丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(01/28-02/01)  01/26記入

2019-01-26 17:55:10 | 2017年3月~2021年7月
  2019/1/28 から   2019/2/1         記入日 2019/1/26
1.来週の見通し
  ドル/円   108.00 110.50  
    年初の薄商いの中、円買い集中に一時104.10をつけたことが信じられないような109-110の間の膠着相場に終始し、週末はやや円安気味での越週となった円相場であった。来週は30-31の閣僚級米中協議、2/1の米国雇用統計といったイベントをどうこなしていくだろうか。なんとか「壁」予算を含まない形でつなぎ予算が成立、政府機関の閉鎖も一時解除となったたものの、移民政策をめぐる対立は今後も先鋭化しそうだ。また、出口に立ったとはいえ、膨大な連銀資産を減らすのは大変で、満期償還でも徐々に保有資産を減らすしかなく、景気のみならず株式・債券市場をにらんだ操作にならざるを得ないことから、利上げは緩慢にならざるを得ないとの観測が現実味を帯びている。米国と違って、満期のない資産を膨大に保有する「まだ出口のみえない」本邦日銀の将来の出口政策の難しさを背筋を寒くして懸念しているのは私だけではなかろう。米中協議・雇用統計に上下するが、基本レンジ相場が来週も続くものと予想するが、少しは値幅が広がるのではなかろうか。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  ユーロ/円   123.50 126.50  
    中国減速の影響が大きい欧州経済で、一帯一路の爆買いで潤った1-2年前が嘘のように思える状況のようである。出口に達したとの宣言も空虚に思える。2019年中の利上げは難しいとの予測もでており、対ドルではユーロ安の展開となる可能性が大きい。円同様しばらくはレンジ相場の展開を予想するが、欧州経済の落ち込みによっては 出口からでないどころか 実は出口はもっと先でしたという、英国のEU離脱顔負けの展開となることもありえよう。対円では、調達通貨とされる円で、調達した円を売り、投資・運用するドル(やその他外貨)を買う動き(じりじり円安)が、時折その巻き返しに一気に円高となる局面には要注意だろう。なお、合意なき離脱となる可能性も高いと思うので、根拠のない安心感で英ポンドを買うのはあまりにリスクが高いのではなかろうか。
   
   
   
   
   
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2.先週の動き
  月曜日はキング牧師記念日で米国休場、先週末はムニューシン提案等米中摩擦緩和期待が高まった週だったが、今週初にはファーウェイ(華為)副会長の身柄引き渡しの正式要請,30-31日の閣僚級協議の準備会合を米側が拒否とのニュースではじまった。また、月曜日からのダボス会議では世界経済の減速をIMFが予測、個人データの扱い等で共産党中国と他の自由主義諸国との価値観の違いも浮き彫りとなり、個人の尊厳と自由を価値観の基本としない共産党中国の危険性、個人データへのアクセスでは、情報の共産党による徹底利用がとんでもない弾圧の情報源となることが世界に認識されることとなった。週末にはロス商務長官の政府機関公務員という一般庶民とはかけ離れた感覚の本音吐露の失言に、反感が自分におよばないようトランプもついに譲歩せざるをえないと覚悟、やっと「壁」を含まないつなぎ予算が成立、米政府機関の閉鎖が一時解除となった。膠着状態の為替相場で、株価の上下にやや反応する程度、2.75%近辺を右往左往した米国金利、ほぼゼロ%金利を週末にはマイナスにふれた本邦金利が印象的であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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格納レポート
    190126__00来週の予想
    190126__01a相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、の分析・現状認識です)
    190126__01b相場を観る.(中長期的な為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です)
    190126__02先週の動き
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    20190128_01_経済指標来週の予定
    20190128_01_外交安保-時事国際_来週の予定
    2019   年相場の動き                                
    みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」       190121~190125  (本邦祝日は休刊)
    三菱UFJ銀行 Daily Market Report   190121~190125


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