雨の記号(rain symbol)

▲深浦康市九段ー△藤井聡太王位・棋聖



▲深浦康市九段ー△藤井聡太王位・棋聖



第4回ABEMAトーナメント準決勝第二試合(第一局)から


 この対局で先手番を持って深浦九段が藤井二冠を破った。2人のレーティング差から見て大金星もいいとこだ。
 何が起きても不思議じゃないフィッシャールールだが、同等の持ち時間でやったから、今や無敵状態の藤井二冠を破った深浦九段は苦手というよりとんでもない威力を秘めた棋士と言えそうだ。


 公式戦でも藤井二冠は深浦九段に1勝2敗と負け越している。対戦数が増えてくれば勝ち越して来るだろうが、最近の若手棋士たちはおしなべて強い。深浦九段も彼らを相手に苦戦を強いられている。このままではその機会も減っていって勝ち越せないで終わる可能性も高まってくるかもしれない。


 藤井二冠を一方的に攻め立てて勝った将棋を見て、羽生九段の全盛時に対等の戦い方をしていた深浦九段を思い出した。他の棋士にはない独特の嗅覚があるからこそ、傑出した強さを持つ相手に対しても深浦九段は対等の将棋が指せるのかもしれない。


 作戦会議の時、深浦九段がぽつりと言った言葉が耳に残った。
「藤井君は手を読むのを楽しむところがあるから、そういう手が指せればいいかも…」
 持ち時間の長い将棋で幻惑的な手を指すのは容易じゃないだろうが、自分なりの感覚に頼らざるを得ない場面の多いフィッシャールールでは、それも有効な手段かもしれない。


 藤井二冠は相手に同期して将棋を指しているようなところを見受ける、と書いたことがある。平たく言えば相手の作戦を1から10まで受けて立ってる、となるが、それは相手の手を観察する、となる。


 この対局、藤井二冠は負けはしたが、その分、深浦九段の手の内はかなりな部分までとらえきったんじゃないかと思う。
 この後の対局で藤井二冠は深浦九段を破った。これは先手番を持った藤井二冠の戦闘モードだった。
 
 深浦九段相手に後手番を持つ今後の公式戦に楽しみを覚える。藤井二冠が深浦将棋をどれだけ消化したかを知ることが出来そうなので…。



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