やり切れない

息子の同級生のお母さんが亡くなりました。
息子が小学校に入学した時、彼女には既に成人したお子さんがいらしたので、私よりはだいぶお姉さんではありましたが、まだ亡くなるには早過ぎる年齢です。

学校の役員を一緒にやらせて頂いたこともあります。

彼女がどんな人かといえば

誰にでも分け隔てなく優しく声をかけ、
困っている人を見ればすすんで手を差し伸べて、
ウンウンと頷きながらずっと話を聞いて寄り添って背中をさすり続けてあげるようなそんな人でした。

ネグレクトの子供には朝からおにぎりを届け、
様子を見に足繁く通い続けるそんな人でした。

PTA活動だけにとどまらず
自分の子供が成長した後も、地域の子供たちのために骨身を削って働き続けてくれた人でした。

忙しさにかまけ
地元の付き合いがすっかり疎遠になってしまった私ですが、昨晩はもう何年も連絡をとっていない友人や多くの方から彼女の訃報のご連絡を頂きました。

何だかもっと地元の付き合いにも目を向けなさいと彼女に引き戻された気がしています。

彼女と呼ぶには申し訳ないほど立派だけど優しい人。

何であんないい人がこんなに早く召されるのか。
神様はいるのか。
皆がそう思うような人です。

今夜お別れに行って来ます。

もうずっとお会いしていませんが、思い出せば出すほど驚くほど悲しくて仕方ありません。

彼女を忘れないこと。
彼女の意志を忘れないこと。
心に刻むようにここに書き残すことにしました。

ただただご冥福をお祈りするばかりです。