「えーっ、シンゴジラ観に行くの?」
友人に不思議がられましたが
長谷川博己がメインキャスト
竹野内豊、石原さとみ、ゴジラに野村萬斎さん
…って観るでしょ、やっぱり。
(但し『進撃の巨人実写版』はなしです)
というわけで旦那さんを誘って公開日最初の日曜日。
行ってまいりました。
シネコン場内ガラガラです。
東宝の威信をかけた作品。
これで大丈夫か…。
119分後。
そんな憂いは吹っ飛んでいました。
びっくりするほど面白かったですっ!
ネタバレはせずに先入観なく観た方が楽しめる作品なので多くは語りませんが。
拡大版「サマーウォーズ」とでもいいましょうか。
とにかく全てが総力戦です。
出ている俳優さん、メンバーも人数も半端ありません。あの人もあの人もあんなところに贅沢に登場。
ハセヒロ君は確かにメインキャストですが
決して派手でなく無駄でなくとっても美味しい使われ方で彼のいいところが生きている感じ。
ファンとしてはとてもとても嬉しい。
適材適所。
俳優さんも登場人物もみんなが自分の仕事をパーフェクトにこなすあたりが感動的なレベルです。
もちろん人だけでなく「組織」も。
現実的な厳しく黒く救いがない部分を見せつつ、
希望と可能性と救いを絶妙に配合した展開。
日本中いや世界中を巻き込むストーリーに
不思議と無理を感じないところは脚本と演出と監督が素晴らしいからでしょうか。
私は長谷川博己くんも野村萬斎さんも高橋一生君もご贔屓ですからそりゃあそれだけで十二分に楽しめる内容でしたが、それだけでなく。
初期のゴジラに込められた社会的なメッセージを
熱くなりすぎず何処かドライな目線できちんと反映させているあたりに見応えを感じ、
また
序盤続く会議シーンでのやり取り、自衛隊の役割などには現代社会に問われている多くの問題に対して「みんなどう思う?」と問われている気も。
とにかく見応えある特撮の中にいっぱいのメッセージがバランスよく仕込まれている感動できる作品でした。
おまけに自衛隊好き、鉄道好きな方などマニアには見逃せないであろう凝りっぷりも絶品。
リアリティ追求のためか
官邸シーンで官僚用語が多数炸裂しますので
ちびっこにはちょっと辛いかも。
でも私の隣に座ってた小学校高学年の少年は後半身を乗り出して見入ってました。
いつか序盤の政治的配慮もわかる日がくるよ、少年よ。
東宝、よく頑張ったっ!って感じ。
娯楽大作です。
おまけ
10年後矢口蘭堂が総理大臣になったら嬉しいなぁー!
こんな官僚(訂正:政治家)いますかねぇー。
ささやかに期待。
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