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韓国ドラマ「プレーヤー」(連載32)
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
「プレーヤー」第2話→(警察も検察も思いのまま)⑱
★★★
ビョンミンは”事”のカウントダウンを開始する。
3、2、1で手を叩いた。
「よし! と…俺なしでは何もできない、ってことだ」
スクリーンからチ・ソングの姿が消えた。
入れ替わってアニメの映像が流れ出す。会場内でひそかな笑い声が発生する。
アニメの犬が踊りだしたからだ。
次の瞬間、それはざわめきに変化する。
「急にどうしたんだ?」
アリョンも吹き出した。ハリを見た。ハリも笑いをこらえている。
「あれ、ちょっとひどくない?」
「そういうヤツなんだ」
踊るアニメの映像にアリョンも笑いをこらえるのに必死だった。
★★★
「聞こえてるぞ」と車内のビョンミン。
「そうだった、ソーリー」
スクリーンの映像はぱっとシリアスな映像に切り替わる。
「何だ?」
再び場内はざわめく。
”チ一族の犯罪歴”と題され、チ・ヒョンジンとチ・ソングのプロフィール写真と記された内容が浮かび上がる。
「あれは?」
「犯罪歴だと?」
スタッフたちは慌てだす。リモコンを握って止めようとする。
「性的暴行? 何だ、どういうことだ?」
「誰か説明しろ」
報道陣が動き出し、場内は騒然となりだす。
チ・ヒョンジン親子に向かってカメラが炊かれ出す。
何度停止ボタンを押しても映像は止まらない。リモコンを握ったスタッフはぼやいた。
「こいつ、何で止まらないんだ!」
何とか映像は切ることはできた。
しかし、映像は切れたものの次の段取りが残っていた。ジヌンは配線でもたついたが、ようやく手持ち機器と場内の機器との接続に成功した。
怯える女の声と女を脅かすチ・ソングの音声が場内に再び流れ出した。
「通報して何が変わると思う? あいつらはお前の味方じゃない。検事、裁判官、国会議員…、みんな金が好きなんだ。誰もお前を信じない」
女は泣き出している。
「ふっふ、誰が信じると思う」
口に何かをかまされた声で呻く女。
チ・ヒョンジンは血相変えて息子を睨んだ。
取り巻きの男たちも動揺しだす。
「どうなってるんだ!」
「電話なんかしやがって…」とチ・ソングの脅迫は続く。
チ・ヒョンジンの取り巻きは席を立ちだした。
「会長、ここを出ましょう」
チ・ヒョンジンは席を立った。
チ・ソングは父親の腕を取った。
「父さん、俺じゃない。信じてくれ」
「連れ出せ」
部下に命じてヒョンジンはそこを離れた。
場内では怒号も発生した。
「とんでもない犯罪一家じゃないか」
「呆れた話だな」
招待された客たちは次々と会場から姿を消しだした。
その様子を確認してハリはアリョンに言った。
「引き上げよう」
会場を後にしながらヒョンジンは携帯を握った。
「どういうつもりだ。どれだけ後援してきたと思ってる。これを早く収拾しろ。いいな」
携帯を懐にしまったヒョンジンに後ろから声がかかった。
「会長、どちらへ?」
立ち止まったヒョンジンの前にチャン検事がつかつかと歩み寄って来る。
ヒョンジンの前で足を止め、手にした書類を示す。
「一緒に食事でもどうですか。取り調べ室で2人前、注文しますよ」
配下を促した。
ヒョンジンは渋い表情で従った。
チ・ソングは電話しながら駐車場に下りて来る。
「何? 言う必要があるか? 仁川港でもどこでも調べろ」
電話を切って車に乗り込む。
走り出してまもなく、前を塞いだ車がある。
チ・ソングはクラクションを鳴らす。
ソングの前に立ちはだかったのは、ハリたち一行だった。
ソングは車から顔を出した。
「早くどけろ、この野郎」
「イヤだよ~ん」
「何だと?」
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
「プレーヤー」第2話→(警察も検察も思いのまま)⑱
★★★
ビョンミンは”事”のカウントダウンを開始する。
3、2、1で手を叩いた。
「よし! と…俺なしでは何もできない、ってことだ」
スクリーンからチ・ソングの姿が消えた。
入れ替わってアニメの映像が流れ出す。会場内でひそかな笑い声が発生する。
アニメの犬が踊りだしたからだ。
次の瞬間、それはざわめきに変化する。
「急にどうしたんだ?」
アリョンも吹き出した。ハリを見た。ハリも笑いをこらえている。
「あれ、ちょっとひどくない?」
「そういうヤツなんだ」
踊るアニメの映像にアリョンも笑いをこらえるのに必死だった。
★★★
「聞こえてるぞ」と車内のビョンミン。
「そうだった、ソーリー」
スクリーンの映像はぱっとシリアスな映像に切り替わる。
「何だ?」
再び場内はざわめく。
”チ一族の犯罪歴”と題され、チ・ヒョンジンとチ・ソングのプロフィール写真と記された内容が浮かび上がる。
「あれは?」
「犯罪歴だと?」
スタッフたちは慌てだす。リモコンを握って止めようとする。
「性的暴行? 何だ、どういうことだ?」
「誰か説明しろ」
報道陣が動き出し、場内は騒然となりだす。
