平群町住民の3名の方が、荒井正吾 奈良県知事にお手紙を認めました。
お名前は伏字にて紹介いたします。
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拝啓 荒井知事殿
敬具
日頃は私たち県民のために、ご尽力して頂きありがとうございます。
2022年9月5日、記者会見で、「県として直接住民にお話しする。」「充分直接な説明を」「しっかりと指導して、理由を説明してくれませんかということについてはお答えしたいと思います。」
と、仰いました。森林審議会からも住民説明会について開催するために全住民に知らせ、充分な周知期間をとり、ていねいな説明をするようにという意見が出されました。
しかし、業者による住民説明会は、全住民へ知らせるべく案内がされませんでした。私の住む自治会でも半分しか案内されませんでした。知らされなかった自治会が多々ありました。周知期間も短いものでした。内容についても住民の質問に答えられない事項が多く、次回にということでしたが、その後開催されていません。不安が多く残りました。
県の担当課に何度も(20回以上)説明を求めましたが、「何も言えません。」と黙っているだけ。質問しても「答えられません。」でした。ますます、不安が募るばかりです。
私からは、以下の2点に絞って述べます。
未来を担う子どもたちの命、生活の安全を第一に考えますので。
一つ目に、平群の山(開発予定地)を開発許可が出されて、一番最初に業者は、皆伐してしまいました。調整池を一つも作らずに。危険です。それによって、下流の小さな小さな川が、大雨が降ると多くの水が溢れる。さらに急流で危険な状態になる。この川が通学路のすぐ近くを流れています。(12/15に平群町から知らされた河川協議資料で分かりました。)
業者が9/1に県に出した開発変更申請書類には、町からの河川協議書は添付されていません。この件は、町議会を傍聴してやっと分かりました。
県担当課は、説明を求めても「答えられません。」でした。
これから、いつ大雨(線上降水帯で)が降るか、分かりません。子どもたちの命をどう守るのですか。
二つ目に、通学路に送電線を通すことはやめてほしいです。
たった地下1mの所に22000ボルトの送電線を(18年間程だけ太陽光パネルで発電した電気を関電へ送り、売るためだけに)埋設するというものです。それも狭い道路で。工事中の危険性は、もちろんです。高圧電線が埋められた道路を毎日通学する子どもたちへの体への影響(電磁波)、積算されることも。色々な子ども(体調)がいます。危険なことは大人が守ってあげないといけません。京都南山城村では、小学校の近くに通さないと変更しました。諸外国では禁止になっています。
付け加えて述べると、応急防災工事についても、県担当課からは、「何も言えません。」という回答が毎回でした。
12/15に、県担当課と私たち住民からの説明を求めた(10時間)の末に、次長さんから部長さんを通して知事さんへ
「住民説明会をするように業者に言って頂くようお願いします。」
とお願いしました。しかし、翌日「知事には言わない。」回答でした。
国のガイドラインでは「住民には充分な説明をしていく。」と明記されています。不安は解決されていません。
県も業者も充分な説明を平群町住民全体にしてください。どうぞお願いします。
子や孫たちのために!
2022,12.18
平群町住民 M・K
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奈良県知事 荒井正吾様
突然のお便り失礼致します。
平群のメガソーラーの件で居ても立っても居れぬ気持ちでお聞き届け頂きたくペンを取った次第です。
水路勾配のミスは問題とせず年明け早々にも工事は再開されるのではと不安でいっぱいです。
西向地区の農業用水は年10万トンも減ると聞きました。水利権は昔から大事に守られてきました。何故問題にならないのでしょうか。
平群町のたった一つの自治会が賛成したからといって、多くの住民に不利益がふりかかるのは納得いきません。
子どもたちに22000ボルトの道路の上を通学させるのも不安でなりません。
どうか工事の再開が安全を無視してなされることがありませんよう、知事様のご英断を切にお願い申し上げます。
平群町在住 A・M
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拝啓、荒井知事殿
初めてお便りいたします。なぜ私がこの手紙を書くかというと主人との出合いから説明しなければなりません。出来るだけかいつまんで書きますので、最後まで読破して下さるようお願い申しあげます。
主人と私は旅先で知り合いました。私達は1年後結婚する事になり、福島県出身で東京で働いていた私は、誰も親戚知人のない大阪の枚方市に主人1人を頼りに、嫁いできました。
主人は大阪市内育ちで、幼少時家庭にめぐまれず、田舎育ちの真面目な素直な娘を求めていたようです。
そんなこんなで、私達は枚方市の駅前のミニ開発の12坪しかない家から出発しました。庭とは呼べないような半畳の土地に桜の苗木を植えました。
15年程たったとき、3人の子供が成長し手狭になり、京都の宇治市に引っ越して、初めて庭らしい空間を得て犬をつながずに庭で飼い、テラスでお茶を楽しみました。
そこに16年程住んだあと、主人の仕事の都合で、宇治からは通えなくなり、奈良に住む事になり、平群にきました。主人は定年後畑をしたくて、平群の自然がとても気にいったのです。私は少し田舎過ぎると思いましたが、万葉集にうたわれた竜田川や、山やかしの木や歴史に触れる事が出きるのが気にいりました。
そして、なんと驚いた事にまわりに福島県と縁のある人が沢山いたのです。40年も前出身地を聞かれて「福島県です」と、いうと必ず「徳島?」と聞かれていた私が福島の市や町の名前が通じるのです。なかでも母の出身地の伊達市が故郷という人もいて、私はこの平群が「天から与えられた約束の地だ」と思えたのです。
しかし私の55才の誕生日のその日、東日本大震災がおきます。私の誕生日は震災の日になってしまいました。
とうじ92才で足の悪かった母は、後100mの所で津波からは助かりましたが、茨城県との県境の小学校の体育館で寒さと不便さと戦いました。この時避難所で270人以上の年寄りが命を落としました。
そしていま、多くの子供達が放射能で、小児ガンに悩まされています。11年経ったいまもです。福島では風評被害を恐れて、あまり公けにされていません。でも多くの子供が死の宣告をされているのです。
私は平群の子供の通学路に22000ボルトの特別高圧線が埋められる事に恐怖を感じています。普通の電線は6000線ボルトです。近鉄電車は特別高圧線が線路の近くに埋められる事を拒否したそうです。
外国では禁止された特別高圧線の埋設に町長は判子をついたとか。
何故❗️為政者としてあるまじき行為としか思えません❗️
福島の多くの子が生命の悲惨さと向き有っているのに、私は平群の子供にもこんな思いをさせたくない❗️
私には「天与の土地」と思えた平群の地、山を汚さないで欲しい❗️
山に58000枚もパネルがひかれたら、家を売って平群を出るという若い人も出始めています。
新しい若い人が入って来なくなるでしょう。
選挙も昔の地縁血縁、利権がからむ醜い結果に終わりました。
私は「平群の山を開発する」と、いう人を絶対に憎みます。
美しい山を緑を食い物にしているだけではないですか。
その人がたとえどんな立場にある人でも。
これだけ危険性が指摘されているのに、事故が起きたらそれは人的事故です。災害ではありません。
最後にどうか、知事には英明なご判断によって、そして最初に知事選に出ようとした、真摯な気持ちを持って、平群のメガソーラーの事を解決して頂きたいとおもいます。
平群町在住 R・M
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