雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「30だけど17です」第2話②







韓国ドラマ「30だけど17です」第2話②
Korean drama “30 but 17” Episode 2②



「30だけど17です」第2話(美しい縁)②


☆主なキャスト&登場人物 

○シン・ヘソン➡(ウ・ソリ)
○ヤン・セジョン➡(コン・ウジン)
○アン・ヒュソプ➡(ユ・チャン)
○イエ・ジウォン➡(ジェニファー(ファン・ミジョン)
○チョ・ヒョンシク➡(ハン・ドクス)
○チョン・ユジン➡(カン・ヒス)
○ユン・ソヌ➡(キム・ヒョンテ



★★★

 その女性は家政婦として、コン・ウジン宅を目指して歩いていたのだった。
 女性はウジンに手当てを施しながら、特別なスタイルでお詫びをした。
「”謝罪はかぐわしい香水”。”気まずい瞬間を―”、”贈り物に変える”BY、マーガレット・リー・ランベック」
「えっ?」
 突然繰り出された名文句に、ウジンは冷やしていた右目も開けて女性を見た。
「私の誤解でご迷惑をおかけしました。ご挨拶の意味でランベックの名言を引用したのです」
 ウジンは呆れて手にした物で左目を冷やした。
 家政婦は両手でお盆を差し出した。その上に替わりのおしぼりが乗っている。
「冷たいおしぼりをお使いください」
「いえ、もう大丈夫みたいです」
 ウジンは右目を見せて、手で軽くこすった。
「ネギの辛み成分、アリシンが目の痛みの原因です。気かすれば痛みは治まり…」
「ですから、もう大丈夫のようです。
「よかったです。あらためてお詫びします。お食事前なら…」
「食べません」ウジンは立ち上がった。「すぐ出かけるので」
「でしたら」
 家政婦はウジンを見たまま言った。
「グレープフルーツの生ジュースでも…」
「今は飲みたくないので要らないです」
「…」
「僕はいいから、姉の子の世話をお願いします」
「ですが私の任務は…」
「気にしなくていいです。本当に大丈夫です」
 ウジンはお絞りを握った。
「でかけます」
 背を返した。 

★★★


 玄関に立ったウジンに家政婦は訊ねた。
「あの犬のことですけど」
 靴を履きながらウジンは応えた。
「高齢なので一日中、寝てばかりですよ」
「失礼でなければ、あの子の年齢を」
 ウジンは立ち上がった。
「途中から飼ったので私も知りません。世話は僕がするのでご心配なく」
 家政婦は頭をさげた。
「お気をつけて」
 外に出たウジンはポケットからイヤホーンを取り出した。耳に収めて歩き出した。







 伝統芸能団「オルス」のコンテナ搭載の専用トラックがヘイン病院の前に横付けされた。
「着きました。今から行きます」
 運転手が降りて来て、コンテナの後部ドアを開く。
 運転手は台車をおろし、道具を乗せて病院に向かって歩き出す。
 ウ・ソリは断りもなく荷台に乗り込んでいたらしい。
 お面をかぶって周囲を窺ってから、ソリは荷台から飛び降りた。そのまま街中に向かった。
 馴染みの交差点の前に立った。
 ”ヘイン洞”はまっすぐの案内標識がかかっている。
 それを見つけてソリは呟く。
「この辺のはずだけど…ヘイン洞交差点…」
 ソリは辺りを見回した。
 眺めはすっかり変わってしまった。公園は姿を消し、周辺は高層ビルで埋めつくされている。
「どうして表示は変わってしまったの?」
 いきなり人の声でメッセージ―が流れる。道行く人は携帯を操作しながら歩き過ぎていく。
 行き交う人の殆どがそれを手にしている。ソリは呆気にとられた。
 ともかく家のあった方角めざして歩いていく。




 イ・リアンは携帯を眺めて愚痴る。
「チャン、また無視するつもり?」
 ベンチに座って携帯を操作しているところにウジンはやってきた。
 リアンじゃなく色付きのベンチに目を奪われ、ウジンはポケットから巻き尺を取り出す。寸法を取り始める。
 リアンのすぐ横にきた。
「えっ、何!」


 リアンはびっくりして立ち上がる。
 意に介さず、寸法を取り続けるウジンにリアンはバッグを投げつける。
「何するのよ!」
 ウジンは頭を押さえた。
「人の脚を測るなんてこの変態野郎が」


 自分の家を探して通りかかったウ・ソリも現れて足を止めた。
「早く消えな」
 リアンはウジンの頭を叩いた。
「この変態!」


「変態?」
 ソリは驚く。
 リアンは後ろからコートの襟をつかんだ。
「立ちなさいよ」
 引っ張って押され、ウジンは地面に伏した。
 そこへあわてて女が駆け寄ってくる。
「ちょっと、やめて―誤解よ」

 女は掴みかかろうとしてるリアンの腕を取った。ウジンから引き離した。
 女はウジンの仕事仲間、カン・ヒスだった。
「待って。この人は変態じゃないの」
 振り向いたリアンに説明する。
「いわば…職業病なんです」






 起き上がったウジンは2人のやりとりに構わず、また寸法取りを始めた。
「変態じゃない。もう許せない」
 ヤンキーなリアンは髪を後ろで束ねた。ウジンにかかって行こうとする。 
「おい、この変態野郎!」
「待って、興奮しないでって。誤解だと言ってるでしょ」
 2人がやりあってるのをウジンは見もしない。リアンのカーラーを頭に付けたままそこから立ち去った。




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