
韓国ドラマ「青い海の伝説」第1話⑥
Korean Drama "Legend of the Blue Sea" Episode 1 ⑥
第1話⑤…女は床に転がり落ちたチェリーを拾って口に放り込んだ。
ジュンジェは身を起こした。
「おい、お前。ほんとにふざけてるぞ」
チェリーを食べ終えた女を見てジュンジェはため息をついた。
まもなく管理人と一緒に地元の警察官が駆けつけてきた。
★★★
管理人とジュンジェの前に女が警察官によって引っ張り出されてくる。
「手錠をかけるぞ」
ジュンジェは女に手錠がかけられるのを見て小首をかしげた。大人しくしてるのにやりすぎと感じたようだ。
「行こう」
警察官は両側から女の腕を取った。ジュンジェは行こうとする彼らを呼び止める。警察官は怪訝そうに振り返る。
「手錠までする必要がありますか?」
英語で言った。
「逃走の恐れがあります」
「なるほど」
警察官は女を連れて車に向かう。
「でも、彼女は…」
警察官は再び足を止めた。
「何も盗んでいませんよ」
ベテラン警察官は女をちらと見た。落ち着いた口調で答えた。
「盗む前に捕まえたからです。周辺で盗難事件が多発しています。容疑者の1人です」
「容疑者だって?」ジュンジェは吹き出しそうになる。「そうは見えないがな」
「さあ、行こう」
警察官に腕を引っ張られながら女は何度もジュンジェを振り返った。
警察官は女に怒鳴った。
「歩くんだ」
傷ついた足が痛々しく感じられ、ジュンジェは軽い後悔に見舞われる。
女も警察官の強引さに逆らうようにジュンジェを振り返る。
「さあ、行くんだ」
女に同情を覚えながらジュンジェはかきむしる。部屋に戻り、ソファに身を投げ出す。携帯に撮った何枚かの写真を眺めた。緑の腕輪に目が留まって身体を起こす。
ズームアップしてしげしげ観察する。
「何だこれは?」
滑らかな光沢から安物じゃないのが伝わってくる。
ジュンジェはクールな詐欺師の顔になった。
女は車窓を流れる景色に目を見張った。パトカーでどこかに連れて行かれる不安より、目に飛び込んでくる建物や動き回る人たちの姿に好奇心の刺激を受けていた。
女は右窓や左窓を眺めるため、後部席で忙しく動き回った。前に座った二人の間から前に身を乗り出そうともする。
「邪魔だ」
警察官は彼女を手で後ろに押し戻す。
するうち女は車のクラクションやブレーキの軋み音などを口真似し、キーキ、キャーキャ、メス猿のようなハシャギ声まで出すようになる。
前を走っていたスポーツカーが止まり、急ブレーキがかかった。
前につんのめりそうになった女の表情には狂乱の気配さえ漂っている。
パトカーは幸い彼女が完全に酔っ払うほどの距離は走らなかった。
パトカーを降りた女は自動ドアの前で立ちすくんだ。自動ドアの
扱いになれて子供みたいに開けたり締めたりを楽しんでいたら、後ろに立った若い警察官が舌打ちして女の背中をどんと押した。
「早く入れ」
中に入っていくと水槽があった。女は水槽に目をやった。中ではさんご礁の魚が泳ぎまわっていた。
水槽に顔を近づけ、魚たちに威嚇を続けていると再び警察官が言った。
「こっちへ来い」
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