93歳で関ヶ原の戦いに参戦した戦国武将、
大嶋雲八の菩提寺、岐阜県関市、大雲寺の
隣には、岐阜県で一番予約困難な店(?)
せいろ蒸しで知られる”魚末”があります。
現在、大人気の”せいろ蒸しコース”
予約してから、お店でいただくまで
”4年待ち”だと言われています。
大雲寺お参りの後、夏の期間限定ランチや
仕出し弁当はいただいたことがありますが、
今回は、話題の”せいろ蒸し”コースです。
実際に味わって、”4年待ち”の人気の
秘密に迫ってみたいと思います…!
2階の座敷には”せいろ蒸し”専用の
テーブルが置かれていました。
まず、ゆばとマグロのお刺身が運ばれました。
ここでお店スタッフさんの説明があります。
「これは素材そのものを味わうコースです。
せいろを置いて、タイマーを6分にします。
お料理を6分間、次々蒸していきます。」
蒸しあがったお料理は、まず素材本来の
味をお楽しみ下さい、その後、お好みで
2種類のたれでお召し上がりください。」
テーブルを囲み、せいろに入れた
エビや貝など海の幸、お肉やキノコ、
地元産の野菜のいろいろ、創作料理(?)
など、順番に蒸していきます。
お料理の入ったせいろは全部で11段…。
最初は、ヨモギ麩とえのきだけです。
麩のやわらかな食感とヨモギの香り…。
本来のおいしさが引き出される感じです。
次に手長エビ。見た目も豪華です。
トマトを一日出し汁に漬けておいたもの、
とろとろです。スプーンでいただきました。
ローストビーフとチーズのお料理、
はまぐりは、出汁になどつけなくても
ほのかな塩味…。こんなにおいしい…。
素材本来の味を味わうって、
これなのですね~。渋皮栗や
しいたけのまるごと蒸しなど続きます。
米粉のお団子をゆばで巻いたもの、
百合根のお団子の中には
ほぐした塩鮭が入っていました。
とろろ芋を海苔巻きにしたもの、
珍しいお料理が次々登場します。
ぬれせんべいのトウモロコシ挟み、
マイタケと百合根のスープ煮など、
創作料理の数々も…。
そして、もやしの上に飛騨牛の薄切り肉…。
これは自分の家でも作れそうな感じです。
家では飛騨牛が豚小間になりそうですが…。
茶わん蒸しも、さすがプロの味です。
ボリューム感があって、一味変わっている…。
聞いてみたら、チーズが入っているそうです。
最後は見た目も美しい季節の盛り合わせ。
ゆず味の和菓子も添えられていました。
秋の季節を感じさせられる一品でした。
お料理はほんの一口ずつですが、
コース全部いただくと満腹でした。
最後の味ご飯とデザートのフルーツは
ラップで包んで、家に持ち帰りました。
本当に大満足です。大人気の秘密が
よ~くわかりました。
さて、もちろんお隣の大雲寺によって、
93歳で関ヶ原の戦いに参戦した戦国武将、
大嶋雲八のお墓に参りました。
雲八さんを偲び、雲八さんの冥福を祈り、
雲八さんにあやかって、”武運長久”
…じゃないわ、”健康長寿””生涯現役”を
お願いしました。
大雲寺の副住職さんの話によると、
最近、雲八さんを研究するグループの
大雲寺訪問が、あい次いでいるようです。
ご長寿戦国武将、大嶋雲八さん、
大いに盛り上がって欲しいですね。