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韓国ドラマ「青い海の伝説」第10話④
Korean Drama "Legend of the Blue Sea" Episode 10 ④
韓国ドラマ「青い海の伝説」第10話③
母親が出かけ、ユナは今日もひとりで留守番だ。じっと家にいるのも退屈なので外に出かけた。
通りを歩いているとufoキャッチャー で遊んでいるセファを見つけた。
近寄って後ろから声をかけた。
「絶対にタコがほしいのね」
セファは後ろを振り返った。
★★★
「あら、元気だった?」
「うん、元気だよ」
「どうしてここへ?」
「学校を休んだの。でも、行くところもないから」
「…」
「お姉ちゃんがいるかと思って来てみた」
「ちょっと聞くけど、”絶対にタコがほしい”ってどうしてわかったの?」
「だって、そう呟いてたでしょ?」
セファは首をかしげる。
「遠くからでもはっきり聞こえたわ」
「そんなはずないんだけど…心で言い聞かせてただけだから」
「とにかく聞こえたの」
「そうなの。見てて」
セファは振り返りufoキャッチャー のレバーを握った。
「これを必ず取るんだから」
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ジュンジェはセファを捜した。部屋にはいない。
「あいつ、どこへ行ったんだ? 俺が捜す時はいつも外出中だな…」
部屋を見回した時、ガラス容器に真珠が入っているのに気付いた。容器を手にし、真珠に触れる。夢の中に出てきたきれいな真珠である。
「どこでこれを…?」
容器を戻す。その時、思った。
「どうしてこれを俺にくれようと? 頼んでもいないのに…わけがわからん」
ジュンジェはセファの部屋を出た。
ナムドゥはジンジュからの電話を受けた。彼女を騙すのに必死で今は焦らす戦術を進行中だった。
「オベクちゃんの飼い主さん、どうもです…お伺いを立てましたが、キム代表はご多忙ですので、簡単には都合が…はい、そうなんです。努力しますが、まだお約束はできません。…分かりました。では失礼します」
電話を切ったところにジュンジェが姿を見せる。
ナムドゥがソファの場所から声をかける。
「誰を捜してるんだ?」
ナムドゥの声など聞こえないようにジュンジェはあたりを捜しまくっている。
「また、シムチョンか?」
ジュンジェは立ち止まる。
「いや、デオを捜してるんだ」
デオは近くにいた。薄笑いをジュンジェに向ける。
「詐欺師のくせに嘘が下手だな。見え見えだぞ」
ナムドゥの言葉を無視してセファを捜し続けようとしてるところで玄関のドアが鳴った。
部屋に入ってきたのはセファだった。
ジュンジェは急いで駆け寄った。
「おい、携帯を充電しておけよ。いつもつながらないで苦労するぞ」
セファにガミガミ文句を言っていると、女の子がついて中に入って来る。
セファは携帯を取り出した。
「ほんとだ。死んでるわ」
「死んだんじゃない。電源が切れちゃったんだ。お前だって飯を食わなきゃ動けないだろ? こいつにもちゃんと飯を食わせろ」
セファの後ろからユナが顔を出す。
「携帯はご飯など食べないわ」
「誰だ、お前は?」
「私の友達よ」
セファが答える。
ユナは軽く手をあげる。
「部屋に行こう」
セファはユナの手を握った。
「何だ何だ? ホームレスの次は小学生の友達か?」
ユナはジュンジェを振り返る。
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「おじさんは無職よね」
「おじさんでも無職でもないぞ」
「平日の昼間に暇そうにしてたり、テレビを見てたり、ゲームをしてる人はふつう無職なのでは?」
ナムドゥとデオは少女に苦々しい表情を向ける。
痛いところを衝かれ、ジュンジェも苦笑した。
セファが訊ねた。
「無職だったの?」
「バカ言うな。無職じゃないよ」
セファはジュンジェをじっと見つめる。
ジュンジェは慌てて弁解した。
「俺はフリーランスだ。だから家でも仕事できるんだ」
「そうなのよ」
セファは少女を見て言った。
「彼は国のために働いているのよ。公務員より偉いの。だから大きくなったら、あなたも彼のようになるのよ」
するとジュンジェはきっぱりした声で言った。
「それはダメだ!」
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