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韓国ドラマ「青い海の伝説」第5話⑩
Korean Drama "Legend of the Blue Sea" Episode 5 ⑩
第5話⑨
”母親として共に声を上げましょ。…私たちの子が貧乏人と同じ学校に通うの? 困るわよ。質の低い子たちと交わってほしくないわ”
「こんな調子の思い上がった女だ。犬には大金を使っても、一銭の募金さえしたことがない。夫の会社を使って裏金をつくり、投資先を探してる」
デオはナムドゥの話に黙って聞き入っている。
「…裏金は盗まれても頼れない。通報できない。絶好のカモだ」
ナムドゥは満足そうな笑みを浮かべた。データーの入った携帯をデオに投げた。
★★★
ジンジュは愛犬を連れて犬のクリニックへやってきた。」
「いらっしゃい。初めてのご来院ですか?」
受付の人はモ・ユランに向かって言った。
ジンジュは一緒にやってきたユランを睨みつけた。
受付の人がユランを主人と勘違いしたからである。
「あなたがこの子を抱いてよ」
ジンジュはユランに愛犬を押し付ける。
クリニックの先生はユランの前に立った。
「この子の診療ですね?」
モランとジンジュは目を見合わす。ジンジュは不快そうにモランを睨み、嘆息した。
ジンジュはモランの前に買い物袋をどかっと置いた。
「買い物に行って来るわ。新しい服を買うから、これ、全部捨てておいて」
袋の中を見てモランは言った。
「まだ新しいのに…」
「それで?」
「えっ? 分かりました」
ジンジュは腕を組んで言った。
「あなたの服装は何なの?」
「私の服装がどうかしました?」
「質問に質問で返さないで答えなさい」
「…」
「何、睨んでるの? 文句でもいいたい?」
ジンジュの一方的な言い回しにモランは呆れた。
「そのため息は何? もう結構だわ。おばさん、今日までご苦労様。出て行って」
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モ・ユランは、ジンジュに首をちらつかされ、衣服を捨てに行かされた。大きなダストボックスにたどり着いて考え込んでいると、一台の高級車が横を走り抜けた。カン・ソヒの乗った車だった。
カン・ソヒがやってきたのはジンジュ宅だった。
「奥様、中にお入りください」
「いいの。今日は失礼させていただくわ。この前のお礼がしたくて寄っただけだから」
「それはどうも。お口に合いましたか?」
カン・ソヒは嬉しそうに頷く。
「最近、食欲のなかった主人がたくさん食べてくれたの。とても気に入ったみたい」
「それは何よりです。またお持ちしますね。お気をつけて。またいらしてくださいね」
カン・ソヒを乗せた車は走り去った。それを待ってたようにモ・ユランが戻ってくる。
ユランの作った料理をカン・ソヒに褒められたせいもあり、ジンジュは彼女を機嫌よく出迎えた。
「お帰り、ご苦労様…」
モランはそんなジンジュを見もしないで切り出した。
「すぐ荷物をまとめて出て行きます」
「あら、どこへ?」
モランは怪訝な顔になる。
「さっき、出ていけと言ったでしょ?」
「そうじゃなくて…ごみ捨てを頼んだだけよ。ゴミ捨て場は外にあるから」
「…」
「外にある以上…出ていくしかないでしょ?」
「服装のことや睨むなと言ってたのは何なの? だから出て行けと…」
「目に力を入れてると疲れちゃうでしょ…だから言ったの。もっと楽にしてほしいと思ったから」
「…」
「服装のことは、この服があまりに素敵だったから」
「…」
「どこで買ったか知りたかっただけなの。なのに気を悪くしたの? ただの誤解なのに」
「ご苦労様と言われたから、つい…」
「すばらしい働きに感謝を示しただけよ。これからもずっと働いてほしいと思ったから」
「…」
「私の話し方にも問題があったみたいだわね…これからは気をつけるわ」
「いいんです。単なる誤解だったみたいですから」
ジンジュはモランの腕に自分の腕を組んだ。
「これからは誤解をしないでね」
家に向けて歩き出しながらジンジュは言った。
「あっ、後でカニを買いに行きましょ」
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