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菅義偉首相は23日昼、首相官邸で日銀の黒田東彦総裁と会談した。首相は安倍晋三前首相の経済政策「アベノミクス」を継承し、異次元の金融緩和の継続に意欲を示している。黒田氏との会談は首相就任後初めて。会談後、黒田氏は記者団に対し「首相とは政府と日銀が十分に意思疎通し、しっかり連携して政策運営していくことで一致した」と語った。
黒田氏は会談で「経済・金融情勢や日銀の金融政策運営について説明した」と述べた。日銀が掲げる物価上昇率2%の目標についてのやり取りは「具体的に話したことはない」としたうえで「我々として2%目標の実現をめざす考え方に変わりはない」と強調した。
同目標を盛り込んだ2013年の政府・日銀の共同声明についても、両者の役割分担が経済にプラスの効果があったとしたうえで「今後もこうした考えに沿って政策運営していく」と語った。
首相からは「金融政策に関する話は特別になかった」という。外国為替市場では日本の連休中に一時、1ドル=104円まで円高・ドル安が進んだが「為替について特に話したことはない。為替レートはファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが望ましいということに尽きる」と指摘した。
黒田総裁は安倍晋三前首相と定期的に会談し、日本経済や金融情勢について話し合ってきた。黒田氏は17日の記者会見で首相交代を受け「今後も菅首相と同様のことができれば」と話していた。
(*日経 記事 より)写真:菅首相との会談を終え、報道陣の質問に答える日銀の黒田総裁(23日、首相官邸)
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