『水を汲み上げるように泣く』
余りにつらくて、泣きたくなる日もあるでしょう。そんなときは、我慢しても仕方がありません。泣いていいのです。涙は神が人間に与えたものです。
だれかの言葉や思いが、心の一番下までたどり着き、核心に触れたとき、そこにある水が汲み上げられ、涙となって流れ出てきます。
そのような涙を流しましょう。心の泉に豊かな水を蓄えるためには、良い師、良い友、良い書と出会うことが大切です。
樋野興夫(順天堂大学名誉教授・㊓がん哲学外来理事長)
「気まぐれブログ・人生を変える言葉の処方箋」で日々ブログをアップ出来ないことお許しください。
ことしの2020.6.27「がん哲学外来メディカルカフェin世田谷深沢」を開設して、12.26で「第7回カフェ」を多くの人と分かち合えることに感謝しています。
詳細は仮名といたしますが、12/26のカフェは初めての、グループ割けしての対話の時を過ごすことが出来ました。
Sさんから、カフェ当日に自宅に電話が入り、今日のカフェ行けるでしょうかと、、、、ぜひお越しくださいと応じました。
グループでの対話の時間が始まり、自己紹介の時、sさんの番にに回って「実は実父ががんで余命3ヶ月と言われて、、、、、」嗚咽で話すことが出来ない状態でした。
がんカフェを開いているYさんや、がんサポートナースの話から、グループ全員で貴重で有意義な体験談やアドバイスに加えて、私も含めて全員が、Sさんの思いを理解をし、まさに真剣ながらもさらりと決めつけないでの対話から、Sさんの境遇や複雑な家族事情をポツリポツリと語り始めました。
彼女の頭の中には、「この人たちたちには話せる」と察したと思いました。
参加者の不安や悩みを共有し、即解決には至らないが解消はできるとの実感を分かち合えることが出来ました。
樋野先生が講演や著書で「最初は不安と悩みを抱えている方も、カフェが終わり会場を去るとき笑顔になる」ことが、まさに本当であると体験できました。
私も、協力団体に入っていただいた「がんサポートナース」と連携して、Sさんをフォローしていくことになりました。
翌日、mail等で本人とやり取りしましたら、毎日の生活の中で普通に暮らせないときに、カフェに集う方とコンタクトしながら、寄り添ってください。
本当に、がん哲学外来カフェの真髄「寄り添い合う愛」の必要性を重く受け止めて、来年以降もカフエを続けていきます。継続することが私の遣わされている使命ながらも喜びを感じます。
さて、前回のブログでの「あかさたな・・・・はまやらわの言葉の法則」
今回は、「カ行」です。
か 環境にせいをしないこと
き 逆境の時の努力は報われる
く 苦しいときこそ笑うこと
け 結果が出るまで我慢すること
こ 困難な状況を当たり前と思うこと
次回の「気まぐれブログは・さ行」てす・・・・
今回の表紙の写真は、夫婦でがんとの共存を認めあってから、毎年、旅している北海道の知床に続く「天国に通じる道」(通称)・・・・北海道の友からの写真「日の出を待つ道」・・・・・コロナ禍の2020年に、素敵な陽がが昇ることを願って、年内最後の拙文ブログ・・・・皆さんにとって平安をとお祈りいたします。