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韓国ドラマ「プレーヤー」(連載58)
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
○アン・セホ➡(メン・ジフン 係長)
プレーヤー」第4話→(感情的に動くな)⑭
★★★
どこのドアもロックがかかっている。
「あいつら、俺をここに閉じ込めたのか。いいだろう」
ナ社長は両手を髪にやった。
「お前たちは今日、死んでもらう」
ドアに体当たりする。
「開けろ。あけるんだ」
あっちこっちのドアを蹴りまわす。
「この野郎、出て来い」
やがて、一つのドアの前にきた。そのドアを両手押し開く。中に入っていくとスモールが点っている。
リングの中に誰かが座っている。椅子に座っているのはハリだった。
「欲が過ぎましたね、先輩」
ハリは膝を叩いて椅子から立ちあがった。
★★★
「いくら社長の座が欲しくても人を殺してはダメだ」
「お前、法学部のヤツだな」
「ああ、覚えてたんですね、先輩」
ハリは腕を組んだ。
「俺も罪を犯してるが、お前は度が過ぎた。分かるか?」
「…」
「不正入札で中小企業を追い出し、違法賭博に窃盗までしてる。ひどいもんだ」
「でたらめを言うな」
認めないナ社長にハリは鼻を鳴らした。
リング上に積み上げた書類の中から一冊を手にした。
「こうして残されたものは強いのさ」
説明してそのへんに投げおく。
ナ社長はポケットから皮手袋を取り出す。手にはめながら言う。
「俺が死ぬ思いまでしてここまで来たか知ってるか?」
「…」
ナ社長はハリに向かって歩み寄る。
「レベルの違う奴らと付き合うのが嫌だからだ」
扉を開けてリングに上がる。
「俺の価値が下がるからな」
「ああ、そうですか…会長の娘を使って社長になったのは価値ある努力だったのかな?」
「不細工な女に合わせてやるのは努力だろ」
「あ、そうか~。そこまでは考えが及ばなかった。なるほど、なるほど」
「死にたくなければ黙るんだな」
すごむナ社長にハリは一瞬怯んで見せる。
「長生きの相だと言われたけど、イカさまの占い師だったか。まいったな」
「人の話を遊びやがって…」
かかって行こうとするナ社長をハリは手で制した。
「待て、レベルが落ちるぞ」
「…!」
「お前の相手は俺じゃない」
「何だと?」
ハリは黙って人差し指を立てて上に持って行く。
ナ社長はその手を目で追う。
ハリはその手で指を鳴らした。
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
○アン・セホ➡(メン・ジフン 係長)
プレーヤー」第4話→(感情的に動くな)⑭
★★★
どこのドアもロックがかかっている。
「あいつら、俺をここに閉じ込めたのか。いいだろう」
ナ社長は両手を髪にやった。
「お前たちは今日、死んでもらう」
ドアに体当たりする。
「開けろ。あけるんだ」
あっちこっちのドアを蹴りまわす。
「この野郎、出て来い」
やがて、一つのドアの前にきた。そのドアを両手押し開く。中に入っていくとスモールが点っている。
リングの中に誰かが座っている。椅子に座っているのはハリだった。
「欲が過ぎましたね、先輩」
ハリは膝を叩いて椅子から立ちあがった。
★★★
「いくら社長の座が欲しくても人を殺してはダメだ」
「お前、法学部のヤツだな」
「ああ、覚えてたんですね、先輩」
ハリは腕を組んだ。
「俺も罪を犯してるが、お前は度が過ぎた。分かるか?」
「…」
「不正入札で中小企業を追い出し、違法賭博に窃盗までしてる。ひどいもんだ」
「でたらめを言うな」
認めないナ社長にハリは鼻を鳴らした。
リング上に積み上げた書類の中から一冊を手にした。
「こうして残されたものは強いのさ」
説明してそのへんに投げおく。
ナ社長はポケットから皮手袋を取り出す。手にはめながら言う。
「俺が死ぬ思いまでしてここまで来たか知ってるか?」
「…」
ナ社長はハリに向かって歩み寄る。
「レベルの違う奴らと付き合うのが嫌だからだ」
扉を開けてリングに上がる。
「俺の価値が下がるからな」
「ああ、そうですか…会長の娘を使って社長になったのは価値ある努力だったのかな?」
「不細工な女に合わせてやるのは努力だろ」
「あ、そうか~。そこまでは考えが及ばなかった。なるほど、なるほど」
「死にたくなければ黙るんだな」
すごむナ社長にハリは一瞬怯んで見せる。
「長生きの相だと言われたけど、イカさまの占い師だったか。まいったな」
「人の話を遊びやがって…」
かかって行こうとするナ社長をハリは手で制した。
「待て、レベルが落ちるぞ」
「…!」
「お前の相手は俺じゃない」
「何だと?」
ハリは黙って人差し指を立てて上に持って行く。
ナ社長はその手を目で追う。
ハリはその手で指を鳴らした。
すると頭上を明かりが走り、その先に1人の人物が浮かび上がった。
「お前…」
ナ社長は驚いた。
「イベントにしては直接的ね」
「お前、こ、これは…」
「不細工な女に合わせて苦労したわね」
「俺の話を…そうじゃなくて」
「弁解は聞きたくない。その人に話して」
「…」
「私たちは終わりよ」
ナ社長の細君はドアを鳴らして出ていった。
細君が出ていった後、リングの扉が金属音を立てた。
振り返るとリングに入って来たのはト・ジヌンだった。
「リングで終わらせようじゃないか」
ジヌンは重いパンチをナ社長の顔に見舞った。
ナ社長は一発でダウンした。
ハリは心配してナ社長のそばに歩み寄った。
ナ社長は目を開けて気を失っている。
ハリはジヌンを見た。
「死んだんじゃないのか?」
「死んでないよ」
答えるジヌンにハリは言った。
「少しは手加減しろ。死んだらどうするんだ」
「復讐させてくれるんだろ。一発じゃ物足りないくらいさ」
ハリは手でナ社長の頬をビラビラ叩いた。
「社長、ナ社長」
ナ社長はピクとも動かない。
「俺は知らないからな。お前がどうにかしろ」
先にリングをでたハリがジヌンを急かす。
「早くしろ」
「待ってくれ。一緒に行こう」
「その前にそいつを起こせ。この後、どうなるかを本人に知ってもらわんといかんだろが…!」
翌日のラジオ、テレビ、新聞はトップニュースでナ社長の不正事業を取り上げた。
― 最終公判で嫌疑なしになった華陽物産のナ社長が検察に拘束、起訴されました。粘り強い捜査の末、逮捕されたナ社長は、国策事業担当の自治体職員から、競合会社の情報を集めていたとされ、社会に大きな衝撃を与えています。
さらに巨額の違法賭博場運営の容疑が…
庁内がでんぐり返るような忙しさの中、チョン検事はハリに電話で伝えた。
「あとは俺が片付ける。心配しなくていい…ああ、大丈夫だ」
メン係長は言った。
「期待以上ですね。予想より、ずっと早い」
「そうだな。俺たちも頑張ろう」
「オーッ!」
チョン検事の3人チームも拳を合わせて意気も上がった。