毎年お盆になるとお墓参りに行きます。
ウチのお寺は愛知県の端っこにあります。
目の前に大きな川が流れ、その川を渡ると
そこは…、”美濃の国”で~す…!
さて、ウチのお寺は古い禅宗のお寺です。
我が家はみんな、神社仏閣大好き、
日本の歴史マニア揃い(?)なのに、
誰もお寺の歴史はよくわかっていません。
自分ちのお寺だと、そんなモンですか~?
8月16日には施餓鬼供養が行われました。
初めてこのお寺のお施餓鬼に行った時、
私の実家のお寺のお施餓鬼とは
雰囲気が全然違うのに驚きました。
笹に七夕飾りのような短冊を付けた祭壇、
アフタヌーンティーに登場するような、段々に
なったお供え物を乗せる豪華な器…。
そして、たくさんのお坊さんが行列しながら
意味不明の呪文のようなお経を唱えている…。
「も~ら~、も~ら~」 どういう意味だろう…?
「これ、魔除けの呪文…?」と主人に聞いたら
「まぁ、そんな感じなんでしょう。」とのこと…。
災難を除ける呪文のようなものだそうです。
お経の途中にシンバルのような楽器の音が…。
「部活で音楽やってたモノにとっては、
お坊さんのシンバル、下手だな~と思うけど。」
「禅宗のお寺は、そういう鳴らし方なんだよ。」
今年もお施餓鬼、無事に終了しました。
お施餓鬼の後、この近くに新しくできた
豪華ホテルの探検(?)に出かけました。
”ホテルインディゴ 犬山有楽苑”です。
地元のホテルって、まず宿泊する機会は
ないです。でも、新しいホテルができた時は
ちょっと覗いてみたくなる気分…。
ホテルは外資系のラグジュアリーホテル…。
今年3月1日にオープンしたばかりです。
駐車場からホテルの建物まで歩くと、
周囲に美しい日本庭園が広がっていました。
「ここ、地元じゃないみたいね。
なんだか京都に来たみたいだわ~。」
「京都のお寺のような白砂の石庭…。
竹林も京都のような雰囲気だね。」
「外国人にしっかり、”日本的な雰囲気”を
アピールしているみたいな感じだね~。」
「この空間、非日常を感じさせる世界だよ。
地元にいながら、どこか知らない街に
旅をしたような気分になるね。」
天井の高いロビーは大きく取られた窓が…。
庭園の向こうには、お城が眺められます。
パッと広がるこの風景、感動がありました。
中央のソファに座って、お庭を眺めると
ゴージャスな気分(?)に浸れました。
「たまには地元でこんな息抜きもいいね。」
「今度はランチにでも出かけようかな。」
建物に入って、ロビーを見学しただけで
旅した気分になったホテル見学でした。
ところで、主人の話によると…、主人の祖先は、
戦国時代、美濃国、鵜沼城主だったとか…。
鵜沼城は、信長に攻められました。城主は、
力の差を感じて、信長の軍門に下りました。
降参して、鵜沼城を明け渡したとのことです。
主人の祖先は、晩年、武士をリタイアして
お坊さんになったと伝えられています。
そして坊さんになった時、自分の刀を
神社に奉納したという言い伝えがあります。
(あくまで伝承だとか…。)
その神社は、各務原市の村國真清田神社。
そのうち一度、参拝してみたいです。