ある日のまあくん (60)
大変です
まあくんが2晩も帰ってきません
1晩目は又いつもの事だから~
と鍵を閉めて寝ました
2晩目
やっぱり帰って来ません
3日目の朝になってこれはただ事ではないと
探しに行こうとしている所に近所のおばちゃん
『倉庫のシャッター開けたらまあくんが飛び出してきて・・』って、
これはまあくんママが心配してるわ~!
と大慌てで伝えに来てくれました
『まあくん、まあく~ん』
『ニャ~ン、ニャ~ン、ニャ~~ン』
あ~、まあくんだ~
まあくんに又逢えたよ~
3日ぶりの再会です。
帰った直後のまあくんは
よほど怖い思いをしたのか
目はうつろ、放心状態で・・・
それでもやっと帰って来れた嬉しさに
ゴロンゴロンと気持ち良さそうに背中をゴリゴリ
暫らくして
家に帰った喜びをかみ締めるように
『ニャー、ニャー』と鳴きながら
自分の棲家を確認するかの如く歩き回り
最後坂道に倒れ込んでしまいました
どれくらいこうしていたでしょうか。。。
そんなまあくんを見ながら
まあくんが本当に目の前にいるんだ
まあくんと又一緒に暮らせるんだ
と言う気持ちが沸々湧いてきて
『もしもあのまま行方不明になってたら・・・』
と考えると身も凍る思いがしました
後で
近所のおばちゃん曰く
倉庫は普段はあまり空ける事が無く
その日はお米を入れた倉庫のシャッターを10cmくらい開けてあって
夕方閉めたそうなんです
でもいくらすばしっこいまあくんでも一瞬の出来事
さあ大変
と思って叫んでも誰も来てくれない
1日経ち2日経ち
それでもSOSの声は届かず
やっと解放された時には声も枯れ
体や顔は埃まみれ
倉庫内の抜け道を散々探したんだろうね。
怖くて悲しくて、どうする術も無くて
お腹も空いて喉も渇いて
本当に苦しかったね
まあくん
もうあの倉庫の探検はしちゃ駄目だよ
又こうして家族みんなで暮らせるからね。
『お家が一番て分かったよね』
ああミイラになってなくて良かったヽ(´▽`)/
*∴*∴*まあくんお帰りなさい*∴*∴*
しかも過失事件!
余り開けない倉庫に入って、
2日で出てこれたのだから、
まだ運が良かったのかも?
はい~、明らかに過失事件^^;
でももうこれでまあくんに逢えなくなるのでは・・・と思うとゾッとしました。
そうなんです、今思えばたった2日
ラッキーでしたよね♪