<script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script> google-site-verification: google3493cdb2db9
韓国ドラマ「プレーヤー」(連載61)
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
○アン・セホ➡(メン・ジフン 係長)
プレーヤー」第5話→(仲間とは何か)②
★★★
一連の出来事は次のようなニュースとなって世の中の話題をさらった。
― チュ社長を操作していたチェ検事が、賄賂を受け取り、逃走を助けたとされています。不正にかかわった政治家を検挙してきたチェ検事は…
― 収賄の証拠が次々と明るみになる中、関係者の遺書にあるように、長期に渡って、犯行を計画していたとされ、与党議員にも収賄の疑いが新たに浮上しています。
一連の筋書きを描いた者たちはその成功を誇示し合った。
「これで有利になるでしょう…」
「キム候補が当選したら…僕たちにとってもチャンスになる」
チェ団長を陥れた男は彼の写真を掲示板からむしり取った。クシャクシャにしてゴミ箱に捨てた。
★★★
父を陥れた謎の男をハリは追っていた。その男をどう処理するかはその時になってみないと分からない。
とりあえずはチャン検事チーム捜査を手伝いながら、手がかりを一つずつ手繰り寄せていくだけだ。
ハリは掲示板に貼りつけた写真とデーターに目をやった。
最後に目を止めたのはパク・ヒョンジョンの人物写真だった。
「何? おい、カン次長。どういうことだ。チャン検事は部下だろう。あの野郎。どういうことか説明しろ」
パク・ヒョンジョンに電話を入れたのは、ソウン中央地検のカン・ソンウ次長検事だった。
「内部でも止めています。検事長も手を回しているので、少し隠れていれば…」
「何だと? ふざけやがって」
パク・ヒョンジョンは苛立って電話を切った。
ターゲットは決まった。
ハリは携帯を手にした。
「次のゲームを始めよう」
「公務員のやつら、受け取るものは受け取っておいてどういうつもりだ」
パク・ヒョンジョンは車を用意させた。
車を向かわせていると工事現場に出くわした。
秘書が車の窓から首を出した。
「何をしてるんだ」
「これを見てください」
進入禁止の看板が出ている。説明したのは工事現場の車案内の男に扮したジヌンだった。
「はやくどけろ」
「仕事なんです。待ってください」
「何を言ってる。どけろと言ってるだろ」
「ああ、もう~」
ジヌンはヘルメットを取った。
「暑くてイライラしてるのにタメ口か」
怖い顔して車に近づいていく。
「そんなに急ぐ用事なのか?」
秘書はジヌンを怖がって運転手に行くよう促す。車は左車線を強引に突っ切って走り去った。
車を見送ってジヌンはニヤッとする。
ビョンミンはパク社長の動向を追ってキーボードを叩き続けた。
「パク社長が行くぞ」
エンター・キーを押した。
車に乗り込む時、見送りの者にパク社長は言った。
「俺を見なかったことにしろ。いいな」
車の中でパク社長は吠え続いた。
「チャン検事がナ社長を強請ったのを見ただろう。あんな風になったらどうするんだ? 全部バレる前に現金にしろと言ってるんだ。キムとチェにも持ってこいと伝えろ。出来る限り集めてペク・ソンに…」
パク社長は話すのを中断した。
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
○アン・セホ➡(メン・ジフン 係長)
プレーヤー」第5話→(仲間とは何か)②
★★★
一連の出来事は次のようなニュースとなって世の中の話題をさらった。
― チュ社長を操作していたチェ検事が、賄賂を受け取り、逃走を助けたとされています。不正にかかわった政治家を検挙してきたチェ検事は…
― 収賄の証拠が次々と明るみになる中、関係者の遺書にあるように、長期に渡って、犯行を計画していたとされ、与党議員にも収賄の疑いが新たに浮上しています。
一連の筋書きを描いた者たちはその成功を誇示し合った。
「これで有利になるでしょう…」
「キム候補が当選したら…僕たちにとってもチャンスになる」
チェ団長を陥れた男は彼の写真を掲示板からむしり取った。クシャクシャにしてゴミ箱に捨てた。
★★★
父を陥れた謎の男をハリは追っていた。その男をどう処理するかはその時になってみないと分からない。
とりあえずはチャン検事チーム捜査を手伝いながら、手がかりを一つずつ手繰り寄せていくだけだ。
ハリは掲示板に貼りつけた写真とデーターに目をやった。
最後に目を止めたのはパク・ヒョンジョンの人物写真だった。
