わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

このジョシュ君が一番好きかも「モーツァルトとクジラ」を観る。

2008-02-22 18:36:22 | 映画
「I come・・」画像大放出記念(爆)
・・・ということで。
ジョシュ・ハートネット君の「モーツァルトとクジラ」を観ました。
こちら関係各方面からもお勧めを頂いておりました。
なかなか機会がなくて。
今に至ります。

いつものように映画の詳細はコチラから「モーツァルトとクジラ」公式HP

そして早速感想です。
とても面白かったです。
ジョシュ君・・・今まで見た数作の中で私はこれが一番好きかも知れない。
気負うことなくとても自然にアスペルガー症候群の青年を演じています。
彼は彼なりにとても葛藤しているのですが
自分の障害と向き合おうとしていて
手に入る環境の中で最善を尽くそうと努力していて。
なかなか上手く行かないのですが
それでも悲壮感は感じないんですよね。

それは彼が発起人となった似た障害を抱えた人々のワークショップの存在が
大きいのかな。
コミュニケーションをとるのはみんな苦手なんだけれど
それぞれがそれぞれの方法で自己表現しようとしているというか・・・。
きっと日常生活で「一般的に普通」であることを強いられるのが、
とても大変なんだと思うんですよね。
そんな中そこにはそれぞれの「普通」があるって言おうか・・。
彼らを見ていると
「一般的に普通であること」って生きやすいけど、そんなに大切なことなのかな・・
と思えてくる。
そんな彼らがイザベルと出会って。
ジョシュ演じるドナルドとイザベルは惹かれあい恋に落ちるわけです。
彼らの恋は
とてもピュアで
可愛くて
繊細で
戸惑いながらも
お互いを思いやり
真っ直ぐで
ずるくない
計算のない
駆け引きのない恋

モーツァルトとクジラの着ぐるみで寄り添い歩く姿が微笑ましく。
大きいクジラジョシュ君が不安そうでとても小さくてもろくて・・
それを明るく包むイザベルが太陽のようで。
観ていて胸がキュっとする。

そんな二人の歯車が狂ったのは・・・
ドナルドが「一般的に普通である」ことに執着したとき。
イザベルは「あるがままの彼」が好きだったんだろうなぁ~。
職場の上司との付き合いや世間体を気にしだした彼に猛反発するイザベル。
でもやっぱり愛していてお互いが気になる。
「結婚」という社会的な役割に重圧を感じるイザベル。
愛するがゆえ一緒にいたい、結婚したいと思い始め、口にしてしまうドナルド。
プレッシャーに耐えかねて自殺未遂を図るイザベル。
会わないのが彼女のためだと彼女の主治医に言われ
必死に彼女を守るために電話を川に投げ捨ててまで我慢するドナルドがいたいけで。
「適当に」とか「いい加減」とか「ころあい」とか・・・
そういう曖昧な部分がないから痛い時はとても痛い。
ハッキリバッサリ
嫌なものは嫌、ダメなものはだめ。
ケンカしてそして離れて。
相手の大切さを思い知る。
必死に相手のことを思い、考え
素直に謝る。
そしてまた愛し合い・・人生を共に歩んでいくことにする。
何だかこの二人の作業がとてもシンプルで。
こねくられてない純粋さっていうのかな。
すっきり晴れ渡った青空みたいなんです。

周りでそっと見守る仲間たちも彼らなりの方法でとても温かく二人を包んでくれます。
「一般的に普通」の生活を手に入れていることで
多くの純粋な部分が失われているような・・・そんな感覚っていうのかな。

彼らは彼らを理解し、彼らの能力を生かせる環境に身をおいたら
「一般的に普通」であることなど意味がないくらい多くのものを手にしているんじゃないかな・・・・。
とか考え出すときりがなく。

日々の生活で型にはまりっぱなしの生活をしているせいか
彼らのあるがままの姿がちょっと羨ましくさえ思えました。

障害をもっていてもいなくても同じだ・・そんなことは言えない。
彼らと同じ経験をしたことがないから。
人はそれぞれ持っているものが違うし。
私が持っていないものを彼らが持っているような気がする。
そう感じたことだけ。

この映画
観ていて心がほっとするラブストーリーだと思いました。

ただ。
アスペルガー症候群・・・
聞いたことはあるけれども自閉症のひとつ?

