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2021年度からの政策方針を示す「科学技術・イノベーション基本計画」の策定が大詰めを迎えている。「イノベーション力の強化」「イノベーションの源泉となる研究力の強化」。20年12月14日の有識者会合で議論された答申素案は、これまでの基本計画よりイノベーション重視の流れが鮮明となった。
第2次安倍政権以降、流れが強まった。象徴が戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)や革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)など内閣府が主導する大型の研究開発予算だ。
1課題当たり数十億~数百億円を投じたが、必ずしも期待通りの成果は得られていない。ImPACTの課題の一つで責任者を務めた東京大学の合田圭介教授は「金メダルを狙って4回転を跳んで失敗しメダルを逃すリスクを嫌い、銅メダルを確実に狙う制度に途中から変わった」と振り返る。企業が取り組みにくい「ハイリスク・ハイインパクト」の研究開発に国が投資する意義はある。だが実際にはハイリスクの定義が曖昧になって大失敗が許されず、中途半端に終わった感がある。テーマ設定や枠組みにも批判がある。SIPの第1期では自動車用の革新的なエンジン開発もテーマの一つに選ばれた。熱効率50%以上という技術目標を達成できたが、温暖化ガス削減が中長期的に求められ車の電動化が進む中、「革新的」だったのかは疑問が残る。 以下略 原文をお読みください
(*日経 記事より)
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