幸せを呼ぶハチ」と称され、全国的にも希少なミツバチ科の昆虫「ルリモンハナバチ」が仙台市太白区の市野草園で見つかった。東北では青森県内で発見例があるのみで、宮城県内で確認されたのは初めてとみられる。
発見したのは、東北大名誉教授(昆虫学)の昆野安彦さん(66)=若林区=。自然観察のため訪れていた市野草園で24日午前11時ごろ、ツツジ科のホツツジの花を観賞中、淡い青色のしま模様が入った体長14ミリほどのルリモンハナバチが止まっているのを発見。手持ちのミラーレス一眼レフカメラで動画を撮影した。
昆野さんによると、ルリモンハナバチの発見例の多くは西日本の一部に限られる。東北では青森県内で約80年前と約55年前に各1例が確認されたのみだった。環境省のレッドリストでは、絶滅危惧種かどうかを評価するに足るデータがない「情報不足」に分類されている。
昆野さんは「本当に幸せを呼ぶハチならば、新型コロナウイルス禍で意気消沈する人々に勇気と希望を与えてくれるのではないか」と話す。動画投稿サイト「ユーチューブ」で動画を公開している。 (WEB引用投稿)
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