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映像の世紀プレミアム 第19集 「東京破壊と創造の150年」の渋沢栄一がカッコ良すぎた

2021-04-05 17:58:00 | 雑感日記

近代建築好き
大正昭和の風俗好きな私、大好物でございました。

とはいえ、激動の時代。
関東大震災や戦災によってもたらされた
悲惨な情景もたくさん映し出されており。
軽々しく「面白い」などとは言えない、重い重い代物。

でも、やはり、見ておかねばならない、
後世に語り継がなくてはいけないものがたくさん映っておりました。

大河推しゆえか、渋沢栄一に関する映像も多く、渋沢翁が映像の中で語る言葉は今の時代、妙に胸に響きます。

「各人その能力に依ってその本分を尽くす。この風習を日本に移すことに努力してみたい」

徳川慶喜に仕えていた渋沢栄一は、パリ万博の随行員としてパリに留学した折、ヨーロッパの資本主義経済を目の当たりにしてそう思い、

また、晩年には、
「商工百般の取引 合本興業の事柄は皆 信義を基礎とする契約に基づくものであります。仁義道徳と生産殖利とは、元来共に進むべきものであります。」
起業理念としてそう語っていました。

帰国後、500を超える企業の設立に関わりながらも、財閥とは異なるカタチで後世に名を残す渋沢栄一の言葉だからこそ、重みがあります。

80歳を過ぎてなお、関東大震災の際には民間からその復興を支えたとのこと。
いやぁー、大河がまた楽しみになりました。

もちろん、渋沢栄一だけでなく

動く映像で見る
建設中の東京駅
一丁倫敦
凌雲閣
モガが闊歩する銀座
今以上に混雑する国電

などなど。見どころたくさん。

そして関東大震災によって焼け野原になった東京。
そこからの逞しく力強い復興。
そしてまた、空襲による一面の焼け野原。

ふと思えば、
関東大震災から太平洋戦争終戦まで
わずか22年。短い。

この間に二度も壮絶なスクラップ&ビルドを体験した東京という都市とそこに暮らす人々の「凄さ」「逞しさ」がたくさん映っていました。

その復活のスピード感たるや、驚き。

もちろん、様々な制約があったり、社会構造自体、モノ自体が複雑になったりしているので、一概に昔は良かった、凄かったなどと賛美するわけではありませんが、

渋沢栄一にしろ、
後藤新平にしろ、
渋沢敬三にしろ(渋沢栄一のお孫さん、大蔵大臣の時、財閥解体に携わる)、

映像から見るだけでも
器の大きさが違うんだろうなぁーと
思いを馳せるのでした。

あの頃、道徳と経済を一緒に進むべきものとして考えた人たちが今の社会を見たらどんなふうに考えるんでしょうねぇー。

再放送は今のところないのかな?



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