チ・ヒョンジン親子に向かってカメラが炊かれ出す。
何度停止ボタンを押しても映像は止まらない。リモコンを握ったスタッフはぼやいた。
「こいつ、何で止まらないんだ!」
何とか映像は切ることはできた。
しかし、映像は切れたものの次の段取りが残っていた。ジヌンは配線でもたついたが、ようやく手持ち機器と場内の機器との接続に成功した。
怯える女の声と女を脅かすチ・ソングの音声が場内に再び流れ出した。
「通報して何が変わると思う? あいつらはお前の味方じゃない。検事、裁判官、国会議員…、みんな金が好きなんだ。誰もお前を信じない」
女は泣き出している。
「ふっふ、誰が信じると思う」
口に何かをかまされた声で呻く女。
チ・ヒョンジンは血相変えて息子を睨んだ。
取り巻きの男たちも動揺しだす。
「どうなってるんだ!」
「電話なんかしやがって…」とチ・ソングの脅迫は続く。
チ・ヒョンジンの取り巻きは席を立ちだした。
「会長、ここを出ましょう」
チ・ヒョンジンは席を立った。
チ・ソングは父親の腕を取った。
「父さん、俺じゃない。信じてくれ」
「連れ出せ」
部下に命じてヒョンジンはそこを離れた。
場内では怒号も発生した。
「とんでもない犯罪一家じゃないか」
「呆れた話だな」
招待された客たちは次々と会場から姿を消しだした。
その様子を確認してハリはアリョンに言った。
「引き上げよう」
会場を後にしながらヒョンジンは携帯を握った。
「どういうつもりだ。どれだけ後援してきたと思ってる。これを早く収拾しろ。いいな」
携帯を懐にしまったヒョンジンに後ろから声がかかった。
「会長、どちらへ?」
立ち止まったヒョンジンの前にチャン検事がつかつかと歩み寄って来る。
ヒョンジンの前で足を止め、手にした書類を示す。
「一緒に食事でもどうですか。取り調べ室で2人前、注文しますよ」
配下を促した。
ヒョンジンは渋い表情で従った。
チ・ソングは電話しながら駐車場に下りて来る。
「何? 言う必要があるか? 仁川港でもどこでも調べろ」
電話を切って車に乗り込む。
走り出してまもなく、前を塞いだ車がある。
チ・ソングはクラクションを鳴らす。
ソングの前に立ちはだかったのは、ハリたち一行だった。
ソングは車から顔を出した。
「早くどけろ、この野郎」
「イヤだよ~ん」
「何だと?」
「見て」
アリョンが後方を指さす。
振り返るとハリがドアを開けた。ソングの髪を掴んだ。
ソングは悲鳴を上げながら外に引っ張り出される。前に転がされた。
「何だ、お前は、警察か?」
「…」
「俺が誰か知らないのか?」
「またまた」とハリ。「お偉いさんを知らないわけないだろ。ん?」
胸とドンと突く。
「俺は優しい性格だが、女を殴る奴は許せないんだ」
渋い顔で胸を突く。もう一度突く。
「近寄るな」
また胸を突く。
「男は殴れないのか?」
アリョンが笑う。
ソングは頭に来て殴りかかる。
ハリはすかさずソングの手指を掴んだ。
「やられたな」とビョンミン。
「放せ。イテっ! おい」
ソングはハリに手首をひねられ座り込まされる。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ」
「拳の使い方が間違ってるんだ」
手を放すと同時にハリはパンチを見舞った。
「アリャ!」とジヌン。「決まったな」
気絶したソングにハリは言い放った。
「まともに生きろ」
ハリを見てアリョンは感心した。
「過激な面もあるのね」
「そうだな」とビョンミン。
ジヌンは嬉しそうに笑った。
ハリは車に戻る。
ジヌンは親指を立てた。アリョンは手を叩いた。
「ジヌンがいなくても安心だな」とビョンミン。「分け前も減るし、いっそ外してもいいんじゃないのか」
成果にご満悦で憎まれ口まで添えた。
ハリは笑いながら切り出した。
「さあ、チ会長をゆすりに行くぞ」
手を叩く。
ビョンミンはジヌンを見た。
「お前はおりろ。もういなくても大丈夫だ」
「いやいや」
「おりろってば」
アリョンのハンドル捌きで車は走り出す。
取り残されたソングの前に誰かがやってきた。しゃがみ込んでソングに顔を突き出してくる。
チャン検事だった。
逮捕状をソングの目の前にかざした。
「チ・ソングよ。法に従うのは―国民の義務だよ。そうだろ? 分かるだろ」
ソングは笑い出した。それに合わせてチャン検事も笑った。
「あっはは、あっはははは…」
ハリたちがやってきたのは教会だった。そこに4人で忍び込んだ。
「まさか、教会の地下に隠してあったとはな…発想力が豊かだよ。ずる賢いんだな」
ビョンミンがぶつぶつ話してる間にアリョンはドアの鍵穴を操作する。ドアを動かす電源の暗証番号をビョンミンが処理する。もう一度アリョンがドアの鍵穴処理にかかる。
「どうだ、やれそうか」
鍵はカチッと音を立てた。
「できたわ」
ドアは両側に開いた。中では札束が山のように積まれていた。
「これはすごい!」
ビョンミン始め、みんな唸った。肩を叩きあって感激した。
みんなが嬉しさに浸っている時、いきなりに電源が落ちた。暗闇が彼らを包んだ。
「おい、どうなってるんだ!?」
誰かが叫び、アリョンは悲鳴をあげた。