「何? おい、カン次長。どういうことだ。チャン検事は部下だろう。あの野郎。どういうことか説明しろ」
パク・ヒョンジョンに電話を入れたのは、ソウン中央地検のカン・ソンウ次長検事だった。
「内部でも止めています。検事長も手を回しているので、少し隠れていれば…」
「何だと? ふざけやがって」
パク・ヒョンジョンは苛立って電話を切った。
ターゲットは決まった。
ハリは携帯を手にした。
「次のゲームを始めよう」
「公務員のやつら、受け取るものは受け取っておいてどういうつもりだ」
パク・ヒョンジョンは車を用意させた。
車を向かわせていると工事現場に出くわした。
秘書が車の窓から首を出した。
「何をしてるんだ」
「これを見てください」
進入禁止の看板が出ている。説明したのは工事現場の車案内の男に扮したジヌンだった。
「はやくどけろ」
「仕事なんです。待ってください」
「何を言ってる。どけろと言ってるだろ」
「ああ、もう~」
ジヌンはヘルメットを取った。
「暑くてイライラしてるのにタメ口か」
怖い顔して車に近づいていく。
「そんなに急ぐ用事なのか?」
秘書はジヌンを怖がって運転手に行くよう促す。車は左車線を強引に突っ切って走り去った。
車を見送ってジヌンはニヤッとする。
ビョンミンはパク社長の動向を追ってキーボードを叩き続けた。
「パク社長が行くぞ」
エンター・キーを押した。
車に乗り込む時、見送りの者にパク社長は言った。
「俺を見なかったことにしろ。いいな」
車の中でパク社長は吠え続いた。
「チャン検事がナ社長を強請ったのを見ただろう。あんな風になったらどうするんだ? 全部バレる前に現金にしろと言ってるんだ。キムとチェにも持ってこいと伝えろ。出来る限り集めてペク・ソンに…」
パク社長は話すのを中断した。
「ちょっと待て」
運転手が気になったようだった。
「誰だお前は?」
「私ですか?」
運転手は穏やかな声で応じる。
「女じゃないか」
「違いますけど」
「ウソをつくな。何が違うんだ」
パク社長は前にいる2人を怪しむ。
「お前たち、まさか…」
「ああ、もう~、バレないようにしろと言っただろ」
秘書に扮したハリは運転手に言った。
「見てないわよ」
鬘で変装したアリョンは答える。
「ルームミラーを見ただろ。目が合ったらバレるに決まってる」
「そうじゃない。後ろの車を見たの」
「その時はサイドミラーを使え。いいな」
「そこまで指示するの? いい加減にしてよ」
パク社長は怒るのを忘れて2人の話に聞き入っている。
「だったらしっかりやれ」
「自分には自分のやり方があるの。横から口出さないで。ほんと悪い癖よね、そこは」
「男をちらちら見るのがそんなに好きなのか?」
アリョンは苦笑した。
「何で私がこんな奴を?」
「何だと!」
パク社長が怒鳴った。
後ろを無視してハリは続ける。
「もっと自然に振る舞えよ。ん?」
そこでハリは思い直す。
「ち…違った。演技がひどい、だ」
「だったら、最初から台本を頂戴よ」
「台本なくても演技はできる。だろ?」
「私は詐欺師じゃないからね。演技は求めないで」
「何? 詐欺師だと?」
「お前たち…!」
無視されてパク社長も頭にきた。
「黙って聞いてりゃ」
「後ろは黙ってて!」
2人に大きな声を出され、パク社長は怯んだ。
「もう、やってられない」
アリョンは鬘を取った。
この状況はまずい。パク社長はドアを押して外に逃げ出す準備にかかる。
すると車はいきなり急カーブした。逃げ出す方角と逆にハンドルを切られ、下手すりゃ外におっぽり出されるところだった。
「わわ―っ! 何するんだ」
ここからアリョンの運転は乱暴になった。車はスピードをあげてジグザグ走り、パク社長は逃げ出すどころか身を守るのに精いっぱいとなった。
「この人、逃げようとしてるの」とアリョン。
「おとなしくしてろ」とハリ。
パク社長は後部席から命ガラガラで叫ぶ。
「車を止めろ! 止めてくれ」
「そうだ、止めろ」とハリ。
アリョンは急ブレーキで車を止めた。
パク社長は転げるように外へ逃れ出た。身体をフラフラさせながら助手席のハリに詰め寄った。
「顔は覚えたからな。あとで覚えていろよ。そっちもだ。わかったな」
ハリは渋い顔で言った。
「こっちに眼つけてないで後ろを見ろ」
振り返るとメン係長らが立っている。
「これはこれはパク社長じゃないですか」
「ここは?」
「わざわざ出向いてくださるとは…歓迎です」
ハリは言った。
「だから後悔すると言っただろ。あとは頼みますね」
パク社長は車に乗り込もうとする。
「せっかくですからどうぞ」
メン係長らがパク社長を車からはがして連れていく。
「ご苦労様」
メン係長の声がした。
ハリは手をあげて応えた。
ひと呼吸入れてアリョンに指示を出す。
「行くぞ」