衆院選で大敗を喫した与党。
特に自民党の凋落ぶり・・・・・、まあ当然といえば当然であるが、それにしてても国民の怒りはすごかったのだ。
でも、政権交代までは望んでないような雰囲気も見て取れる。
私見ではあるが、今回の結果は、過去15年の「安倍晋三の政治の私物化」と「岸田文雄の安倍の後始末に対する不作為」に対する、審判であることを強く指摘しておきたい。
石破の政治への審判ではないのだと思う。
確かに、解散前と解散後の彼の発言のブレは見逃せないが、これも森山幹事長など古狸が悪知恵を吹き込んだ結果であろう。
2000万円問題などその象徴。
選挙に負けたから「石破おろし」に直結するのは、いささか短絡的。
過去の悪しき伝統(?)というか、お家芸が、いまだに幅を利かせているようで、国民の1人として腹立たしい思いである。
これも自民党の議員連中が、今回の選挙につき、なんら反省もしていない証左である。
本当に心から反省し、己たちの行為を悔い改めようと思っているなら、「石破おろし」よりも、石破をしっかりバックアップして、「自民党はこう変わったのだ」という姿を国民に示すのが筋であろう。
さもないと、来夏の参院選では、さらに厳しい国民の審判が下されよう。
今は、石破を中心に、党が一致団結して「悪しき自民党」から決別する努力をすべき。
今、これができなければ自民党は衰退の一途をたどるのみであると、予言しておく。
そして、石破はかつて「党内野党」と言われながら正論を吐いてきたのだから、周囲のしがらみをぶち壊して、自分のカラーをしっかり出すべきである。
そして、その成果を出したうえで、国民の再審判を受けることが自民党のためである。
私は「アンチ自民党」であるが、石破という人間には、「期待」をしている。
自民党の窮地を脱するためには、「石破カラー」が必要不可欠!