平群のメガソーラーを考える会 ≪奈良県生駒郡平群町≫

平群町の皆様、近隣地域の皆様に、この大規模なメガソーラー建設計画について、より深く考えていただければと存じます。

平群町に対して、下記の対応を早期に実施いただくよう要望書を提出致しました。 平群町⾧ 西脇洋貴殿 「平群のメガソーラーを考える会」

2020年02月06日 22時07分04秒 | 要望書の提出
令和2年2月5日
平群町⾧ 西脇洋貴 殿

平群のメガソーラーを考える会

要望書

日頃は住み良い活力ある平群のまちづくりにご努力いただき誠にありがとうございます。
我が平群町は小さいながらも「水と緑と文化の町・へぐり」として住民から自然の豊かな住みやすい街として親しまれております。
こうした緑豊かな町に、全国的に設置が行われている「メガソーラー発電所」の開発許可が奈良県より出され、本年3月にも工事が着工されることが事業者から発表されました。

森林は林野庁からも「水源の涵養、災害の防止、環境の保全といった公益的機能を有しており、・・・・森林の機能が失われてしまった場合には、これを回復することは非常に困難」とされ、一事業者の利益、行政機関の判断ですべてが進められることは許されないものと考えます。
市民からの意見を集約し環境に配慮された、安全性が確保された施設であることが最低限として求められます。
全国のメガソーラー発電所では、斜面崩壊事故、パネル飛散事故も多数報告され、熱風被害や景観の破壊などその影響は広範囲にわたるため、多くの市民に被害が及んでいる状況が発生しております。
株式会社INFLUX 等の事業者主催の昨年12 月の住民説明会では住民から安全対策、事故時の補償内容などについて質問が出されましたが事業者からは回答が保留されたため、住民の不安は全く解消されておりません。
また、事業者からは建設内容のわかる図面等の資料および開発申請関係の書類を次回の説明会に持参するとの回答が行なわれております。
当会では平群町に対して、下記の対応を早期に実施いただくよう要望いたします。


1.株式会社INFLUX 等の事業者に対して2 回目の全町民対象の住民説明会を早期に開催するよう指導してください。

2.平群町は「平群町太陽光発電設備設置に関する指導要綱」による「協定書」の当事者として、施設の設置方法、安全対策等を協定しています。協定を締結するにあたって安全性の確認等をどのように行ったのか、事業者との協議の内容を含め詳細の説明を求めます。
説明にあたっては全町民の参加が可能な住民説明会として開催し、説明会には宅地造成開発及び林地開発を許可した奈良県の担当部署の同席を求めます。

3.平群町は「平群町太陽光発電設備設置に関する指導要綱」に基づき、前項の事業者及び平群町主催の住民説明会で十分な説明が行われるまで、工事に着手しないよう事業者へ指導するよう要望いたします。

4.以下の書類、図面、資料等の開示をお願いします。
1) 平群町との協定書乙の生駒平群発電(株)と前回説明時の(株)INFLUX、エバストリーム等の関係、エネルギー庁への申請者名、実際の施設運営会社、維持管理会社が明確にわかる書類
2) 切土・盛土の位置、断面がわかる図面
3) 排水施設、調整池の計算書、計画図
計画地および全国の災害時の雨量、風速、地震時の震度等で計画時に参考とした資料、安全性についての説明資料
4) 伐採樹木および切り株の処分方法
5) 使用パネルおよび支持金具等のメーカー名および仕様等の資料
災害時または劣化時の損傷程度と破損時の有害物質の影響
6) FIT法20年経過後の事業計画、町指導要綱第3 条3 項の「現状回復」の内容、事業者が現状回復に要する費用および資金の確保方法
7) 完成までの工事工程表
8)「平群谷環境保全地区」であり、木竹の伐採は必要最小限としている。
開発計画で必要最小限として配慮された内容

5.環境影響評価は本事業については法的には求められないようであるが、当該地は48ヘクタールで広域林地開発であり、2.3メガワットと法基準にほぼ匹敵する規模であることや、急傾斜地開発であること、また、奈良県として希少種植物として指定する『シロバナウンゼンツツジ』の生息可能性があることなどから環境影響評価の実施を求めます。


以上、当会からの要望について令和2年2月19日までにご回答いただくようお願いいたします。
以上




多くの方々の賛同、ご意見、有難く承りたいと存じます。
 メール : k.sudo(アットマーク)nike.eonet.ne.jp 








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