始まりました、イラストロジック解答講座。
今回は初回ということで基本的なルールにサラっと触れます。
まず、イラストロジックの大前提となるルールは、「絶対に塗れるマスと絶対に塗れないマスをヒントとなる数字から導いて、1枚の絵を完成させる」というものです。
この通り大前提となるルールは至極単純なモノなのですが、実際に1枚の絵を完成させるまでには様々なロジック(論理)を組み立てないといけません。
だからこそ難しそうなイメージが強めなのですが、ロジックのタネさえ掴んでしまえばどんどん解けるようになる、ディープなパズルだと言えます。
クロスワードが「文系」のパズルなら、イラストロジックは「理系」のパズルといったところでしょうか。
さて、イラストロジックは基本的に方眼紙のようなフィールドと、フィールドの上と左にヒントとなる数字が書かれています。
ほとんどのイラストロジックは5×5マスごとに太線が引かれていることが多いです。
が、この太線はあくまで見やすさと解きやすさを高めるための補助線で、ナンプレのように問題に関わることはありません。
ですが、当然ながらマスの数が多いほど問題の難しさは上がっていきます。
では、ヒントとなる数字はどう塗れるマスと塗れないマスに関わってくるか?
ヒントとなる数字は1列に1つ以上記されており、それをもとに塗れるマスと塗れないマスを導いていきます。
例えば「5」というヒント数字があるならば、その列に5マス連続して塗れるマスが存在することを意味しています。ただし、「どこを5マス連続して塗るか」はこれだけでは未確定です。
次に、「3 1 4」という3つのヒント数字があるならば、その列に3マス連続して塗れるマス「A」、1マスだけ塗るマス「B」、4マス連続して塗れるマス「C」が「A B C」の順番で存在することを意味しています。
AとB、BとCの間には必ず「塗ってはいけないマス」が1マス以上存在し、「B A C」「C B A」などのように順番が入れ替わることは絶対にありません。
塗ってはいけないマスが何マス挟まっているか、順番が入れ替わらない以外にどこを塗るかはこれも未確定です。
この例ではヒント数字は3つですが、もちろんヒント数字が4つ以上ある場合もあります。そういう時はヒント数字CとD、DとE...と、並んでいきます。
これが、ヒントとなる数字だけから得られるヒントです。確定していることは、「どこかに塗れるマスと塗ってはいけないマスがある」ということだけで、どこを塗るか、塗ってはいけないかはフィールドの幅と他の列で確定した情報から導いていきます。
まとめると、
・大前提となるルールは、「絶対に塗れるマスと絶対に塗れないマスをヒントとなる数字から導いて、1枚の絵を完成させる」
・ヒント数字はその列に連続して塗れるマスが、数字の値と同じ長さだけ存在することを意味する
・ヒント数字が複数あるなら、その間に塗ってはいけないマスが1マス以上存在する
・ヒント数字だけから確定することは「その列のどこかに連続して塗れるマスと塗ってはいけないマスがある」ということだけ
となります。今回はここまで。
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