングースと蛇というより、二人とも蛇かも。
蛇の交わりは長いっていうしね。(爆)

絶対離れない濃厚シーンは、二人の気持ちを感じて、哀しいとさえ思ったわ。
不安と孤独を抱えた二人のさぐり合い、挑み合うSEXが、やがて、愛を奏で始めるんだよね~
この官能シーンは、必然で、かつ美しいわ…。

だいたい、あのハムの人が、チアチーの指導をやっていたなら、チアチーは、たぶんイーをここまで、愛さなかったかも。
今さらなキスじゃ、貪るようなイーのキスにかなわないよ。
女って、魔物よね。

戦闘シーンや銃撃シーンもないのに、戦時下の緊迫感が、リアルに伝わってきたわ。
これって、すごい演出だなと思った。
1回しか見てないから、もう少しゆるみがあってもよかったんじゃないかなって、物足りなさを感じたけど、隙のない作品に仕上がってるってことは、監督のすごさなんだろうね。

ラストの、イー先生の泣きそうな顔、よかったわ。
え?原作にはないの?

原作読んでみますね。

ここの彼の表情は、何を表しているんだろうね。
haruさんのいうこともしかり。
私は、初めて大切なモノを失った少年のような驚きととまどいを感じたわ。

でも、仕方ない…仕方ないじゃないか!みたいなね。
人間らしい彼の心の叫びかな。

さて、国語の話。
好きだし、得意でしたね。
でも、接続詞、よく間違えてましたよ。おいおい…

haruさん、読点、打とうよ…(爆)

学生時代、履歴書に「日本語堪能」って書いて、怒られたことがある。


>国語の問題と映画は似ていて…
そっか~。
気がつかなかったよ。
読解力、あんまり、自信あるとはいえないわ。

感じる能力じゃないかなと思うのね。
映画を見ても、答えは1つじゃないし、いっぱいいろんなことを感じた人が、楽しいわけだから。
私の場合、さしずめ、妄想力かな。(爆)

もちろん、国語の問題は、正解(解答例)ってのがあるけどね。
返信する
国語が得意な人は (fu-rinnosuikaさんへ)
2008-02-18 10:54:29
fu-rinnosuikaさん、コメありがとうです~。
つぶやきに反応してくれてありがとうです。
そうそう。
数年前見てどうかな思った映画でも
見直したら面白かったとか・・
最近そういうのよくあります。
好きな映画を何度も観ると違うことに気づいたり・・。
私は本当に彼にはまってから映画を観始めたと言っても過言じゃないので
楽しいことをいっぱいくれた彼には本当に感謝してます。(おのろけタイム
で。

国語の得意な子って
たぶん、折り合いつけるのが上手な子な気がします。
答えを聞いて「どうしてなの?」ってなかなか納得しない子は点数とるの大変そう。
「そっか」とあっさり受け入れられちゃう要領のいい子は進むのも早いですね。
そのどっちがいいのかは・・正直わからないんですけど。
テクニックを教えて短い時間で問題を解かせるのが目的ですから仕方ないんですけど、作品を味わうという点ではいろいろ欠けてしまうんだろうな~と思います。
国語に苦手意識が沸かないで、普段の生活でも本を読んでみようって気になってくれるよう教えてあげられるといいなぁ~と思いますが・・出来ているかどうかは別です。(爆)

suikaちゃんもいっぱい想像力を働かせていろんな答えが詰まってる面白いの書いてくださいませ。
手ぐすね引いて待ってます。
返信する
良かった良かった (hirohiroさんへ)
2008-02-18 11:08:17
hirohiroさん、コメありがとうです~。
この映画気に入っていただけたようで良かったです。
でも、本当に緊張感が途切れないいい映画ですよね~。
各場面にいろんなことが仕込まれていて。
音楽の歌詞の意味とかまで計算しつくされているところが憎かったりして。
DVDでも楽しめそうですね。
そうそう。戦争の切迫した感じもドンパチなくても充分に伝わってくる・・・本当に緊張したいい空気の詰まった映画だと思います。
トニーさんも素敵だし、上手いし。
そんなトニーさん、ジャパンプレミア来られなかったのに今月中旬志賀高原のスキー場でカツカレー食べてたらしいです。
何か・・・誰かを髣髴とさせますよね・・・(笑)

返信する
目ね。 (cheerfullyさんへ)
2008-02-18 11:27:54
cheerfullyさん、こちらにもありがとうです。
実は先日jさんとお話した際に「cheerfullyちゃんはラストコーションちゃんと観れたか」って心配してたの。
ほら、嫁入り前だから。
良かったです。楽しめて。
おばさんたち一安心なのでした。
そして。
そうね・・・赤星カテには入らないものね・・。
「目力」カテを作ったらどうかしら。(笑)
誰入れようか・・・
私が今イチオシなのは「鹿」かな(爆)
びょんが動き出す前に「インファナル・・」頑張ってね。
2も若いお兄ちゃんたちもいいし。
そうそう。2はフランシス・ンが最高よ!

返信する
なるほどなるほど (pinkさんへ)
2008-02-18 12:00:02
pinkさん、コメありがとうです。
肺活量ないんだけど・・なんか句読点少ないんだよね。(爆)
気をつけます。
いやはや、ここまでpinkさんがイーさんを絶賛してくれるとは思いもよらず。
大変嬉しい誤算。
ご紹介した甲斐がありました。
でも、この映画本当によく作ってあるなぁ~って
感心する。
本能と理性を上手く刺激してくるとてもバランスが取れている映画だと思いました。
イーさんのあの目は本能をくすぐられるよね。
チアチーも。
あの誘う目に誘われちゃったのね・・pinkさん。
小悪魔好きそうよね・・・・。(笑)
とにかく語りだすと切がない。
そうだ・・2046は観たんだっけ?
あのトニーさんはあなたお好きだと思いますけど。
是非。
おおっ、そうですか・・。
ま、国語と映画が似ているっていうのは
私の屁理屈ですから・・
でも、文章も映画も自分の想像力や感性を駆使して
楽しめるという点ではまんざら共通項がないこともないよね・・。
映画は作り手のものか受け手のものか・・とか
まあ、またいろいろあるので。
楽しめればよし、ということで。
で。日本語堪能って書いて怒られたの?(笑)
私、向上心があるって書いて先生にドン引きされた(笑)
これはシャレじゃなかったんだけど(爆・爆)
全くいくつになっても懲りないおバカです。
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