ぐえぇ～～～っ！地球はぁ？「地球を守れ」を観る

やっと観ました。この映画。
ハギュ主演ということで大変期待しておりました。

いやっ、とにかく面白かったです。
何かね。
この映画すごく盛りだくさん。
SFだったり、サスペンスだったり、すごくナイーブなヒューマンドラマだったり・・。
うっかりすると散漫になってしまいそうなほど
いろいろな角度から物語が作られている印象を受けました。
でも、散漫にならずうまくミックスされてます。
それもこれもハギュの演技がいいからじゃないかな。

壊れてるのか、壊れていないのか
切れてるのか、切れていないのか
本当なのか、嘘なのか
まさに綱渡りしているかのような緊張感の中
微妙に演じている感じ。
微妙なんだけど、大胆なんだよなぁ～
本当に感心してしまいました。

以下ちょっとネタバレです。

この映画あまりに多角的すぎてどう書いていいものかすごくレビュー書きにくいんですが。
最初はただのイカれたあんちゃんの話っぽく始まるんだよね。
スニちゃんの存在もキャラを面白く描いてるし・・・
このキャラが後で妙に切なくなるなんてこの時点では感じられません。
アンメ○ツを拷問用具に使ったりして・・
完全にお笑いモードなんですが
だんだん拷問がエスカレートしてくるに従って
ただのイカれたあんちゃんではないということが臭ってきます。
この辺のハギュの演技が壊れてるのかいないのか・・・
観ていて「ぐぐぐぇ～・・・・どっちっ！」って感じで。
もう、拷問のレベルもすっごくなってくるし
「勘弁してくれ～」ってところで話が急展開していきます。
またまたサンドゥ親分がね。相変わらずちっちゃい

とにかくどうしてここまでする必要があったのか・・
彼の過去と母を今すぐ救いたいという現実が明らかになったりして
ただのおかしな兄ちゃんのエイリアン話でなかったことがわかるんだけど
これが・・・・エイリアン話なわけで。
でも、エイリアン話だったことでハギュはただの復讐鬼ではなく
「地球を守る」戦士になり得たわけで。
あの結末、笑っちゃいながら脱帽しましたね。
この映画作った人の頭の中はいったいどんななんでしょうか・・・
大変興味深いです。
でも、この映画ハギュの演技なくしては語れない。
あの壊れてるのかいないのかわからないんだけど
必死な感じが大切なんですよね。
たぶん。
うちのだんなは後半30分だけ見て釘付けになってました。
彼の感想「変な映画だけど面白いな」だそうです。
確かに。それは正しい