季節を感じて
どうやら春めいてきた。外がいくら寒くとも日差しの中を車で走っていると、窓から差し込む日差しがじかの手や顔にぶつかりほのかな温もりを伝えてくる。日照時間が長くなったから地熱に与える影響も大きいに違いない。日差しというのはそれほどありがたいのである。直射を嫌う隠花植物だって、間接的に入り込んでくるわずかな熱がない限り生きられないであろう。
どっちかというと痩せ型で寒さに弱い僕としては、立春を過ぎ本格的に春の装いを加えていくこの時期はとても好きである。気候としては初夏が一番好きであるが、少しずつ春を見つけていくこの時期も悪くない。
と考えながらも、日々の雑事に忙殺されて季節は推移してしまうのであろう。
そして気がつけば晩秋・・・・・・年齢的なせいもあるだろうが、年の暮ればかりを意識してこの頃は季節が走りだしているように思える。春から夏、夏から秋、という具合にじっくり季節を感じて日々を過ごしていきたいのであるけれど・・・・・・。