雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「30だけど17です」第1話⑪~⑫






韓国ドラマ「30だけど17です」第1話⑪~⑫
Korean drama “30 but 17” Episode 1⑪〜⑫




『30歳だけど17歳』第1話(人生を揺るがす出会い)⑪


☆主要キャスト&登場人物

○シン・ヘソン➡(ウ・ソリ)
○ヤン・セジョン➡(コン・ウジン)
○ アン・ヒョソプ ➡ (ユ・チャン)
○イェ・ジウォン➡(ジェニファー(ファン・ミジョン))
○チョ・ヒョンシク➡(ハン・ドクス)
○チョン・ユジン➡(カン・ヒス)
○ユン・ソヌ➡(キム・ヒョンテ)



 ソリはトイレで手を洗いながら鏡に自分の顔を映しながら考えた。
 叔母が前に言ったことを思い浮かべたりした。


― 他の病院でも、家族に見捨てられた患者さんはたくさんいる…。


 ソリは彼女の言葉の中に、祖母と同一視するニュアンスを感じました。
ソリは叔父夫婦のことを思い出した。
 両親が亡くなった後、ソリは叔父夫婦と一緒に暮らすようになった。
 父たちが亡くなった後、叔父夫婦が家にやってきて一緒に暮らしていた。
 しかし、私が事故後に長い眠りから目覚めて以来、叔父たちは一度もここに一度も姿を見せていない。 病院のスタッフに聞いても話が通じず、連絡も取れない状況になっていた。
 私もあのおばあちゃんと同じように捨てられたのだろうか…?
「今日から私はあなたの妹です。」
 ソリの義理の叔母は彼女に小さな犬を抱かせた。 子犬は彼女の新しい家族の一員となり、彼女は自分の妹であるかのように小犬に愛情を注いだ。   
 それは遠い昔の出来事のようには思えなかった。
 しかしあの事故からは信じられないほどの長い時間が経過している。
 ソリにとって一瞬にして詰め込まれたような時の経過は受け入れがたいものだった。
 ヴァイオリンのコンサートでは叔父が立ち上がって拍手をしてくれた。義理の叔母も一緒に応援してくれた。
「彼女は私たちの姪です...」
 あのように優しかった叔父と義理の叔母が今は姿を見せてくれない。
「すぐに会いに来ると言って、リハビリを頑張るように言われました」。
「待ちくたびれて、家族に見捨てられたことに後から気づきました…」
 他の人の話がソリの脳裏にまつわって離れない。…
「まさか……そんなことはありえない」
 ソリは顔を洗いながら、自分の中にある邪悪な考えを必死に振り払った。
 そんなはずはない。 叔父夫婦は自分を見捨てるような人ではなかった…!
 何か問題があったに違いない。だからここに来れないでいるのだ。
 会いに来ないなら、私の方から捜しに行こう~大好きなお姉ちゃんにも会いたい・・・!  叔父たちの住んでいた家に行けば、たとえそこに住んでいなかったとしても、叔父夫婦の居場所にはたどり着けるはずだから。


★★★


 サングラスをかけた女が、食料用のネギだろうか、ネギを詰めた袋を持って歩いている。
 コン・ウジンはその後ろを歩いている。
 道を曲がっても二人は同じ方向を向いて歩いた。
 前を歩いていたブーツを履いた女性が突然足を止めた。
 コン・ウジンも足を止める。
 女は自分の後ろを歩くコン・ウジンに異変を感じたらしい。 しかし、彼   女は振り向かない。そのまま歩き出す。 
 それに合わせてウジンも歩き出す。
 女はしばらく歩き続けて、立ち止まった。
 ウジンも立ち止まる。





 女はサングラスを外した。
 くるっと身体を半回転させた。
 ウジンに向けてサングラスを投げ、素早くネギ束を振り回した。
 ウジンはネギの攻撃を受け、思わずのけぞった。打たれた頬をおさえた。
「な、何を!」
 しかし、ネギ束は次の攻撃に移っている。
 ウジンは腕で身を守った。



第2話(ビューティフルエッジ)①






 夏がやってきて、ウ・ソリはようやく歩けるようになった。
 病院でイベントが行われた日、ウ・ソリは庭に出た。病室担当の看護師を見つけて話しかけようとする。

 看護師はそれに気づくと慌てた。患者の車椅子を押して急いで立ち去った。
「あの人…やっぱり何か隠している気がする……」
 無理に追いかける体力はなく、そりは庭に続く路地で足を止めた。
 この時、誰かが後ろからやって来て、ソリの肩に何かをかけてくれる。
  振り返ると彼女は家族に捨てられた老婆だった。かけてくれたのはカーディガンだった。
「とても似合っているので、あげますよ」
 ソリはうろたえた。
「いいえ、とんでもないです」
 その人の申し出を断ろうとした時、突然笛と太鼓の音が鳴り響いた。
 おばあちゃんは驚いてその場から走り去った。
 庭でのイベントを見守ったソリは病院に戻った。
 院内に入った時、病院の店舗エリアで話し合う人々の声がソリの耳に届いた。
「午後はヘイン病院とチャボム医療センターに行きます」
「ヘイン…?」
 ソリは思わず足を止めた。
「ヘイン病院なら私の家の近くにあった」


 ソリは話している人たちを見やった。 イベントの衣装を着た人々が円卓を囲んで休んでいた。 彼らはこれらのイベントで病院を回り、ヘイン病院も予定のコースに入っているようだった。
 見ると花嫁の仮面をかぶった俳優は大量の汗をかいていた。
「こんなに暑いから。」
 ソリは会場の人々の話を聞きながら、
「この人たちに、以前住んでいたところまで車で送ってもらったらどうなるだろう?」
 と思案に耽った。自分が住んでいた家はあるのか、ないのか。 私は叔父たちがまだそこに住んでいるのかどうか…それを知りたいと思った。






 女性は家政婦としてコン・ウジンの家に向かって歩いていた。
 女性はウジンを治療しながら特別な形式で謝罪した。
「謝罪は芳しい香水だ。気まずい瞬間を素敵な贈り物に変える。マーガレット・リー・ランベック著」
「え?」
 ウジンは彼女の言葉についていけない。



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