☆☆☆命より大切なものがあると知れば、すべてのいのちが愛おしくなる☆☆☆
がんを始めとして、入院や苦痛を伴う病気になると「なぜ、自分だけがこんな目にあうのか」と少々恨めしい気持ちに陥るものです。どうしても「健康な人」と自分の境涯を比べたくなるのですが、ここに落とし穴があります。大怪我で、自由を奪われたものの、その後信仰をもち、誌画作家となった星野富弘さんがこんな詩を書いておられます。
「いのちが一番大切だと/思っていたころ/生きるのが苦しかった/いのちより/たいせつなものが/あると知ったと日/生きているのが/嬉しかった。」
旧約聖書の創世記によれば、すべての人間のいのちは与えられたものなのです。
樋野興夫(順天堂大学名誉教授・医学博士)著書より
以前から、私たち夫婦が、あの東日本大震災直後からの9年間の「がんと共存し、生きている喜びと、この地上で、これから生きて活かせる」とのきっかけになった、処方箋です。
昨年から、色々な「哲学外来カフェ」や樋野先生の著書から学びました。中でも、名古屋で「カフェ」をしているHさんの紹介がありました。Hさん本人もも「がんと向き合い共存して、人と寄り添っていきたい」と・・・・・その後にご子息が学校において、自らが友人との交わりの中で「カフェ」を主催したとのことででした。
親もがんになったら、どう家族と暮らしていくのか、子どもは親のがんの姿を見て、同じ境遇にいる級友を考えて「いのちに勝るものはない」ことがスタートでした。
HさんからのSNSを通じての、言葉の一つに、カフェを開こうと思っていた自分の背中を押されました。以下紹介します。
大切な人へ大事な10のこと。
・思いやりを忘れない。
・大事だよと言葉で伝えること。
・疑って、試さない。
・時に甘え、頼ること。
・素直に謝る心。
・つまらない意地を捨てる。
・自分より相手の心。
・愛情は真っ直ぐに。
・あたりまえを大切に。
私の心や態度の欠けていたことてす。これをきっかけにますます、この世田谷で「カフェ」をとの、素直に前向きにひたむきにとの言葉です。