昨日のＮＨＫ将棋対局は圧巻だった。
ＮＨＫの将棋対局ははや準々決勝を迎えているが、昨日二月五日は渡辺明竜王と山崎ＮＨＫ杯の東西若手強豪がぶつかり、激しい死闘を演じた。
一言でいうと渡辺竜王の棋風は重厚で手堅い。21歳という若さが信じられないほど、落ち着きと風格がある。一方、山崎ＮＨＫ杯は才気煥発、その太刀には妖気がこもり、攻め始めると止まらない。両者のがっぷり四つには喜悦と興奮を覚えた。羽生、森内時代の終わりの始まりを予感させるに十分の新たな時代の始まりを感じた。
昨日は渡辺竜王が山崎のしゃにむの攻めを受けきって勝ったが、これからの両者の長きに渡る激闘を予感させるに十分なものがあった。
二人の世代が長年の天下にある羽生、森内、佐藤らにどのような戦いを挑んでいくのか興味は尽きない。
頑張れ！渡辺武蔵と山崎小次郎。
