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四大陸選手権から(フィギュア女子)



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安藤美姫 好発進

◆フィギュアスケート 四大陸選手権第3日(19日、台北)女子SPで、安藤美姫(23)=トヨタ自動車=が66・58点で首位発進。男子はフリーを行い、高橋大輔(24)=関大大学院=が合計244・00点で3年ぶり2度目の優勝を飾った。
 全日本女王の安藤が壁を乗り越えて好発進だ。今季は出遅れが続いたSPを完璧な演技でまとめ、今季自己最高点を10点以上更新。「朝から体のコンディションが良くなくて演技はあまり覚えていないけど、点数を見る限りよかった」と体調不良でも笑みがこぼれた。
 白と薄桃色の生地に銀のラメが輝く衣装に身を包み、映画「ミッション」の音楽に乗せて優雅に舞った。体調を考慮して冒頭に予定していた2連続3回転ジャンプを3―2回転に変更。続く3回転と2回転半も決め、2つのスピンで最高評価のレベル4を獲得した。
 現地紙に「性感(セクシー)安藤」と絶賛された妖艶な魅力を氷上に振りまき、演技構成点も全5項目が高評価の7点台。「スローペースでも少しは柔らかく動けるようになった」と課題の柔軟性も増している。

. フィギュア:真央、拍手に笑顔なく「やっぱり悔しい」SP2位
 ◇四大陸選手権第3日 女子SP(2011年2月19日 台湾・台北)
 フィギュアスケート四大陸選手権第3日は19日、台湾・台北で女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央(20=中京大)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にミスが出たものの、今季自己最高の63・41点で、トップと3・17点差の2位につけた。安藤美姫(23=トヨタ自動車)も今季自己最高の66・58点をマークして、首位に立った。
 観客から大きな拍手が起こっても、演技後の浅田から笑みがこぼれることはなかった。脳裏に刻まれていたのは冒頭のミス。「ジャンプ以外はよかったけれど、やっぱり悔しい。大きなジャンプを試合の1発目で決めるのは難しい」。演技最初のジャンプであるトリプルアクセルの着氷でバランスを崩し、両足をついてしまって「回転不足」と判定された。
 直前の6分間練習では2度挑戦し、1回目は「たくさん回転してしまって」転倒していた。2回目は成功したものの「本番でしっかりと冷静な気持ちで臨むことができなかった」と直前の転倒が微妙に影響した。
 それでも今季ベストを13・31点更新した。衣装は胸と腰に赤いバラをあしらったものから、腰回りにレインボーカラーのスパンコールを使ったスッキリしたタイプに変更。不振に泣いたシーズン前半戦から気分一新で挑むと、トリプルアクセル以外は完璧にこなした。
 地元紙では「清純浅田」と紹介されたが、成人式も済ませ、もうすっかり大人だ。今大会はマネジャーが同行せず、1人で台湾入り。前日の昼食はホテル近くで小籠包(ショウロンポウ)、大根餅も堪能したが、夜は油の多い中華料理を避けるなど食生活も自己管理している。今季から師事する佐藤信夫コーチ(69)の1月3日の誕生日には同門の小塚と一緒にカバンをプレゼント。心遣いも大人の女性だ。
 20日のフリーでも成長した姿を見せる準備はできている。再びトリプルアクセルに挑戦するが「少し波はあるけれど安定してきている。あすは大丈夫だと思う」と強気に言った。「世界選手権(3月、東京)につながる演技をしたい」。2連覇のかかる大舞台に自信を持って立つためにも必ず得意技を決める。(スポニチ)


Ladies - Short Program

伝説
TSSの 合計セグメントスコア
テス川 技術要素のスコア
PCSの プログラムコンポーネントスコア

SSの スケートスキル
TRを トランジション
PEの パフォーマンス/実行
チャンネル 振り付け
で 解釈

Result Details

Pl. Name Nation           TSS= TES+ PCS+ SS TR PE CH IN Ded.- StN.
1 Miki ANDO JPN 66.58 35.69 30.89 7.79 7.39 7.86 7.71 7.86 0.00 #19
2 Mao ASADA JPN 63.41 33.20 30.21 7.68 7.32 7.57 7.57 7.61 0.00 #24
3 Rachael FLATT USA 62.23 33.43 28.80 7.14 6.96 7.32 7.29 7.29 0.00 #20
4 Mirai NAGASU USA 59.78 30.55 29.23 7.36 7.07 7.39 7.32 7.39 0.00 #29
5 Alissa CZISNY USA 58.94 31.00 28.94 7.39 6.89 7.32 7.21 7.36 1.00 #22
6 Akiko SUZUKI JPN 57.64 29.61 28.03 7.04 6.71 7.04 7.11 7.14 0.00 #26
7 Cynthia PHANEUF CAN 55.65 28.90 27.75 7.00 6.57 7.00 7.00 7.11 1.00 #21
8 Min-Jeong KWAK KOR 50.47 26.81 23.66 6.07 5.57 6.00 6.04 5.89 0.00 #23

9 Amelie LACOSTE CAN 50.06 25.03 25.03 6.46 6.00 6.25 6.25 6.32 0.00 #27
10 Cheltzie LEE AUS 48.72 25.40 23.32 6.00 5.61 5.86 5.79 5.89 0.00 #28
11 Myriane SAMSON CAN 46.33 22.22 25.11 6.46 5.96 6.25 6.32 6.39 1.00 #25
12 Yea-Ji YUN KOR 39.37 22.08 17.29 4.54 4.07 4.43 4.36 4.21 0.00 #3
13 Bingwa GENG CHN 39.20 19.80 20.40 5.25 4.86 5.11 5.14 5.14 1.00 #18
14 Melinda WANG TPE 36.51 18.61 17.90 4.54 4.11 4.61 4.50 4.61 0.00 #14
15 Victoria MUNIZ PUR 35.45 18.11 18.34 4.68 4.32 4.64 4.68 4.61 1.00 #17
16 Qiuying ZHU CHN 35.08 19.02 17.06 4.43 3.96 4.32 4.32 4.29 1.00 #15


