わくわく!バンジージャンプするっ!

好きなものや気になることについていろいろ語ってみようと思います。

「最愛」

2021-12-18 20:19:00 | 雑感日記
「MIU404」の時も思ったのですが、
佐藤結衣女史のコラムを拝読すると
自分で何かを書くまでもなく、もう
「とにかくこれを読んでくれっ!」
と叫びたくなります。

とにかくこれを読んでくれっ!


素敵な記事、ありがとうございます。
拝読。

今期ドラマ総括は別記事で語る(つもり)として、まずは、昨晩最終回を迎えた


についてだけ語りたい。

最高だった

面白いなどという言葉では簡単に語れない
出来栄えの作品でした。

オリジナル脚本でこの完成度のドラマって
やっぱりドラマのTBSでしょうか。

最終回まで犯人を確定できないようなストーリー展開。
しかも飽きさせず、ダレないってとっても難しい気がします。
(現に「真犯人フラグ」には飽きている私)
このドラマは無理矢理感なく、
この登場人物のキャラクターならありそう、あるかもしれない…と
視聴者が思いこむほどに、それぞれのキャラクター設定、人間関係の描き方が緻密。

しかも、時系列でなかったり、視点を変えたりして、ドラマ構成も違和感がない程度に工夫されている。
(現に「SUPER RICH 」の時系列いじりには違和感しかない私)

とにかく伏線の回収も見事でした。

登場人物それぞれの「愛」のかたち。
それは、人間愛だったり、家族愛だったり、友情だったり、自己愛だったり、偏愛だったり、時には信頼や使命や嫉妬、執着に形を変えたりしているわけなんだけれども、
このドラマは、どんな愛も実直に描いているように感じました。

性的暴行犯の父親があんなに執着しなければ、こんなことにはならなかったか…と思いながらも、あの人にはあの人の息子への愛があるのかと思えたり。

橘しおりは不遇だった自分への愛が梨央への嫉妬や執着に形を変えて、あのような形の最期になってしまったのかもと、
「人間の業」みたいな部分も感じられたりして、薄っぺらくない登場人物への愛情を感じた次第です。

そんな作品に命を吹き込まれた
俳優の皆さんも見事。

吉高由里子ちゃんはとにかく純粋で頑張り屋でみんなが全力で守りたいと思うキャラクターをしっかりと演じられていた印象。

またまた沼発生。(笑)
八郎沼、青ちゃん沼、に続き「大ちゃん沼」
それに相応しい魅力的な大ちゃんを演じられた松下洸平くん。
彼の演技はとてもリズミカルというか、音楽的な気がします。方言と相まって独特の緩さ、温かさが醸し出され、大ちゃんの人間性がとてもよく表現されていたように感じました。いつもより逞しい感じも新鮮だった。
当たり役だね。この先も期待したい。

そして、歩く人こと井浦新さん演じる加瀬さん。深みがあって、影があって、何だか何処か寂しげだけど、暗くなくて、温かくて、信頼に足る人物。

もう、もう、もう
探さないであげて。(by梓さん)

駄文は不要と言いつつ、
思いの丈が溢れてしまった…。
いいドラマでした。

製作陣の皆様、
お疲れ様でした。ありがとう。
また、次回作も期待しています!

と地球の片隅で叫んでおきます。







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