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雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「30だけど17です」第1話②








韓国ドラマ「30だけど17です」第1話②
Korean drama "30 but 17" Episode 1 ②




「30だけど17です」第1話(人生を揺るがす出会い)②


☆主なキャスト&登場人物 

○シン・ヘソン➡(ウ・ソリ)
○ヤン・セジョン➡(コン・ウジン)
○アン・ヒュソプ➡(ユ・チャン)
○イエ・ジウォン➡(ジェニファー(ファン・ミジョン)
○チョ・ヒョンシク➡(ハン・ドクス)
○チョン・ユジン➡(カン・ヒス)
○ユン・ソヌ➡(キム・ヒョンテ)



★★★

 ある日、通学路で女子が誰かを呼ぶ声を聞いた。ふと見ると道路を走って横切る女学生がいる。前方では2人の女子生徒が手を振って待ち構えている。
「久しぶりだね」
「会いたかったよ」
「元気にしてた?」
 その中にウジンの気にかかりだしている彼女の姿もあった。
 そして別の日、陸橋で見かけた彼女のトレーニングジャージの胸には、「ノ・スミ」の縫込み文字が見えたのだった。
「彼女の名は”ノ・スミ”なんだな。可愛い名前だ」


― 人生は必ずしも ー ドラマチックな事件で変わるとは限らない。時には小さな出来事が ー 人生を強い力で揺るがすこともある。17歳の時のささいな勘違いが ー 僕と彼女の人生を激しく揺り動かしたように。


 
 ウジンは自分の描いた17歳のウ・ソリのスケッチ絵を見ながら感慨に耽った。暮れきった海辺の海岸に腰をおろし、手指でウサギマークの輪をつくってその間から円い月を眺めた。
 人の気配に振り返って笑顔になった。


★★★


「タッタラ、タッタラ、タンタンタン~♪」
 ウ・ソリは鼻歌を響かせながら元気に坂道を駆け上がっていく。
 彼女の歌声は風に空に家の壁に電線に音符となって張り付いた。すがすがしい景色を作り出していく。
 自分の世界に浸って走る彼女は通学中の生徒をどんどん追い越し、友達にも気づかず駆け過ぎようとする。
 仲良しのノ・スミは追い越されてウ・ソリに気づいた。走って追いつき、ソリの肩をぐいと掴む。
 ゴミ置き場の前に置かれたバリケードにぶつかる直前だった。転びそうになってソリは悲鳴を上げる。






 ノ・スミに助けられ、ソリは穴があったら入りたい気分だ。
「おはよう、スミ」
「挨拶する前にしっかりしてよ」
 彼女の顔を見るのも恥ずかしい。いつもこの調子でノ・スミに助けられている。
 ノ・スミは腕を組んだ。
「また音楽のことを考えてたでしょ。気づかずに私の体操服を着て帰ったりするし」
「そうだった。ごめん~」
 彼女の前ではいつも詫びてばかりだ。
「叔母さんに洗濯してもらって…ここに」 


 バッグを見たら、中には可愛がってるワンちゃんの姿が…。
 ソリは自分のオッチョコチョイにノ・スミを見ながら落胆する。
「持ってきたはずなんだけど…バッグはペンの外出用だった。また、やらかしちゃった」
 ノ・スミはウ・ソリの肩を抱いた。
「ソリ。このままじゃ大変なことになるわよ」
「なぜ?」
 2人は歩き出す。
「もし、ドイツの音大に知られたら―”こりゃあダメだ”と合格取り消しになるかも」
「そうね。秘密にしないと」
「ねぇ」ノ・スミはソリに向き合う。「”天然ボケ”だと私がバラしたら留学せず一緒にいられるわ」
「ああ、そうか~、でも、ドイツ語で”天然ボケ”って伝えられる?」
「そうね…それは~無理みたい」
 スミが答えられなくて、2人は一緒に笑いだす。







 その時、さっと現れてソリに花束を差し出した者がいる。
「ソリ、僕たち結婚しよう」
 ソリの顔から笑みが消えた。
 この年でプロポーズを受けるとは~ソリはどう応じたらいいのか分からなかった。




 


― 結婚??? この子、私がどんな子なのか、知ってて切り出してるんだろうか~?


 横からノ・スミが冷静に応じた。
「キム・ヒョンテ、何の真似よ?」
「1人でドイツには行かせない。一緒に行って僕が君を支える。とりあえず出発までにドイツ語をマスターして…」 
 そこに割り込んで彼の耳を引っ張り上げた者がいる。
 ヒョンテは悲鳴をあげた。
「ドイツ語より国語が先だ」
「セ、先生、痛い」
「テストで4点? よくもそんな点が取れるな。ついて来なさい」
「痛い、痛い!」 
「ちょっと待て」
 先生はヒョンテの腰からぶら下がっているベルトを手にする。
「これは何だ? ヘビか?」
「これこそ、ヒップホップ精神。イエーイ」 
 スミとソリは顔を見合わせて笑う。
「お前の精神を正せ。来い」
「先生…ああーあ、もう…」
 引っ張って行かれながら、ヒョンテは後ろを振り返る。
「ソリ、本気だからな。結婚するんだぞ僕たち―」
 最後に”愛”の言葉を残し、悲鳴とともに先生に引っ張られていった。
「ソリ、あなたはもうプロポーズされちゃったわね」
「しっかり者のスミじゃなくて私が?」
「ソリしか眼中になかったわね。あなたの”天然ボケ”分かってるのかしら?」
 2人は笑いながら彼を見送った。





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