それぐらいの認識しか持っていないまま、この映画を観たので、
観たままに彼らの置かれている立場や世間との関係を受け取るしかできなかったのですが。
現実はどうなんだろう・・・。

ちょっと読みました。こちらご参考までアスペルガー症候群を知っていますか


当事者にしかわかりにくい苦労や現状もあるのでしょうから
とても難しい問題だと思います。

特典映像にジョシュ君のインタビューがありました。
とても知的な受け答えをするイメージを受けました。
監督や映画について語っていたのですが
映画を選ぶ独自のポリシーがなんとなく伝わってくるようで。
気は合うんじゃないかな・・・私と?いえいえ。
もちろん彼とですよ。(笑)






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8 Comments

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ピュアな心。 (kazuko)
2008-02-22 20:27:07
haruさん。こんばんは。

私は、障害を持っている子供と接する機会が多くありますが、私も勉強不足で、どの子がどの障害を持っていてと、詳しくわかりません。でも、言える事は、学校に行っている時代(時間)は、きっと、どの人よりも幸せではないかということです。

養護学校というと、普通の学校に通うお母さんや、子供の皆さんなどは、どういったイメージがあるのでしょうか?私から見ると、本当に、学校に行くのが楽しくて仕方がなくて、どの子がどんな障害を持っていたとしても、差別や区別というものが一切ありません。みんな同じ生徒の一人として、みなさんから、先生や父兄などから、暖かい愛情をたくさんもらっているのだと思います。

それは、たとえば、歩くということ、ほかの人たちからすると、当たり前のことですが、歩くことが本当に大変な子供がいます。その子が一歩、歩くために、どのくらい努力して、一歩を歩くことができるのかわかりません。でも、子供はがんばります。みんなも応援します。そして、一歩歩けたとき、みんなで喜ぶのです。すべてがこのような感じで進みます。

子供はどの子も、本当は、みんなピュアなこころを持っていると思います。でも、今の子供は、私の目から見ると、大事なものを見つけることが出来ないように思います。(子供を取り巻くものが、昔と変わってしまったからかもしれません。)

障害などを持って生まれた子の親は、本当に大変な思いもしますが、子供から、たくさんの宝物をもらうことが出来るのだと思います。

ほかにも、たくさん大変なことがあります。でも、本当は、どの子も持っているであろう、純粋な心を、一番感じることができる場でも、あるような気がします。

私は、人に上も下もないと思っています。その人がどの国のどんな人であろうとも、みな同じだと思っています。

例え厳しい現実の中で生きている人も、もしかしたら、漠然と生きている人よりも、ずっと、幸せだったりするものだと思うからです。私は、こう考えています。
返信する
春一番って・・・ (sora)
2008-02-24 00:35:50
haruさん、こんばんわ!
凄い風でしたね~
haruさんお住まいの方で突風で怪我された方がいらっしゃるようで・・・皆様、ご無事でしょうか?
春一番って・・・優しいイメージのネーミング、実物と合ってません危ないったら、もう
ウリ地方は強い風に寒さも加わり午後からは雪が舞っていましたしゃぶいしゃぶい・・・
で、連日の映画ネタ・・・観てなくてね絡めない。
私は『L change the World』良かったよね~L可愛かった・・・
と今日も娘と二人、盛り上がっていました可愛いっしょ?
スマステでは吾郎ちゃんが映画のランキングを発表してました。
2位が『ラスト・コーション』で、1位は『潜水服は蝶の夢を見る』でした。
吾郎ちゃん絶賛でした
潜水服・・・私、海は深いから怖い人なのです
沈んでいくなんて・・・もっと怖い
全編泣けるのに悲壮感がない映画だそうで・・・生きる意味?
私、観た方が良さそうですね
ちと、挑戦してみます。
ところで、ジョシュ君インタの感じは花まるみたいですね?
私はビョンホンssiの感覚で他の俳優さんのンインタを見てがっかりすることが多いんですよね~
大したこと喋らないなぁ~って思ったり・・・彼の受け答えが全て壺に嵌っちゃい過ぎるんですけど
『I come with~』が完成した時ジョシュ君は共演した彼のことを何と言うでしょうか?
撮影中のエピソードなんか語ってもらいたいですよね~
ドンポの身体はどうだった・・・とか、あぁだった・・・とか
返信する
こんにちは (クレオ)
2008-02-24 14:00:00
haruさん、すごい風ですね~
昨日は春一番だったようです。

今日も洗濯物が飛んでいきそうです

ジョシュ君はLAではなく、自分の生まれ育った
ミネポタリアに住んでいるようなことが以前読んだ
雑誌に書いてありました。
そして、大金を積まれても自分の
やるべきではないオファーは断るとも・・・
若くして自分の意思をしっかり持った役者さんだと
感心してしまいました
そして、トニー・レオンのことも「すごく上手い役者」と
絶賛していましたよ

仕事の考え方が彼に似ているのかも・・・と
思ってしまったのでした
(あっ!これも個人的主観ですご気分を悪く
されたらごめんなさい
ジョシュ君の作品はまだ1本も見ていないので
これから少しずつ観てみようと思います。

