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雨の記号(rain symbol)

キムヨナ選手の「タンゴ」

キム・ヨナ、平昌冬季五輪プレゼンテーション参加へ

:五輪フィギュアキム・ヨナ誘致平昌(ピョンチャン)
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 ‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(20、高麗大)が2018年冬季オリンピック(五輪)の平昌(ピョンチャン)誘致に向けて、国際オリンピック委員会(IOC)のプレゼンテーションに参加する見通しだ。
AP通信は17日(日本時間)、チョ・ヤンホ平昌冬季オリンピック誘致委員長が「キム・ヨナら五輪チャンピオンらがIOCプレゼンテーションに参加することになるだろう」と明らかにした、と報じた。
チョ・ヤンホ委員長は「2010バンクーバー冬季五輪での韓国の優秀な成績が平昌の冬季五輪誘致において大きな力になるだろう。過去の金メダリストが力になる」と述べたという。
すでに平昌広報大使に委嘱されたバンクーバー冬季五輪女子フィギュアスケート金メダリストのキム・ヨナは5月、スピードスケートのモ・テボム、イ・サンファ、イ・スンフン(21、ともに韓国体育大)とボブスレーのカン・グァンベ(37)らとともに冬季オリンピック選手委員会にも出席している。

キム・ヨナ、一日の収入3000万ウォン超…世界女性スポーツ収入ランキング5位

‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(20、高麗大)の1年間の収入はなんと114億ウォン(約8億円)。一日の平均収入が3000万ウォンを超える。世界女性スポーツスターでは収入ランキング5位に入る。
経済専門紙フォーブスは19日(日本時間)、世界で最も稼ぐ女性スポーツスター10人を紹介した。09年6月から2010年6月まで稼いだ各種大会の賞金と広告およびスポンサー契約・出演料などを合わせた結果、キム・ヨナは970万ドル(約114億ウォン)にのぼった。キム・ヨナは10人のうち唯一のオリンピック(五輪)スターだった。
フォーブスは、キム・ヨナは現代(ヒョンデ)・ナイキ・三星(サムスン)電子などと大型広告契約を結び、特にスポンサーのKB国民銀行からはバンクーバー冬季五輪ボーナスとして100万ドル(11億7000万ウォン)を受けた、と伝えた。
(ニュース記事より)

 
 夏の高校野球は沖縄代表興南高校の優勝で幕を閉じた。
 今年も八月に入りすでに3分の2が経過しようとしている。
 フィギュアスケートの今シーズン開幕も近づいてきた。グランプリシリーズにキムヨナ選手が出てこないので、少々さびしいな、と思っていたが、どうしてどうしてやっぱり日を追うごとに少しずつ楽しみは膨らんできた。キムヨナや浅田真央の両選手に対抗できるのはどの選手になるのか。バンクーバーの上位組か。それとも村上佳菜子選手などシニアに参戦してくるニューフェイスたちか。
 このへんはもう少し情勢を見守るとして、今季はラテン曲のプログラムが注目を浴びそうである。
 今年のワールドカップサッカーは、テクニカルなサッカーを展開したスペインが制した。毎回のように優勝候補に挙げられながら持ち前のテクニックを生かしきれず、途中で散っていったスペインだったが今回はひと味違っていた。相手方選手の間を絶妙のパス回しで縫い前線に上がっていく華麗なパス回しには、サッカーというのはこんなに美しいゲームだったのか、との思いを強く感じさせられた。
 世界最大のイベント、ワールドカップサッカーの優勝国は世界中にその名をとどろかす。
 男子の高橋大輔選手は今季、ショート、フリーともラテン曲をプログラムに採用しそうである。浅田真央選手もSPでシュニトケ作曲の「タンゴ」をやることになった。スペインサッカーの華麗なテクニックにあやかり、フィギュアスケートもラテン系の音楽に再び注目が集まりだしたというのはある意味自然なのかもしれない。
 キムヨナ選手も記者会見で「新しいショートプログラムとロングプログラムのうち、必ず一つはスペイン風の演技をしたい」と話した。
 別の日の記者会見でも「まだ正確に決定していないが、タンゴ調の演技をしたい」と話している。
 タンゴといえば彼女には「ロクサーヌのタンゴ」がある。このことにも彼女は言及している。「以前にもロクサーヌのタンゴを演技したが、その時は幼かった。今は、その時より一層成熟したタンゴをしたいと思う」
 「ロクサーヌのタンゴ」は観衆に愛され、評判のよかったプログラムだった。
「キムヨナ選手のプログラムではこれが一番好き」
「新しい可能性を感じさせる」
 と多くのファンがこれに拍手を送った。玄人筋でもこのプログラムをキムヨナ選手の演じた最高作品と褒めたたえる者さえいるほどだ。
 しかし、「ロクサーヌのタンゴ」は彼女の才能を確認できたという意味では評価できるが、ほんとは「あげひばり(未完のままだ)」の線をとことん突きつめ、それから次にいってほしかったと個人的には思っている。彼女にはあの頃だからこそ出来た演技(野球の投手でいえばストレートに磨きをかける)を追い求めてほしかったのだ。そしたら「あげひばり」線上にこれまで見たことのない(クラシックロマンの集大成のような)すてきな演技に出会えたのではないかと今も残念な気がしている。
 もっともバンクーバー五輪に合わせ、テクニック面以下トータルに磨きをかけなければならない事情もあったわけで、それはそれで仕方ない気もするが・・・。
 今となっては「あげひばり」線上のプログラムを彼女に望むことはできないのであろうか。正攻法の演技である分、体力も身体のバネも使い方にごまかしがきかない。今の彼女ではもう無理かもしれない。 
 思えば2008~2009あたりが最後のチャンスだったかもしれない。しかし、その頃の彼女は何をやっても他の選手を圧倒するような力をつけていた。
 「あげひばり」は彼女にとってついに完成を見ることのない大作だったのかもしれない。
 今季の彼女のタンゴだが、「ロクサーヌのタンゴ」を超えるものが出てくるかどうかに注目したい。もしもそれを超えられない演技が出てきたとしたら、(未完のあげひばり)が嗚咽をもらすことになるかもしれない。
 
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