近頃たばこを吸ってましたが、お金の節約のためにやめました。
最近『ブラックラグーン』というアニメを観ました。前々から気になってはいたのですが、なかなか手をつけられずにいて。運び屋の話です。
世の中にはどうしたって悪と呼ばれるものがいて、今もどこかでドンパチやってるのかもしれない。それは日本でもそうだし、遠いどっかの国でも。僕は今までそういう世界には触れずに来たし、触れないで生きられればいいと思っていた。アニメを観て知った気になるつもりはないけど、こういう世界があるんだろうということには確信があった。『ブラックラグーン』のような世界が。
アニメの中の世界では、たくさんの悪というものが存在していた。それは一般社会から見た、法に守られている人間から見た、悪。でもそうしなければ生きられない人間たちだった。彼らがこの世に生まれたときには傍らに悪があって、自分の身を守るためには自らも悪になるしかない。それを何回も続けて、そういう人間だらけの場所ができる。彼らが命を守るために必要なのは、綺麗ごとではなく、銃だったのかもしれない。それを周りの人間が悪だと決め付けるのは、非常に身勝手だと思う。彼らにとっては、正義だと思うから。
この作品はなんとなく好みだった。悪と正義の境目がなくて、綺麗ごとで終わらせない。もちろんそういうものが必要なときだってあるけど、そうじゃないこともある。境目に自分を置きたいときだって、きっとあるはずだ。世の中の正義と悪なんて、ころころ変わるものなのだろう。
このアニメを観ながら吸うたばこは、なんだかおいしかった気がする。