ドンポもチャンイも早く観たいよぉ
返信する
きっとそういうことだと思います (kazukoさんへ)
2008-02-25 21:17:11
kazukoさん、コメありがとうです。
たぶん、この映画を観て漠然と感じたことはそういうことなんじゃないかな・・・kazukoさんのコメを読みながらそんなことを考えていました。
私は障害を持ったお子さんと接する機会がない環境で生活しています。
ニュースやドキュメンタリーやこのような映画で見聞きする範囲で想像することしか出来ないのですが、
いつも密度が濃いような印象を持ちます。
何が幸せか・・・それは人それぞれだし、答えは決まっていない・・・。
画面を通して零れ落ちる幸せをながめながら幸せはそこに確かにあると思います。
何だか上手く言えないんですが。
漠然と生きている自分でいいのかと自問自答。
彼のおかげで随分「漠然さ」薄くなりましたが。
返信する
ご心配ありがとう (soraさんへ)
2008-02-25 21:32:00
soraさん、コメありがとうです~。
そうなんです。すっごい風で。
監禁状態でした~。
「L」前の日にデスノート見て。
お菓子食べる「L」が可愛い。
「L change the World」
楽しめそうですよね。是非見てみます~。
で。スマステ見なかった。
そうですか。吾郎ちゃん絶賛でしたか?
私もかなづちですが
「潜水服・・」は良かったです。
是非。悲壮感ない。いい映画です。
で。
ジョシュ君は自分の映画人としてのスタンスをとってもきちんと考えてるイメージでした。
並んでインタビューとかに答えて欲しいなぁ~。
でも、あんまり一緒の撮影はなかったんですかね~。
楽しみ楽しみ。待ちどおしいです。
返信する
実に興味深い (クレオさんへ)
2008-02-25 21:54:55
クレオさん、コメありがとうです~。
おおっ!そうですか。
そんなインタビューがっ!
トニーさんとはどこで知り合ったのかな・・。
トニーさんの仕事はとても多岐にわたり(爆)
どういう観点で選んでいるのか不明なのですが。
どうでしょう・・・。
いつかそんな話も聞けると嬉しいですね。
ジョシュ君見ながら気長に。
きっとまだ半年はありますよね~。
首がキリン(笑)
返信する
早く観たい! (ブラウン)
2008-02-26 08:40:01
haruさん、おはようございます。

この映画 劇場で一回その後DVDでも観ました。
私はとても好きな作品です(お薦めしましたね^^

劇場の方が数段よく感じたのは音楽のお蔭かしら
見終わった後胸がいっぱいになり
サントラを探したり原作を読んだりしました。
原作は実話で重すぎて私は苦手でした^^;;

この映画を観て「普通」って何だろうと考えました。
どこまでが普通でどこからが普通でないの?
それは誰が決めるんでしょうね。
「普通」でないことを頭では理解していても気持ちとしての捉え方が違うイザベルとドナルド
共に生きていくのはとても大変でしょう
私の息子はアスペルガーですが 見ていて飽きません。
ワガママで純粋で素直で独創的です。
日々腹を抱えて笑いこむ場面が多々あり 
彼が私のところに来てくれて感謝してます。
今の私は彼無くしては考えられません。
違って当たり前なのに 受け入れるのは難しいです。
障害があるなしとか関係なく 誰にでも言えることかもしれません。

ここ数年映画やドラマを通してアスペルガーという言葉をよく聞くようになりました。
知ってもらう事はとても意味があります。
記事にしてくださった haruさん ありがとうです。

新作映画でジョシュ君と彼の共演を聞いて小躍りしたくなるほど楽しみでした。
そりゃ~気が合うでしょうね。
どんな事で盛り上がったんだろう・笑
公開が待ち遠しいです。
一緒に観に行きましょうね。(気が早いですね・苦笑
返信する
お勧めありがとうでした。 (ブラウンさんへ)
2008-02-26 18:38:49
ブラウンさん、コメありがとうです~。
これ、良かったです~。
私もギルバートオサリバンチックな(笑)
音楽に興味津々で漁ってみたところ、全然知らないアーティストだった。
あの音楽も良かったですよね~。

そうですね~。
私も感想書きながら悩みました。
「普通」という言葉の意味。
仕方なく「一般的な普通さ」と「普通」に書きわけてみましたが、ニュアンスが上手く表現できなくて。
映画で感じた感覚と感想に書いたものに隔たりを感じたりしています。
ブラウンさんの記事を読んでいると怪獣君にいっぱいいっぱいいろいろなものをもらっているんだなぁ~と
温かいものを感じます。
きっと心配やご苦労も多いのだと思いますが。
前向きに人生を楽しもうとする怪獣君の姿とそんな怪獣君を見守るブラウンさんはこの映画の人たちに共通する何かを持っていらっしゃる気がして・・・。
お会いできたことを大変嬉しく思っています。
そうなんですよね・・・。
誰にでも言えることなはずなのに・・・。
「別に・・」とか「めんど」とかしか言わない
宇宙人に
「人生、一度きりなんだからさ。面白いこと捜せよ」と発破をかける私は悶々としているのでした。
こちらこそ。
勉強になりました。ありがとうです。

そして。
ええ。ええ。踊ってます踊ってます
楽しみですね~~。
並んでインタビューになんか答えてくれる二人なんて・・・実にいい絵。
ゲラゲラ笑ってそうですね。いいです。
はい。是非是非ご一緒いたしましょう。
いや、「Dream come true 」ですから。




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