愛知県犬山市、城下町ゾーンを散策すると
随分たくさんの古い日本建築を見かけます。
江戸末期のもの、明治時代、大正時代のもの
捜してみると、本当にたくさん残っています。
現在でも使われているような感じの建物…。
整備され、観光用に公開されている建物…。
リノベーションしてお店になっている建物…。
本当にいろいろな古民家があって、建物
watching&街歩きが楽しいです…!
そんな犬山城下町の中で、今日は
城下町の古民家をリノベーションした
芋カフェ”えん”をご紹介しましょう。
このお店が、犬山城下町の街並みの中に
誕生したのは2021年…。ごく最近です。
お芋のスイーツの専門店として人気です。
表側はまぁ、普通のカフェの感じですが、
中に入ると城下町の古民家の雰囲気が…。
さて、人気の”焼き芋のパフェ”を注文します。
注文したら、奥の中庭の見えるお座敷へ。
10分ほど待っていたら、”焼き芋のパフェ”
出来上がりました。受け取りに行きます。
おおっ~、豪華に盛り付けられています。
焼き芋のきんとん(?)にカスタードソース、
焼き芋クッキー、焼き芋チップス、干し芋、
中には紅茶のゼリーも登場しました。
甘過ぎず、冷た過ぎず、大人向けの味…。
見た目も華やかで、食べ応え充分でした。
”焼き芋パフェ”、これはオススメです…!
お座敷席、イス席の他、お庭に出ると、
一番奥にテラス席も用意されていました。
今の季節、外はちょっと寒い感じですが、
城下町の空気を感じることができるかも…。
次は、明治時代に建てられた堀部家住宅へ。
堀部家は、犬山城主に仕えた武士の家です。
この家屋は、明治16年に建てられた建物で、
犬山の武家屋敷の様式を伝えるものです。
国の登録文化財に指定されていました。
”提灯工房”の提灯が下がっています。
この建物が提灯工房になっていて、
予約制で手作り体験もできるようです。。
まず主屋の建物内部に上がって
見学しました。入場無料でした。
広いお座敷はギャラリーとしても使われ、
アート作品が展示されていました。時々
イベントが開催されることもあるそうです。
レトロな明かりの灯る電話室がありました。
明治時代のものなのでしょうか…?
ガラス戸に金色で”電話室”と書かれています。
中を覗いてみおたら、黒い昔風の電話器が
置かれていました。今でも使えるのかな…?
主屋の奥には庭を囲むように、離れ座敷、
土蔵、作業小屋が配置されていました。
この歴史ある建物の中に、提灯工房&
カフェ”みな蔵”がOPENしています。
庭のあたりのテーブルがカフェスペースです。
広いお庭を眺めながら、香り高い珈琲を
いただきました。紅葉がまだ少し残って
秋から冬へ、季節の移ろいを感じます。
「ここ、春はしだれ桜がきれいですよ。
ゆっくり、くつろいでくださいね。」
お店のスタッフさんが声をかけてくれました。
犬山城下町、家から近いスポットなのに
なぜか遠くに旅した気分になる不思議な
街でした。また行きたい~!