韓国ドラマ「30だけど17です」第1話⑤
Korean drama "30 but 17" Episode 1 ⑤
Korean drama "30 but 17" Episode 1 ⑤
「30だけど17です」第1話(人生を揺るがす出会い)⑤
☆主なキャスト&登場人物
○シン・ヘソン➡(ウ・ソリ)
○ヤン・セジョン➡(コン・ウジン)
○アン・ヒュソプ➡(ユ・チャン)
○イエ・ジウォン➡(ジェニファー(ファン・ミジョン)
○チョ・ヒョンシク➡(ハン・ドクス)
○チョン・ユジン➡(カン・ヒス)
○ユン・ソヌ➡(キム・ヒョンテ)
★★★
ノ・スミの死に彼女をウ・ソリと思い込んでいたウジンは、事故を目撃したショックに加え、自責の念を抱え込んでしまった。
次の停留所で降りれば”チョンアン芸術ホール”は近い、だから次で降りた方がいい、と勧めたのは自分だった。あの駅で彼女をおろしておけばよかったのに…。
これ以降、ノ・スミの死のショックを引きずり、コン・ウジンは他人と関わる生き方に背を向ける人生を選んでしまった。
そして”ひと昔七年”の時代を”ふた昔”、コン・ウジンは仕事以外では、隠遁者のようにできる限り他人と関わらない人生を過ごしてきた。もちろん、”恋”などもせずに…。
★★★
この事故はすぐ臨時ニュースとしてテレビやラジオで流された。
雨の降りしきる中、救急車や警察車両、報道陣で事故現場はごった返した。テレビの報道記者は雨合羽を着て報道カメラの前に立った。
ウ・ソリとノ・スミは重傷者として救急車で病院に運ばれた。懸命の救急処置がとられた。
― 今日午後、トラックの落下物による多重衝突で ― バスが横転しました。
― 12台が巻き込まれた事故現場は ― 大雨の中、混乱を極めています。
ウ・ソリとノ・スミは重傷者として救急車で病院に運ばれた。懸命の救急処置がとられた。
「あなた、ソリが事故に遭ったのよ…私ひとりでどうしたらいいの?」
ソリの叔父であるキム・ヒョンギュの妻、クク・ミヒョンは泣きながら夫に電話した。
― 現在までの死傷者をお伝えします。…
現場の悲惨な状況を目撃したコン・ウジンは怖くなって現場を離れ、とぼとぼと帰路についた。
街中の巨大なTVスクリーンの映し出すニュースで事故の状況を知った。
TVの字幕は”雨中、12台の多重衝突、死者発生”の”死亡者”の名を映し出した。
”ノ・スミ”の名があるのを見て、ウジンは友達の名を呼びながら道路を走って渡る女生徒の姿を思い浮かべた。
「ノ・スミ~!」
向こう側の歩道には2人の女生徒が手を振りながら応じていた。
「久しぶりだね」
「会いたかったわ。元気にしてた?」
「元気だったよ」
ノ・スミは笑顔を思い出してウジンは、自分が彼女に言った言葉を思いだしながら暗い気分に沈んだ。
街中の巨大なTVスクリーンの映し出すニュースで事故の状況を知った。
TVの字幕は”雨中、12台の多重衝突、死者発生”の”死亡者”の名を映し出した。
”ノ・スミ”の名があるのを見て、ウジンは友達の名を呼びながら道路を走って渡る女生徒の姿を思い浮かべた。
「ノ・スミ~!」
向こう側の歩道には2人の女生徒が手を振りながら応じていた。
「久しぶりだね」
「会いたかったわ。元気にしてた?」
「元気だったよ」
ノ・スミは笑顔を思い出してウジンは、自分が彼女に言った言葉を思いだしながら暗い気分に沈んだ。
― この次のバス停で降りてください…
― ああ、どうもありがとうございました…
「僕のために、僕のために~、彼女は死んだんだ!」
事故の瞬間の場面と、ノ・スミの名を表示したTV画面はウジンの脳内に焼き付いたままになった。
― ああ、どうもありがとうございました…
「僕のために、僕のために~、彼女は死んだんだ!」
事故の瞬間の場面と、ノ・スミの名を表示したTV画面はウジンの脳内に焼き付いたままになった。
そして、何年もの歳月が流れた。
コン・ウジンはアルプスのマッターホルン、キャンプ場で休暇を過ごした。
キャンプ場にやってきたグループが仲間と焚火を囲んで楽しい夜を過ごしている。
空からは直に雪が舞い降りている。
飲み物で乾杯しながら一人が言う。
「楽しい夜だな。来週も来よう」
「いいね。乾杯!」
1人が立ち上がる。
「俺は用足しに行ってくる。焚火を消さないでくれ」
「アラッソ~。ごゆっくり」
笑い声が起きる。
空からは直に雪が舞い降りている。
飲み物で乾杯しながら一人が言う。
「楽しい夜だな。来週も来よう」
「いいね。乾杯!」
1人が立ち上がる。
「俺は用足しに行ってくる。焚火を消さないでくれ」
「アラッソ~。ごゆっくり」
笑い声が起きる。
用足しで木立の中に入った青年は、何かの気配を近くに感じて足を止めた。手にした明かりを高くかざした。
長髪で髭もじゃ顔にふかふかの毛皮をまとった男と間近で遭遇して青年は思わず動転した。
「雪男だ!」
と欧米言語で叫びながら仲間のところへ逃げ戻った。
髭もじゃ男は13年後のコン・ウジンの姿だった。
長髪で髭もじゃ顔にふかふかの毛皮をまとった男と間近で遭遇して青年は思わず動転した。
「雪男だ!」
と欧米言語で叫びながら仲間のところへ逃げ戻った。
髭もじゃ男は13年後のコン・ウジンの姿だった。
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