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韓国ドラマ「上流社会（全16話）」から③
アジアで高身長男子＆女子のイケメン（ドラマ・映画）を積極的に作り始めた韓国映画界
上流社会を描くにも彼らの生き生きと動き回る主だった足場は、国を代表する人たちが政治や経済や文化を講演したり議論したりする講演会場、会議室、あるいは要人接待等の宴席などではない。
そんな彼らにも普通の人たちに混じって普通の青春があった。大衆のエネルギーの激しくぶつかり合って活き活きと交差している具象的な場所と時間があったはずである。
このドラマの主人公らも将来は大きな会場で講演し、国を動かす会議の席にいる人たちかもしれない。
「上流社会（全16話）」はタイトルこそいかめしいものの、実際的なストーリーとしては、とあるデパートの食品売り場に主人公らを配して進行する。
ヒロインは素性（財閥テジングループの末娘）を隠してユミンデパートの食品売り場で働くチャン・ユナ、大学に行けず高校を出てユミンデパートの食品売り場で働く庶民育ちのイ・ジイの二人である。
チャン・ユナは素性を明かすことなく同じ職場のイ・ジイと親しくなっている。自分の素性を隠すには同じ職場の誰かと仲良くなっておいた方がよいと思っていたからなのか…。素直で前向きで明るい彼女の気心が自分の波長に合ったからか…。どういう事情によってかは、話の進行で明らかになってくる。
ヒーローは貧しい家庭環境で育った結果、貧乏を忌み嫌って学業に精を出す。しかし、現実環境の辛酸を舐め、いつしか逆玉の野望を心に秘めてしまったチェ・ジュンギ。
ユミンデパートの本部長を務めるユ・チャンスはユミングループの三男坊。チャンスはボンボン生活をエンジョイしつつ、女にはもうひとつ気が乗らない。見合いするのも親がそれを望むからだし、そうしていれば小遣いも自由に得られるからだ。
チャン・ユナとはそんな流れで見合いした。だが、彼女の身なりや生意気ぶりが気に入らず、見合いの席で彼女の頭に水をひっかける。
それがきっかけで、チャンスはチャン・ユナと親しくするイ・ジイに関心を抱く。だが、当の彼女はチェ・ジュンギに憧れを持ってて複雑なことに…。チャンスがイ・ジイに関心を持ったのは、ジュンギにすれば嬉しい（？）出来事だった。ここからややこしい恋愛模様が発生し、4人の関係は次第に密度を増していく…。
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