17 Chae-Hwa KIM KOR       33.76 15.56 18.20 4.71 4.39 4.57 4.57 4.50 0.00 #16
18 Mimi Tanasorn CHINDASOOK THA  33.73 17.76 15.97 4.18 3.82 4.00 3.96 4.00 0.00 #1
19 Lejeanne MARAIS RSA     31.99 17.39 15.60 4.07 3.64 3.89 3.86 4.04 1.00 #13
20 Jaimee NOBBS AUS       31.94 17.11 15.83 4.25 3.79 3.96 3.93 3.86 1.00 #7
21 Crystal KIANG TPE        31.89 15.95 15.94 4.07 3.64 4.21 4.00 4.00 0.00 #12
22 Mericien VENZON PHI      30.64 16.19 15.45 3.96 3.61 3.89 3.96 3.89 1.00 #2
23 Melanie SWANG THA       29.50 16.33 13.17 3.46 3.04 3.29 3.39 3.29 0.00 #8
24 Chaochih LIU TPE        28.52 14.81 13.71 3.54 3.21 3.50 3.50 3.39 0.00 #11
25 Tiffany Packard YU HKG    27.51 12.96 14.55 3.82 3.36 3.71 3.68 3.61 0.00 #9
26 Brittany LAU SIN        26.61 13.14 13.47 3.46 3.14 3.43 3.43 3.39 0.00 #5
27 Taryn JURGENSEN THA    26.28 14.10 14.18 3.54 3.25 3.61 3.61 3.71 2.00 #10
28 Reyna HAMUI MEX       23.73 11.32 13.41 3.50 3.11 3.32 3.46 3.36 1.00 #4
29 Mary Ro REYES MEX      22.22 9.71 12.51 3.32 2.93 3.07 3.18 3.14 0.00 #6



Legend
TSS Total Segment Score
TES Technical Element Score
PCS Program Component Score

SS Skating Skills
TR Transitions
PE Performance/Execution
CH Choreography
IN Interpretation



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Last Update: 19/02/2011 17:19 (GMT +08:00)
ゥ 2011 International Skating Union. All Rights Reserved.

 予想通り日本勢とアメリカ勢の戦いになった。


☆ 安藤美姫

 安藤美姫の演技は完成域に近づきつつあるようだ。男子顔負けのジャンプを飛ぶ選手として登場して以来、理想の演技スタイルを求めて試行錯誤を繰り返してきた彼女だが、今回のショートプログラム演技を見て、「ああ、自分の世界をつかんだのだな」との印象を持った。プログラム全体を手中に収め、一定のイメージでコントロールされた彼女の演技は、これが競技の中で現れている世界なのだ、というのをしばし忘れさせるほどだった。台風の目の中のありえないステージを見せられたようで、見ていてじつに気持ちよかった。
 友人宅で彼の将棋相手をしながら、テレビをそこに入れさせ、手を止めて見ただけのことはあった。ジャンプなどのパーツ演技もさることながら、ある種のストーリーを喚起させられるように全体の流れに食い入るように見入ってしまったのは彼女が久しぶりだった。
 こんなすてきな演技を見せられると、スコアをつけるのがやぼったく感じられる。
「 66.58 ? こんなものなのか? しかしどうでもいいな、そんなの。この日、彼女の演技が一番だったのは確かだ」

☆ 浅田真央

 彼女は身体の切れが本来のものに戻ってきている。3Aジャンプがほんのわずか回転不足だった。プログラム全体のカバーに追われてこの練習をあまりできなかったのかもしれない。しかし、絶対の自信を持っているジャンプなので、世界選手権には間に合ってくるだろう。
 彼女の演技スタイルは徐々に変化してきている。彼女の絶好調時と今の調子をくらべるのはしづらい。オーソドックスなプログラム構成にスピードを意識し、上体の表現にも力を入れてきた演技は分かりやすさを増し、柔軟な身体の線が生かされてきていると感じる。
 九分どおりの仕上がりと見るが、優勝を狙える位置につけた。しかし、当人にとっては不満の残る演技だったかもしれない。


☆ 鈴木明子

  彼女にしては珍しくジャンプに精彩を欠いた。とっぱなのジャンプを失敗しても流れをすぐ取り戻して尾を引かない選手だが、この日はジャンプがどれも安定さを欠いた。ジャンプがだめだと彼女持ち前の切れと流れのある演技は生きてこない。これほどの選手がジャンプのタイミングが微妙にずれた。そのせいか身体が少し重いとも感じた。最初から調子が悪かったのであろうか。それとも氷質をつかみきれなかったのか。練習の時はどうだったのであろう。


☆ アメリカ勢はレイチェル・フラットがパワーを感じさせるいい演技をした。ジャンプのフォームなどクセがあり、安藤、浅田にくらべて格下の印象がつきまとうが、表彰台には乗ってきそうである。
アリッサ・シズニーはジャンプがダメであった。この選手はジャンプがだめだととたんに演技が色あせてしまう。ジャンプでこれほど出来栄えの違ってくる選手も珍しい。長洲未来は復調気配だが、彼女のよさが出てくるまであと一歩というところか。
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