新型コロナウイルス感染後の後遺症…。
味覚障害、嗅覚障害が残った方の治療で、
医学的な処置の他、ちょっと変わった療法で
回復に向かっている人がいると聞きました。
それは、例えばラベンダーの香り…。
”実際の香り”と”ラベンダーの映像”と
両方を体験してもらって、香りと映像を
結びつけて定着させるという療法です。
この方法で味覚障害、嗅覚障害は
かなり改善されているそうです。
それを聞いて思い出したことがあります。
歴史の勉強で”年号の覚え方のコツ”を
聞いたことです。
例えば、鎌倉幕府の成立は、1192年。
普通は、い(1)・い(1)・く(9)
・に(2)作る鎌倉幕府と、無理やり
こじつけて覚えるのですが…。
それに”あること”をプラスすると、
記憶が長持ちするというのです。
少なくとも、大学受験の時期までは
キープできる…!…と聞きました。
その”あること”とは…?
それは、”関連する映像”を何かイメージし
一緒に覚えておくことだそうです。
”鎌倉幕府の成立”を覚えるなら、
源頼朝の肖像画を心の中に思い描き、
数字と一緒に心の中に焼き付ける。
はっきり”イメージする”ことができるか
…が大きなポイントとなるそうです。
ホントに効果あるのか半信半疑でした。
実際、この方法をやってみたところ、
ある一定の効果があった記憶があります。
その記憶、いつまでキープできている…?
一番うまくイメージできて、
今でも年号を覚えているのは…!
京都、宇治にある平等院鳳凰堂が
完成した年、1052年という年号でした。
年号と一緒に京都宇治の平等院鳳凰堂の
優美な景色を心の中に思い描きます。
そこで、遠くからぼ~んと聞こえる鐘の音…、
おおらかな表情の阿弥陀如来像…、
周辺ののどかな風景も一緒にイメージ…。
鮮明に思い描がくことができました。
”1052年”という数字と結びつけました。
イメージがうまくできたので、この記憶、
不思議なことに今でもキープできています。
宇治の平等院完成、1052年…。
でもそれって、大学受験が終わっちゃったら、
あまり役に立っていないかもね。
源頼朝の肖像画と結びつけて覚えた
鎌倉幕府の成立の年号も、今では
1192年ではなく、1185年とする説が
有力になってきました。
そして、年号と一緒にイメージした源頼朝の
肖像画も今では、「どうも頼朝像ではなく、
もう少し後の時代、別人の肖像画らしい…。」
今では別人説のほうが有力のようですね。
これ、子供向けの「やばい日本史」からです。
頼朝、最近ではNHK大河ドラマに登場し、
浮気が妻にばれて、大事件になった時の
映像が焼き付いちゃったようですが…。
今考えると、年号を覚えることって、
歴史を理解する上において、
そんなに重要なことだったのかなぁ~?
…と思います。
でも、歴史の年号が覚えられない…!
困った…、という方は、ぜひこの方法
チャレンジしてみて下さい。